売れないグラビアアイドル如月ミキが自殺して1年、彼女のファンサイトの常連である5人の男が追悼会に集まる。家元(小栗旬)、オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)、スネーク(小出恵介)ら5人は、思い出話で大いに盛り上がるはずだったが、「彼女は殺された」という言葉を引き金に、事態は思わぬ展開を見せ始め……。
シネマトゥデイより。
基本的な舞台はたった一つの部屋で、5人の男が自分たちのアイドルだった女性の死について語るだけ。
たったそれだけのワンシチュエーションにもかかわらず、次々とお互いが知らない真実が暴かれていき、それが真実かと思うと、新たな真実が……。
ひとつひとつの推測がコメディ作品のオチとしてありえそうなものばかりなのに、それすら二転三転するのだから面白い。
よく【SAW】がワンシチュエーションの傑作と言われますが、【SAW】がサスペンスの傑作だとすると、【キサラギ】はコメディの傑作と言っていいと思います。
ちなみに基本的にというのは、単純に回想シーンがあるためで、部屋から出ることはありません。唯一、塚地だけがある事情で出入りを繰り返すくらい。
特にそれぞれの正体が判明していく過程で、それぞれの対応が判明する前後でコロッと変わったり、相手をうらやましがる姿は本当にアイドルオタクっぽくて面白い。
しかも、それを演じてるのが小栗旬や、小出恵介、ユースケ・サンタマリアたちですから。塚地は元々グラドルとか仲が良いようなのでともかく。ただ、一番驚くのは香川照之ですけどね。
アイドル好きとしては、クライマックスの問題解決のくだりにはホロッとさせられました。結局。、それすらも真実なのかわからないんですけどね。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(新鮮味がないと感じる人もいるだろうけど、それは安定している証拠なので、オススメ度は上がるのです)
コメント
これ面白いよね~♪
特に“イチゴ娘”は笑ったな♪
>ハーコンさん
イチゴ娘さんは……о(ж>▽<)y ☆
個人的には「ジョニーデップをその方向から見たことないからな」的なことをいうくだりが一番ツボでした。