名探偵として名声を欲しいままにしていたホームズとワトソン。
そんなホームズは自身のサプライズ誕生日パーティーにて偶然モリアーティ教授からの脅迫状を発見する。
そこには女王の殺害予告が書かれていて…プロレスラーとの突然の決闘や女王の殺害未遂を乗り越えながら、天才的なひらめきで彼らはこの難事件を解決できるのか?
公式より。
イギリスの名探偵シャーロック・ホームズを描いた作品は多々ありますが、コメディはかなり少ないんですよね。
本作はその中でもずば抜けて、下ネタや下品な笑いで埋め尽くされています。
というか、配役こそホームズにウィル・フェレル、ワトソンにジョン・C・ライリーと一見まともそうですが、ラズベリー省に6部門ノミネート、4部門受賞するだけはある作品でした。
ストーリー自体は、ホームズの誕生パーティーでヴィクトリア女王を暗殺する計画が発覚。
ホームズが計画の阻止に奔走するという真っ当そうなストーリー。
しかし、ホームズは頭おかしい。ワトソンはただの凡人。
言動はトンチンカンか、下ネタばっかりというありさま。
わかる人にはわかる【スカリームービー(最終絶叫計画)】シリーズのノリに近い。
ミステリーパロディとしては、ナシというほどではないですが、やはりホームズファンないわゆるシャーロキアンとの親和性は低そう。
特にハドソン夫人のファンにいたっては激怒しそうなくらいにキャラが崩壊、
ハドソン夫人が田舎臭いビッチ
として描かれています。
推理の過程も推理とは呼べないので、ミステリーファンに楽しめる余地は少ないです。
ギャグというか、ユーモアの部分もどちらかと言えば寒いので、コメディとして見るにもハードルが高いかも。
ウィル・フェレルの出ている『俺たち』がタイトルにつく作品や、イギリス流の下ネタギャグが好きな人にだけおすすめしたい作品。
オススメ度(10段階)……★★★
(よく言えばドタバタコメディと言えなくもない。)
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