そこは人間界から遠く離れた“サンタ”たちの世界。
クリスマスまであと4日、サンタクロースとお手伝いのエルフたちは、人間の子供たちへのプレゼントの準備に大忙しだ。
しかし、プレゼントを作っていた9万2千人のエルフたちが、一斉に倒れてしまったからさあ大変!
エルフを治すのに必要なビタミンCを手に入れるため、寝ている子供たちにしか会ったことがない、大人嫌いのサンタクロースは渋々人間界に向かうのだが、それが大騒動の始まりだった…!
タイムリミットは12月25日!果たしてサンタクロースはエルフたちを救い、無事プレゼントを世界中の子どもたちに届けることができるのか!?
公式より。
ブラック企業のワンマン社長のようなサンタクロースは子供たちのためだとエルフたちに無茶振りばかり。
そのうちのひとりが倒れてしまうんですが、この作品のエルフはひとりが倒れると、次々と倒れていくという習性を持っていて、10万人近いエルフが全滅してしまいます。
エルフを回復させるためにはビタミンCが必要なんですが、当然そんな量のビタミンがあるはずもなく、人間たちの世界に買いに行くことに。
しかし、この偏屈なサンタクロースは、寝ている子供たちにしか会ったことがなく、人間社会の常識を一切持ち合わせていません。
はっきり言ってしまえば、
コミュ障な老人
なので、自分の要求だけで相手の話を聞こうとしません。
そんな状態なので、当然警察のやっかいになり、弁護士のトマと出会います。
その場では別れたサンタクロースとトマですが、トナカイをトマの家の屋上に止めていたため、再会することに。
始めは不審人物としか思っていなかったトマも、サンタクロースが本物だとわかると、子供たちのためにも協力することにという展開。
昨今のサンタクロースムービーとしては、意外と面白い。
ただ、偏屈な老人がトラブルメイカーになるコメディというスタイルなので、サンタクロースが偏屈なトラブルメイカーと思うと、ちょっとモヤモヤします。
ドジとかなら笑えていいと思うんですが、どっちかというと自分勝手な嫌な人物という印象。
むしろ、トマがストレスを抱えながらも頑張る善人で、本当に健気でした。
ちょくちょく別のトラブルが起きるので飽きはしないという意味でも悪い映画ではないんですけどね。
意外と面白いけど、ちょっと好みが分かれるかも。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(多分クリスマスの定番にはならない作品。)
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