時は1828年。お金に困った冴えない2人の男ウィリアム・バークとウィリアム・ヘア。ある日、ヘアの家の下宿人が家賃を滞納したまま急死してしまう。死体の処理に困ったバークとヘアは、解剖用の死体を買い取っているというノックス博士のもとに持ち込み、まんまと5ポンドを手にすることに成功するのだが…。
allcinema ONLINEより。
サイモン・ペグとアンディ・サーキスが冴えない男たちを演じるブラックコメディ。
実在の殺人鬼コンビをモチーフに描いている作品ですが、実際には惨殺はしません。
基本的に死んじゃった死体を解剖のために買い取っている博士に売っているだけです。もっとも、そうでないとブラックとはいえ、笑えないでしょうしね。
序盤は冴えないふたりは死体を売ることで金回りが良くなって、バークは女優を目指すジニーのために舞台を催す資金を捻出してあげます。
しかし、そのせいで裏世界の権力者に目をつけられ、みかじめを取られるようになったりと、やや冴えない感じに戻っていく羽目に。
やがて、民兵の大尉にまで目をつけられてしまうんですが、そこから先の件はちょっと雑。驚くほどに
みんな口が軽い
です。バークたちが捕まったら一蓮托生だし、バークたち自身は証拠を残してないから、むしろ自分たちが大変なはずなんですけどね。
現実的には抱腹絶倒の笑える作品ではなく、クライムストーリーに、【ハリーの災難】のような死体が原因となるコメディが加味されたような軽く笑う感じの作品でした。
ちなみに死体を売って5ポンドで喜んでいるのは、現在の価値の600円程度ではなく、当時の価値で言えば60~80万円くらいの価値だからです。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(コメディと思って観ると、ちょっとグロい映像多いかも)
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