アニメやゲームが大好きな高校生の筒井光(佐野勇斗)は、バーチャルな世界に満足し、オタク仲間の伊東とアニメのヒロイン魔法少女えぞみちだけを心のよりどころにしていた。
ある日、彼は派手で無愛想な美少女・五十嵐色葉(中条あやみ)とプール掃除をすることになり、彼女はなぜかいきなり光に告白する。
シネマトゥデイより。
オタクでコミュ障、ひきこもりの筒井はプール掃除をさせられることになり、美少女の色葉と出会う。
コミュ障の筒井は色葉が冗談のつもりで言った言葉にカッとなり、彼女を傷つけてしまった。
友人の伊東にたしなめられ、謝る機会をうかがっていた筒井は、万引き犯扱いされている色葉を助けるが、自分がストーカー扱いに。
ストーカーのような行為をしていたことを謝ることで頭がいっぱいの筒井に、色葉が告白してくるが謝ってしまい、告白を断ったと思われてしまう。
誤解させたことを周囲に責められた筒井は、誤解を解くために追いかけた結果、色葉と付き合うことになるという展開。
アニメ化もされたんですが、アニメの方はあんまり話題にならないまま。
そういうと、本作が話題になったかというと、なってないんですけどね。
自分も見なくていいかと思っていたんですが、他の作品で予告を見て気にはなっていました。
主人公の筒井は、いじめのような目にはあってないですが、カーストの最下層にいるタイプ。
とは言っても、本人がそれを嫌がっておらず、男なのに何故か猫耳をつけている友人の伊東と仲良く過ごしているんですね。
普段からアニメキャラのえぞみちの妄想と会話しながらも、言動はともかく、意外と常識的な考えを持っている様子。
ただ、コミュ障ぶりは酷く、色葉とプール掃除する際は、女子との会話を苦手としていることをからかわれ、女子におまえとか言うくらい。
そのぶっきらぼうな口調はつきあうことになってからも変わりませんが、途惑いながらも、徐々に色葉への猜疑心を解いていきます。
色葉の方も興味本位だったのが、筒井の優しさを知るうちに、本気で好きになっていくように。
その後、カースト上位のミツヤや、ミツヤに近づきたいありさ、下級生のアニメオタク綾戸等も絡んできて、リア充青春ドラマの様相に変わっていきます。
恋愛相関図もなかなか面倒な感じで、一応両想いな筒井と色葉、いい女だから色葉とつきあいたいミツヤ、ミツヤと近づきたいありさ、筒井に憧れてる綾戸、その綾戸に好意を抱いている伊東。
恋愛相関図から除外されている人がいません。
まあ、筒井と色葉に関しては、猜疑心の強い筒井の誤解で、危うい感じではあるんですが。
原作だとさらにシスコンのミツヤの妹と、筒井の弟や、社会人になった筒井の同僚の恋愛展開があるようですが、さすがにカットされた様子。
ちなみに原作とは出会い方とか違う人物もいるようです。
綾戸とか園芸用の土を運んでいるのを筒井が助けますが、原作だとアニメ雑誌を拾うみたいですし。
そんな楽しい時間もある理由から終わりを迎え、筒井はアニメからの卒業をしかけます、
この辺り、人によってはアニメって卒業しないといけないの? っていう感想もあるんですが、アニメからというより二次元への依存ということなんじゃないかと。
前半のコミュ障時代は、えぞみちの登場シーンがすごく多いんですが、色葉とつきあい始めてから徐々に減っていきますし。
ラブコメから突然のシリアスへのギャップがあまりにも大きいので、苦手な人もいるかもしれませんが、結構良かったんじゃないかと思います。
途中途中にちゃんと伏線が張られているのも良かった。
原作通りなのかもしれませんが、シリアス部分がかなり端折られてる印象を受けるのは確かですけどね。
あと、とりあえず、映画だけ見たら間淵はクズ。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(まさか色葉役の中条あやみがニセコイの違和感だらけの千棘とは思わなかった)
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