推理映画」カテゴリーアーカイブ

【ジェーン・ドウの解剖】

とある一家が無残にも殺害された家の地下で身元不明の女性の変死体が見つかり、検死することになったトミー(ブライアン・コックス)と息子オースティン(エミール・ハーシュ)。

死因を調べるため解剖を進めるにつれ、驚くべき事実が次々と明らかになる。

やがて、親子に不可解な現象が襲い掛かり……。

シネマトゥデイより。

身元不明の女性の死体を解剖することになった親子を襲う怪奇現象を描いた作品。

『ジェーン・ドウ』というのは、日本でいう『名無しの権兵衛』のことで、本作の場合は女性のため、『ジェーン・ドウ』となっています。

男性の場合は『ジョン・ドウ』で、複数の場合はそのまま『ジョン・ドウズ』、『ジェーン・ドウズ』となる辺りは日本とは異なりますね。

本作の『ジェーン・ドウ』は、一家が惨殺された家の地下から発見されたもので、一家とのつながりもわからず、外傷もなく、まるで生きているかのような不思議な状態だった。

そのため、トミーに検死を依頼されるんですが、外傷がないと思われた身体にメスを入れてみると、手足の骨は折れ、舌や歯は抜かれ、肺は内側から焼けています。

どう考えてもおかしな死体の解剖を進めていくんですが、トミーと息子のオースティンを不可解な現象が襲い始めるという展開。

解剖を進めていくことで、少しずつ気づくことがあるという展開がやや推理ものっぽい感じはありますが、結局はオカルトなので純粋な推理ものを求めると、ちょっと違うとなりそう。

また、基本的に解剖していく展開なので、

医療ドラマくらいにはグロい

です。

ゴア系ではないので、そこまで酷くはないですが、ジャケット等のイメージで観ると、耐性がない人にはきついかもしれないので、注意が必要かも。

すごく怖いということはありませんが、想像力というか、妄想力が高い人ほど怖く感じるんじゃないでしょうか。

【バイオハザード】シリーズをプレイしていると、霊安室に閉じ込められている状態で、すでに嫌な予感しかしないんですけどね。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(夜中にひとり、静かな空間で観ると怖さが増すかもしれません。)

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【ジーサンズ はじめての強盗】

ウィリー(モーガン・フリーマン)、ジョー(マイケル・ケイン)、アルバート(アラン・アーキン)は、平穏な余生を過ごしていた。

ところが長年勤めた会社の合併により年金をカットされてしまい、平均年齢80歳以上の彼らの生活はお先真っ暗の状態に。

追い詰められた彼らは、思いがけない行動に出る。

シネマトゥデイより。

3人のおじいちゃんたちがクライムコメディ。

と思ったら、意外なことに

知的な銀行強盗もの。

住宅ローンの金額が跳ね上がり、このままでは孫を連れた娘ともども家を追い出されることになるウィリー。

銀行に相談に行くと、自分に融資の契約をした男は契約した相手であるウィリーのことを覚えてもおらず、完全に他人ごと。

そこへ銀行強盗がやってきて、誰も傷つけず、警察にも捕まらず、颯爽と去っていきます。

そのことを興奮気味に仲間に話すウィリーに追い打ちが。

働いている会社が合併するため、年金がなくなることになった上、それぞれの事情で金が必要になります。

そこでジョーはウィリーが巻き込まれた銀行強盗をしようということになる流れ。

邦題からイメージするような老人たち特有の言動で、銀行強盗中に計画がどんどん破たんしていって、大ごとになっていく展開かと思ったんですが、そういう感じではありませんでした。

さすがに主演のモーガン・フリーマンをはじめ、マイケル・ケイン、アラン・アーキンといったレジェンドを集めてしまっては無茶もさせられないんでしょうね。

他にもアン・マーグレットやクリストファー・ロイド等も出てますし。

喜劇ではあるけど、弾けたコメディではないので、無難に収まっている印象なので、最近のコメディに慣れていると、物足りないと感じるかもしれません。

ただ、その反面、おじいちゃんたちの計画はアリバイが肝になっていて、どうやってアリバイを作ったのかが秀逸。

素人強盗なんだから、もっとザルな計画と思っていたら、すごい綿密で驚かされます。

いろんなシーンで伏線があるので、映画としても面白い作品でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(コメディ好きよりも推理もの好きにおすすめ。)

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【暗黒女子】

聖母マリア女子高等学院で、経営者の娘で人気者だった白石いつみ(飯豊まりえ)が校舎の屋上から落下して死亡した。

彼女の手にはすずらんの花が握られており、自殺、事故、他殺と、その死をめぐってさまざまな憶測が飛び交う。

そして、いつみ主宰の文学サークルの誰かによって殺されたといううわさが立つ。

いつみに代わってサークルの会長となった澄川小百合(清水富美加)は、彼女の死をテーマにした自作の朗読会を開催。

メンバー各自が、物語の中でいつみ殺害犯を告発していくが……。

シネマトゥデイより。

女子高で起こった少女の死の真相を文学サークルのメンバーが朗読という形で告発していくという展開。

それぞれのメンバーが死亡したいつみに思うところがあり、前に朗読したメンバーの裏の顔を告発していくというスタイル。

ちなみに最初に朗読する二谷美礼は、最後に朗読する高岡志夜を告発する内容。

ただ、それぞれの視点で相手のことを描いた内容なので、同じことをしているのに、いつみからの情報でまったく別の印象を受けたりしています。

話が進むにつれ、徐々に違和感を感じていくので、おおよその真相は予想できると思います。

結局、いつみを殺したのは誰なのかという疑念を感じ、会長となった澄川小百合を除いて、朗読をしたそれぞれのメンバーに動機があることがわかります。

予告だと教師の北条も容疑者っぽくなってましたが、実際は朗読に参加しているメンバーだけが告発されるだけなので、あんまり登場しません。

なので、北条先生役の千葉雄大ファンは期待しない方がいいでしょう。

告発自体は嘘ではないので、クライマックスの真相の提示は伏線がうまく回収されていて、面白いと思います。

その後の展開が現実的ではないため、そこまでのリアルでもあり得る少女たちの光と闇が台無しになってる感が残念でたまりません。

逆に言えば、真相が語られるまでは本当に良い作品だと思います。多少無理やりという部分もありますが。

また、やや演技に素人っぽさというか、わざとらしさみたいな印象を受ける人物もいないわけではないですが、それを含めての女子高らしさなのかなと。

4人の朗読が終わった段階で、

完全な真相が予測できた人がいたら、その人は異常者

だと思います。

自分は一歩手前が限界でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★★
(正直、よく考えるとラストシーンが一番怖い。)

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【人狼ゲーム マッドランド】

気を失った小池萌(浅川梨奈)は、9人の高校生たちと一緒にバンに乗せられ、ある場所に連れて行かれる。

そして、殺し合いの勝者に1億円が与えられる「人狼ゲーム」が始まる。

参加者は、村人が用心棒と予言者の2人、人狼が1人に、狂人が7人という“狂人村”。

狂人の生存条件は人狼の勝利で、村人が生き残るには多数決の投票だけが頼りだった。

シネマトゥデイより。

【人狼ゲーム】の第6作。いつも通り、目が覚めたら謎の施設で強制的にリアルで人狼ゲームをさせられます。

ただ、基本的な役職は出そろっているため、条件を変更する形で新鮮さを演出。

厳密にはハンターの特性がリアルには向いてないので、まだ登場してなかったり、役職には同じ特性の別名があったりするので、まだまだ続くかも。

サービス終了してしまいましたが、【人狼オンライン】のように善人と悪人のようなグループに分かれての戦いや、【人狼パーティー】のように役職が増えていく可能性もありますし。

そんなわけで今回は、【マッドランド】とある通り、狂人村という設定。

9人中、人狼がひとりというのは優しいですが、まともな村人が用心棒と予言者のみ。あとは

全員狂人

です。これにより通常のゲームとは展開が激変。通常は投票で人狼を吊るせばゲーム終了ですが、狂人の勝利条件は人狼の勝利なので、吊るすわけにはいきません。

そのため、通常では正体を隠す人狼が名乗り出ての王様ゲーム化。逆にまともな村人が正体を隠す必要が出てきます。

そうなると、村人2人殺せば人狼が勝つから狂人は楽に見えますが、もうひとつの勝利条件がネックになるんですよね。

狂人の勝利条件は人狼の勝利ですが、人狼の勝利条件は人狼と村人が同数になること。

狂人はあくまでも狂っているだけの人なので、結局生き残れるのはひとりだけ。

そのルールがある以上、狂人同士が完全に結託することがないのがこの映画のネックになっている気がします。

本作を見てもらえればわかりますが、見ている人には

村人が誰なのか見ている人間には序盤で明かされてしまう

ため、そこからはグダグダ。

特にある人物が初日で選択肢をほぼ無くしてしまうというやらかし展開なのがいただけない。

エンドロールまで誰がどの役職だったか考えるのが楽しい映画なのに、推理小説読み始めたら第2章の始めで犯人明かされるようなものです。

設定的には面白いので、シリーズを見続けている人は見てもいいと思いますが、シリーズが気になるからとこの作品から見るのはやめた方がいいでしょうね。

オススメ度(10段階)……★★★★
(どちらかというと、役職が狂人というより、参加者自身の言動が狂ってる)

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【人狼ゲーム ラヴァーズ】

高野蘭子(古畑星夏)は家族を借金から解放するため、もう一回だけ命懸けの人狼ゲームに参加することを決意する。

一方、吉原虎之介(池田純矢)や海老原一香(佐生雪)をはじめとする参加者たちも一様に、殺りくゲームでサバイバルしてきたつわものたちだった。

そして今回は新たに“キューピッド”と“恋人”のルールが設けられ、現場はカオスと化す。

シネマトゥデイより。

リアルでの人狼ゲームを強制されるシリーズ第5作。

今回は通常のゲームでは聞いたことのないキューピッドと恋人が追加され、かなりカオスな状況に。

キューピッドが指名したふたりは本来の役職の他に恋人という役職を得ます。

恋人になることにはメリットがなく、逆にパートナーが死んだら自分も死ぬというデメリットのみ。

その上、キューピッドと恋人の勝利条件は、人狼、または村人が勝利条件を満たした段階で恋人が生き残ってることという難度が高い条件。

ちなみにキューピッドが指名する段階では、そのふたりが人狼か村人かもわかりません。

とんでもなく不利な第3勢力です。

しかも、途中で判明するんですが、今回の参加者は2度目の参加者ばかりなので、だからこそ成り立つ追加役職のような気もします。

また、元運営側というか、ゲームを見て賭けてた側の人物も参加していて、一部の参加者がなぜ参加させられているのかが語られていました。

そういった背景的な部分の面白さはあるんですが、ゲームの進行はいまいち。

ひとり、意識高い系バカみたいなのがひっかき回すんですが、それに駆け引き的な意味がなかったり。

というか、村人陣営が無能過ぎて、終始人狼とキューピッド陣営にご都合な展開に。

映画なのでしょうがないとはいえ、ご都合感はんぱないです。

特に恋人が生き残らないとストーリーが終わってしまうのが酷い制約に。

キューピッドは村人にカウントされるため、恋人が村人同士で狼を全滅させるか、人狼同志で村人ひとりとキューピッドだけにするか、村人と人狼のカップルで人狼ひとりとキューピッドだけにするしかありません。

キューピッドが死んでも恋人は勝てるので、キューピッドを切り捨てれば、代わりに村人でもいいんですけどね。

逆に恋人が死ぬとキューピッドは勝利条件を満たせないので、ただの生殺し。

そんな制約を受けてしまうため、

恋人が指定された段階で展開がかなり限定されてしまう

んですよね。

そのせいもあってか、本作は展開を楽しむというより、人狼ゲームの参加者はどうやって集められているかや、賭けはどうやって行われているのかの説明に重点が置かれている印象。

珍しく登場人物のゲームに関係ない部分の掘り下げや、人間関係も描かれてましたし。

そういった意味では駆け引きは少ないですが、シリーズを見るなら押さえておきたい作品。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(地味ですが、シリーズでは演技がうまい印象を受けました。)

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