【境界の彼方 -I’LL BE HERE- 過去篇】

異形の存在・妖夢と人間との間に生まれた半妖の神原秋人は、学校の屋上で栗山未来と出会う。

「不愉快です」が口癖でどこか頼りない雰囲気の彼女は、妖夢を討伐する異界士で血を操る一族の末裔(まつえい)だったが、その能力は異界士の中でも異端とされていた。

秋人を邪悪な妖夢とみなし攻撃してくる彼女を、秋人はなぜか無視できず……。

シネマトゥデイより。

人間と妖夢のハーフの秋人と、呪われた血のせいで異界士として生きる未来の物語。

元々TVシリーズだったものを劇場版を公開するにあたり、過去編として再構成したダイジェストです。

個人的にはTVシリーズは泣けるアニメを5タイトルあげろと言われたら、間違いなく入れる作品なんですが、ストーリーを押さえるのがやっとのため、結構みどころと思ったシーンや重要なシーンがバッサリとカット。

はっきり言ってしまうと、

TVシリーズを見て、未来編を見るのが正解

だと思います。TVシリーズを見るほどの時間はないけど、興味があるという人は劇場版2本でもいいとは思いますが、多分作品の魅力の半分も伝わりません。

TVシリーズではじっくり描かれているのでわかりやすいんですが、元々は秋人を殺しにきた未来ですが、秋人は妖夢の力によって不死身のため、殺すことが出来なかった。

そのため、秋人を殺すことを諦めた未来でしたが、ともに行動するうちに、理由は違うものの、ふたりが同じような悩みを抱えていることを知る。

やがて、自分を犠牲にしてもお互いを守ろうとするようになっていくという展開。

他の登場人物も表面上は明るく見える反面、それぞれが何らかの悩みを抱えているんですが、劇場版だと表面をすくったレベルなので、人間関係も把握しきれないかもしれません。

伊波桜の話にいたっては、完全にカットされているので、あの娘がなんなのか、まるで不明な状態です。

アニメオリジナルにもかかわらず、人気を博した

特に続編となる未来編は、人間関係がキーとなっているので、この過去編を見て、続けて未来編を見たとしても、なんとなくしかわからないんじゃないかなと。

TVシリーズは前半から中盤まではコメディ色が強いですが、ストーリーが進むにつれ、すごくシリアスになり、クライマックスは本当に泣けるだけに残念です。

本当にもったいない。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(コメディシーンがほぼカットされてることで、京アニ特有のメリハリがないため、高評価は難しい。)

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