劇場版12作目となるこの作品。一応、全作観ている自分からすると、ちょっと違和感があります。いつも劇場版は何らかの形でヒロインの蘭が目立つシーンがあるんですが、今回それっぽいシーンがありません。ちょっとガッカリでした。
とはいえ劇場版なので、事件の規模は大きめでした。そんな戦慄の楽譜(フルスコア)のあらすじ。
高名な元ピアニスト堂本一揮が創設した堂本音楽アカデミーの門下生を狙ったと思われる連続爆破事件が発生。被害者の一人、バイオリニストの河辺奏子は一命をとりとめたものの、予定していた堂本音楽ホールの完成記念公演を断念、山根紫音が代役を務めることとなった。
コナンたちは、園子のコネでその堂本音楽ホールの完成記念公演に招待される。そのリハーサルで出会った天才ソプラノ歌手の秋庭怜子が何者かに狙われるが、コナンのおかげで難を逃れることが出来た。しかし、その後も飲み物への薬物混入、ダンプカーでの襲撃、エアライフルでの狙撃と、犯人の襲撃は続き、堂本アカデミーの門下生がさらに2人殺害されてしまう。
講演会当日、コナンと秋庭はホールの外を歩いている途中、何者かに襲われ意識を失ってしまう。
公演が始まると、ホールが大爆発を起こし、全体が火の海に包まれていく。だが、ホール内は完全防音のため、観客の1000人は爆発に気づいておらず、講演が続けられていた。
一方、意識を取り戻したコナンたちは、ホールの中にいる蘭の元へと走る。果たしてコナンは、蘭たちを助けることができるのか!?
そして、旋律に隠された謎とは?
いま、この感想を書いていて思ったんですが、もしかして戦慄と旋律ってかけてるんですかね? すごくいまさらですがw
それにしても、冒頭でも書きましたが、どうもいままでの劇場版に比べて物足りないです。どっちかというと、テレビで放映したニューヨーク編を劇場版として上映してくれた方がそれっぽかったんじゃないかと思います。劇場版が好きな方は、その話がDVDになったら是非観ていただきたいくらい。
また、いつもと違って、あんまり謎解き要素がないので、感想も書きづらいんですよね。強いてあげれば過去話がちょっと出てきて、それに関係する人物がいるんですが、それも特に印象的な話でもなく……。
あ、ただ今回コナンに特殊技能がw
絶対音感を持つ音痴ww
いや、ちょっとそれって。自分もかなりの音痴です。何しろ鍵なしっ子なので、たとえXーJAPANだろうが、Perfumeだろうが、キー一定で歌います。むしろ、輪唱すると負けませんw そんな自分は絶対音感ありません。
コナン君は絶対音感があるにも関わらず、音痴です。まるで、黒人並の強じんなバネがあるのにルールが覚えられないサッカー選手ばりにダメな子のよう。
それに関連して、もうひとつ言いたいことがあるんですが、そっちは完全にネタバレなのでダンマリ決め込みます。
あ、ただ、この作品を観ての最大の疑惑。最近、コナンと灰原ってツーカー過ぎないか?
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(コナン自体が無難の域に達しているので、オススメは出来ますが、過去作ほどの傑作ではないです)
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