謎の男の依頼で横浜へとやって来た小五郎とコナンたち一行。
しかし、その男は罠を仕掛け、蘭や少年探偵団たちを人質に取ってしまう。
タイムリミットは12時間。
その間に依頼された事件の真相を解かなければ、蘭たちに取り付けられた爆弾が爆発すると脅される。
さらに、その男はコナンの正体が工藤新一である事を知っていて……。
シネマトゥデイより。
1年1本ペースなので、第10作ということで10周年記念作品となり、当時メインとなっているキャラクターがほぼ登場するオールスター作品になっています。
普通に登場しているキャラクターの他にも、こっそり交通課の婦警の由美や、事件とまったく関係なく、山村刑事が映り込んでいたりします。
正直、山村刑事は言われなければ、あれが山村刑事とは認識出来ないと思います。
あ、ちなみにFBIや黒の組織は登場しません。
そんなキャラクターたちが入れ替わり立ち代わり登場するストーリーですが、小五郎が受けた依頼でミラクルランドにやってきたコナンたち。
腕時計型のフリーパスをもらい、喜ぶ子供たちですが、通された応接間に小五郎とコナンだけが残されます。
よくわからないまま、子供たちをランドに行かせると、依頼人は時計型のフリーパスにはプラスチック爆弾が仕掛けてあり、12時間以内に事件の真相を解かないと爆発させると言い出します。
コナンと小五郎もフリーパスを装着しているんですが、無理に外したり、ランドに入った後、再び退場しても爆発する仕組みになっているらしい。
しかも、事件の解決を求めているのに、与えられたヒントは謎のアルファベットと数字のみ。
とんだ無茶振りですが、蘭たちを救うため、コナンと小五郎は捜査に向かいます。
依頼人に監視される中、小五郎の機転で目暮警部に事情を伝えたり、同じく腕時計爆弾を装着させられた服部や白馬と合流しつつ、捜査を着実に進めていくコナンたち。
どうやら事件は強盗事件に関することで、怪盗キッドがそれに何らかの関与をしている様子。
そこから徐々に依頼人の正体、何を調べさせたいのかがわかってくるんですが、正直メインストーリーはあんまりパッとしません。
むしろ、見どころはミラクルランド内で発生したひったくり事件。
ひったくりを見つけた蘭と和葉が捕まえようとして、歩美が人質になってしまうんですが、それを園子の天然な言動による解放、佐藤刑事によるバックブリーカーという
女性陣による一連の流れが本当に素晴らしい。
怪盗キッドが活躍するシーンもあるんですが、それすら凌駕してると思います。
結局のところ、依頼人がしょっぱ過ぎて、全体のストーリーがパッとしない分、子供たちが人質になっていることを知らないという面白さが相殺してくれてる印象。
区切りのいい回としては、もうちょっと記憶に残る作品にして欲しかった気もします。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(つまらないわけではないけど、何かが足りない。)
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