長年の宿敵である地中のモンスターたちを今日も追い続けるバート・ガンマー(マイケル・グロス)の元に、ここアメリカではなく、南アフリカの野生生物保護区の住民たちが襲われているとの情報がもたらされる。
ちょっといかがわしい、新たな相棒トラヴィス・ウェルカー(ジェイミー・ケネディ)とともにアフリカに飛んだ彼らを、より巨大で凶暴なモンスターは待っていた…。
公式より。
10年以上経ってリリースされた新作の第5作目。主演は相変わらずのバートなんですが、すっかり職業モンスターハンターになってます。
アダルトな世代には川口浩みたいになってると言った方が早いかも。
10年以上経っているせいもあるのか、グラボイズの生態の説明から入ってくれるので、
シリーズ初見なら本作から観るといい
でしょう。
ちなみに1作目の主人公だったケヴィン・ベーコンが登場するテレビドラマシリーズも製作されるみたいです。
今回の舞台はアフリカ。役人の依頼でアフリカに現われたアスブラスターをなんとかして欲しいという依頼で、アフリカに飛んだバートと新しく相棒になったトラヴィス。
自分たちが準備した強力な武器は税関で止まり、グラボイズに対しては豆鉄砲のような武器ばかり。
しかも、現地についてから捕獲してくれとか言い出す始末。
現地のガイドで目撃者のひとりドライヤーは俺様みたいな感じなのにヘタレな上に役に立たないし。
相棒としてついてきたトラヴィスもファンだと言う割に、全然バートに対するリスペクトが感じず、正体不明というきな臭さ。
頼りになりそうなのは、せいぜいヘリのパイロットだったおっさんくらい。
対してアスブラスターは、パーフェクションに現われたのに比べて凄く獰猛そう。グラボイスの方も動きがアグレッシブです。
しかも、グラボイズは巨大で敏捷なことを除けば、過去作のものと変わりませんが、アスブラスターの様子がおかしい。
通常、シュリーカーやアスブラスターはサーモセンサーで熱を見て獲物をとらえる関係上、昼よりも夜の行動を好みます。
2作目で思いっきり昼間ですけどね。
それが気温の高いアフリカにも関わらず、昼間に現われたり、捕食のためではなく、バートたち目がけて襲ってきたり。
なぜアスブラスターたちがそんな行動をとるのかが今回の話の肝の部分。
でも、最大の見どころは、バートがある人物にライオンの檻に閉じ込められて、放置されるシーン。
ある種のお約束の後、檻に入るんですが、別れた妻に愛する銃の面倒を頼んだり、閉じ込めた相手に怒りをぶつけたり、言動がめちゃくちゃになるバートが楽しめます。
【バック・トゥ・ザ・フューチャー】を同時上映だった1作目から25年経ち、いまの映像技術で【トレマーズ】を撮ると、こんな風になるんですね。
あのチープさがなくなったのは残念ですが、面白さはまだまだ健在でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(相棒のトラヴィスを演じているジェイミー・ケネディは、【スクリーム】の映画オタク。)
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