17世紀フランス、銃士にあこがれを抱きパリにやってきたダルタニアン(ローガン・ラーマン)は、気が強く向こう見ずな性格が功を奏したか、あることがきっかけで三銃士の仲間入りを果たすことに。その後、フランス国王側近の裏切りで奪われた王妃の首飾りを取り返すため、イギリスへ向かうことになるが、彼の前には事件の鍵を握るバッキンガム公爵(オーランド・ブルーム)と正体不明の美女ミレディ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が立ちはだかる。
シネマトゥデイより。
三銃士ってこんな話だっけ? と思うくらい改変された内容。もっとも、キャッチコピー自体が『伝説よりもハデにいこうぜ。』というくらいだから、そんなものかもしれない。
なにしろ、中世のヨーロッパなのに、飛行船で艦砲射撃とかやっちゃうんだから、とんでもない。普通に考えたら、気球部分を破られた方の負けなんでしょうが、船の部分を大砲で撃ちあってます。
映画上の表現だから仕方がないと考えそうなところですが、海上での戦いの感覚を空に持ってきたような印象。
アクションシーンに関しても、確かに派手でおもしろいんですが、いまどきのスタイリッシュな殺陣ではなく、オーソドックスで魅せるシーンを作り込むという感じでもありません。
むしろ、CMにもなった序盤のミラ・ジョヴォヴィッチがかいくぐるシーンが一番かっこいい。
おかげでクリーチャーの出てこない【バイオハザード】を観ているような気分に。
って、主役誰だよ
とツッコミを入れたくなります。面白くて、派手なので、頭を使わない娯楽作品としては充分な出来なので、そういう作品を観たい時にはおすすめです。
ただし、三銃士をこれで勉強しようとしたら、間違った知識を身に着けてしまうので気をつけてください。
ちなみに続編の賛否について触れているレビューがちょこちょこあるんですが、その多くが誤解をしている様子。
『三銃士』って『ダルタニアン物語』の3部作で考えたら、3分の1にも満たない作品なので、まだまだ序盤。
勝手な続編じゃなくても、3作は作れるんですよね。改変度合にもよりますが。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(別に3Dじゃなくても充分楽しめます)
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コメント
ミラジョボビッチ & オーランドブルーム でしたね~
あ、でも 悪役が輝いている映画は 主役も引き立つのかもね!?
>すがちゅあ~んさん
コメントありがとうございます。
最近すっかり悪女キャラと化してきたミラと、
オーランド・ブルームの映画でしたねえ。
主人公がいいところを持っていけば、
引き立つかもしれませんが、あんまり
いいところを見せなかったですからねえ。