チームリーダー尾形(堤真一)の、耳を疑うような発言に疑心をぬぐい切れない井上(岡田准一)は、表面的には平和な姿をしている日常の中に、特殊能力で脅威の存在と四六時中シンクロしていた。そんなある日、六本木で大規模テロ事件が勃発(ぼっぱつ)。テロリストの魔手は笹本(真木よう子)ら第四係のメンバーにも向けられていた。
シネマトゥデイより。
TVシリーズの完結編ともいえる【野望編】、【革命編】の前編となる【野望編】。
実質、前後編が前提になっているためか、ストーリーが薄い作品。この程度であれば、【野望編】まではテレビで、【革命編】だけ映画でも良かったようなレベル。
【SP】のテレビシリーズは回数が少ないので、特にそう感じます。
ただ、『映画』と考えると物足りないですが、ドラマの1話と考えると、なかなか派手で面白い。
岡田准一の鍛え上げられた肉体による演技は、海外のマッチョ系アクションとは違い、しなやかな分、スタイリッシュ。
昔はオデコに何か埋めてるのかというくらい、デコッパチな印象しかなかったので、余計にかっこ良く見えます。
壁走りや、車の上を走り回るシーンとか、結構ドキドキさせられました。
ツッコミどころも満載ですが、みどころが
岡田のアクションシーンのみ
なので、ぶっちゃけどうでもいいんじゃないかと。
ストーリー後半は政治家を守りながらの逃避行なんですが、現代の日本で志の高い偉い政治家とかいるような気がしないので、現実味が全然ないし。
最近の複数作システム自体はともかく、せめて続編までにDVD化はしてくれないと、覚えてられない作品が多いような気がします。
オススメ度(10段階)……★★★★★
(スナイパーのくだりは不満タラタラ)
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