【少林少女】


桜沢凛が中国にある少林拳武術学校での10年の修行を終え、日本へ帰ってくると、祖父が開いた少林拳練功道場は廃墟と化していた。わけがわからない凛は、自分の先生であった岩井拳児の中華食堂を訪れるが、少林拳はやめたと言うばかりで、理由を教えてはくれない。

その翌日、岩井の店で働いている劉珉珉が道場を訪れてきた。凛が店に入ってきた時に、店員のティンとラムを捌きながら、ラクロスのクロスでチャーハンをキャッチした腕前を見て、珉珉の通う国際星館大学のラクロス部に誘いに来たのである。

珉珉に連れてこられた凛は、ラクロスをやる代わりに部員たちに少林拳をやるように勧めるが、部員たちは呆れ返るだけだった。だが、それも凛に試し打ちするまでのことになる。彼女が試し打ちしたボールは、グラウンドから遠く離れた場所にいた職員の田村のところまで飛んでいたのだ。

田村の機転で入部を許可された凛だったが、試合に出た彼女には致命的とも言える『問題』があることがわかる。彼女の体には未知数なまでの気が潜んでおり、凛自身にもコントロール仕切れていないのだ。その上、彼女の空気を読めない性格は、メンバーとの溝を深めていくばかりで、完全に空回りしていく。

そんな孤立していく凛に目をつけている人物がいた。国際星館大学の学長である大場である。知識、力、そして美を備えた学生の育成を目指している彼は、自らが最強であることを望み、凛との戦いを望むようになっていく。

【少林サッカー】のパクリという印象を受けるタイトルですが、実際は【カンフーハッスル】の方が近いような気がします。

柴崎コウ演じる凛は、凄まじい気の力で常人離れしたボール捌きを見せるので、ラクロス部のメンバーは驚きながらも喜びます。でも、考えてみてください。無人のゴールに向けて入れるだけのゲームならまだしも、自分は時速200キロとか出てそうなボールを捕りたくはありません。

しかも、凛は空気が読めない子なので、手加減なんて知らないし、スタンドプレー丸出しなので、チームプレーとか出来ません。

普通、こういう映画の対戦相手って、圧倒的な強敵じゃないですか。この映画、ラクロスの試合に関しては対戦相手は普通の女の子。少林の部分だけ多少の強敵がいる程度。

アクションシーンや、ナイナイ岡村のコメディチックなシーンはそれなりに楽しめますが、あとは「あ~、派手なCGだなあ」で終わりの映画でした。

ラストバトルのオチは、心の底からテレビ版の【チーム・バチスタの栄光】の白鳥の口調で馬鹿にしちゃうぞというありえなさ。

序盤から徐々に面白くなっていき、期待をしてしまう分、

後半のつまらなさが際立っている

作品でした。

ちなみに開始直後に駅で凛が蹴っている看板は『カエル急便』という小ネタ。

オススメ度(10段階)……★★★
(アクションシーンやコメディシーンは結構いい。でも映画としてはガックリきます)

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