【忍 SHINOBI】


江戸時代、人里離れた2つの里には、かつて対立し合っていた忍たちが暮していた。互いに接触を避けている中、それぞれの忍の後継者である弦之介(オダギリジョー)と朧(仲間由紀恵)は運命的な恋に落ちるが……。

シネマトゥデイより。

山田風太郎の『甲賀忍法帳』をベースに、動機や人数を改変しての作品。そのため、原作至高主義の人には総スカンな結果に。

でも、そういった時代劇系の原作至高主義の人たちの場合、原作通りじゃないと納得出来ないと思うので、エンターテイメント重視の作品だとコンセプトが合うことはないので仕方がないでしょうね。

そうは言っても、ちょうど【チャーリーとチョコレート工場】、【四月の雪】と時期が被ったから、興行成績が良くなかったという松竹の言い訳も苦しいですが。

ちなみに個人事業家向けの映画ファンドでの製作だったりするのですが、興行成績が微妙に目標に届いていないため、とってつけた言い訳な印象です。

作品そのものは仲間由紀恵とオダギリジョーが、【ロミオとジュリエット】のように本来対立する集団の後継者なのに愛し合っていたのですが、状況が悪いように働いて争うしかなくなるという話。

原作では伊賀甲賀でお互い10人ずつを選抜するんですが、映画版は5人ずつと半減。かなり見栄えのするキャラに厳選しています。

さすがに

全裸でストリーキングするおっさん

とかは出せないんでしょうね。おかげで伊賀甲賀に偏りが出来てしまい、筑摩小四郎というカマイタチを使う忍は、強制的に伊賀から甲賀に放出されてます。

役者陣も豪華絢爛というよりは、実力派で選んだ感じなので、不死身の男を演じる椎名桔平や、顔を奪える忍者を演じる木下ほうか辺りは、いいキャスティングだと思います。

主演の仲間由紀恵とオダギリジョーにしても、ベテランに比べれば演技力が落ちるとはいえ、充分作品に華を添えてると思います。

個人的には陽炎役の黒谷友香推しですが、結構ビジュアル的には沢尻エリカに萌える人も少なくない気がします。

正直、ストーリーを楽しむ作品ではなく、バトルシーンを楽しむ作品だと思うのですが、基本的には忍術ではなく、超能力合戦と思って観た方がいいでしょう。

それにしても、椎名桔平って何の作品に出ても、主役を食ってしまいそうなインパクトなので、良し悪しな俳優ですよね。

演技力という意味では良薬ですけど、やっと主役を得た俳優から見たら完全に毒にしか思えないし。【TRICK】とか【SPEC】とか実際はほとんど出てないのに、印象強過ぎ。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(『文春きいちご賞』はあてになりません)

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