麻薬取締局DEAの中でも最も強いとされる特殊部隊のリーダーを務め、ブリーチャー(破壊屋)の異名を持つジョン・ウォートン(アーノルド・シュワルツェネッガー)。彼とそのチームは麻薬カルテルのアジトを急襲し、巧みなチームワークと見事な戦術でミッションを成功させる。
だが、組織が隠し持っていた1,000万ドルもの大金が突如として消え、それと同時に隊員たちが何者かによって一人、また一人と殺害されていく。
報復や隊員の犯行などが疑われる中、ジョンは女性刑事と一緒に事件の真相を追い掛けていく。
シネマトゥデイより。
特殊部隊の作戦行動中、1000万ドルが消失し、隊員たちが一人ずつ殺されていくというストーリー。
何かに似てるなと思ったら、アガサ・クリスティの【そして誰もいなくなった】が叩き台になっているらしい。
1000万ドルが消失したことで、アーノルド・シュワルツェネッガー演じるジョン率いる特殊部隊の隊員たちは取り調べを受けるハメになるんですが、結局解放。
部隊の復活を祝う飲み会の後、隊員のひとりがキャンピングカーに閉じ込められたまま、列車に轢かれて死亡。ミンチになってしまいます。
その捜査にやってきた女刑事のキャロラインは、事故でかたづけられそうだった事件を追っていて、ジョンと一緒に事件を追うことに。
ただ、よくある反目し合っている同士が協力しあってという話ではなく、利用し合ってる感じ。ロマンスもなくはないですが、必要ないレベルです。
結局、何の進展もなく、次々に死んでいく仲間たち。
明らかに組織の報復はミスリードだってわかるんですが、組織にやられる隊員もいるので、こういう作品に慣れてない人なら犯人が絞れないかもしれません。
でも、個人的にはこういう仲間の中に犯人がいるタイプの作品は、容疑者となる全員に動機が提示されないと厳しいと思うんですよね。
この映画の場合は動機が消えた1000万ドル、もしくは伏線が張られた隠された動機。
しかし、特殊部隊の隊員たちはジョンを父のように思っていて、仲間も家族や親友のように考えていて、動機がありそうなのはふたりだけ。
そのため、
納得はするけど、驚きはしない
という展開しか望めないんですよね、
キャストも名前は知られているものの、下降気味な面子という印象なので、シュワルツェネッガーの映画と思って見ると、パッとしないという感想になるかもしれません。
ややグロいシーンや汚いシーンもあるので、そういうのが苦手な人にはおすすめしません。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(女刑事の相棒の黒人は本当にいらないと思う。)
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