かつて“堂島の龍”と恐れられた極道の桐生(北村一輝)が、10年の刑期を終えて古巣の神室町に戻って来る。そんな彼の前に犬を連れた母親を探す少女遥(夏緒)が現れ、彼は行きがかり上彼女の母親捜しに付き合うことになる。だが桐生が出所したことを知った兄貴分の真島(岸谷五朗)は、しつこく彼を追い回して対決を挑む。
シネマトゥデイより。
同名ゲームの映画化。基本は元極道が主役のアクションゲームです。
最近はVシネ系でもないと、撮られることのないヤクザ映画なので、映画好きで好むという人は少なく、どちらかというとゲームファン向けだと思います。
ただ、それを考慮しても酷い気がする。さすがに普段やらないゲームを3日もやっただけはあり、ゲームには結構近いと思う。
でも、それが逆に悪い方に反映してる。はっきり言うと詰め込み過ぎ。
ゲームやドラマにありがちなサイドストーリーを追ってしまっているため、誰だかわからない人たちの話がちょこちょこ挿入されていて、それが最後に一本につながるということもなく、それぞれが終了。
その反面、本来なら肝になるはずの北村演じる桐生について、まともに語られていない。特に過去について語りもしてないので、桐生ってなんか凄いんだろうなって程度のイメージ。
ラストバトルにしてみても、個人的には嫌いではないですが、
アイテム使用によるドーピング。
ただ、そういうオチなら、途中途中にもアイテムネタはさめよと言いたい気持ちに。念のためか? というような不自然な伏線シーンはあったけど、さすがにハチャメチャ過ぎる。
さすがに一部の例外を除き、渋い歓楽街に生きる人々を描いているのに、ラストバトルだけアレはないと思う。
強いて例えるなら、高級和食の店に食事に行って、水物(食後の果物)として、マンゴー出てきちゃうみたいな。
確かに果物だけれども的なわだかまり。
もっとも、監督が三池監督だし、出演陣はトップクラスではないものの、認知度は高い人たちが多いので、話のタネ程度にはいいかも。
岸谷演じる真島ちゃんは観る価値ありw
オススメ度(10段階)……★★★★
(微妙。勧めたいけど、作品としてはアレなので)
↑予告編
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コメント
バイオレンスはさすがと思いました でも話の内容が・・・・・
主人公にたてにされるボーイが気の毒でした
(笑)
>カズさん
コメントありがとうございます。
荒川良々はマゾにも程がw
最後はさすがにもうちょっと何とかして
欲しかった。ヒートアップしたらほぼ
無敵って……。