恋人サラ(メアリー=ルイーズ・パーカー)と一緒に生活し、諜報(ちょうほう)活動から縁遠い毎日を過ごしていた元CIAのフランク(ブルース・ウィリス)。
しかし、かつての仲間マーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)が関わった小型核爆弾をめぐる冷戦時代の極秘計画が原因となったトラブルが持ち上がる。
解決の手掛かりを追い求め、フランクはサラ、マーヴィンと共にヨーロッパへと足を運ぶが……。
シネマトゥデイより。
肉体を駆使する武闘派を集めた【エクスペンダブルス】とは逆に、どちらかと言うと精神的な武闘派を集めた感のある【RED】の続編。
平穏な生活を送っているフランクの元へマーヴィンがやってきて、過去のトラブルでせいで起きた揉め事に巻き込んでいくという展開。
完全にマーヴィンは疫病神。【ハングオーバー!】のアラン同様、友人を巻き込むとわかっていてやっている辺り、かなり性質が悪いです。
米ソの冷戦時代の核爆弾の部品を使ってモスクワで完成させる『ナイトシェード計画』という作戦があり、フランクとマーヴィンは行方不明の核爆弾を奪った容疑者として国際手配されているという不幸振り。。
それほど不幸ではなかった【ダイ・ハード/ラスト・デイ】と比べたら、この作品の方がよっぽど『ダイ・ハード』です。
その行方を阻むのが前作では仲間だったヴィクトリアと、韓国人の殺し屋でイ・ビョンホン演じるハン・チョパイ。
ヴィクトリアは相変わらずのいぶし銀なアクションシーンを見せてくれて、ベテランらしい安定感。
相棒となるハン・チョパイは他の登場人物と比べると、良く言えば若くて熱血、悪く言うと雑な印象。
イ・ビョンホンはこの作品の後、【G.I.ジョー バック2リベンジ】でもブルース・ウィリスと共演しているんですが、そちらでの精鋭感はありません。
前述の通り、肉体派ではないキャストたちが多く、どちらかと言えばイカレた人物たちの戦いなので、イ・ビョンホンが少しくらいイカレても、ご老人方のイカレ振りには届かないのも仕方ない気はしますけど。
マーヴィン役のマルコヴィッチに至っては、本人がイカレてるようなイメージですからね。
フランクのかつての女として出てくるロシア諜報機関のカーチャなんて、まとも過ぎて印象に残りません。
いや、カーチャを演じているキャサリン・ゼタ・ジョーンズは綺麗だとは思いますよ。でも、このメンツでは分が悪過ぎです。
特に中盤以降はアンソニー・ホプキンスがはっちゃけてるので、余計に印象が薄まっていく感が否めません。
アンソニー・ホプキンス演じるベイリー博士は25年も幽閉されていたため、認知症を患ってる様子という大丈夫なのかよくわからない設定をぶち込んできているので、結構やりたい放題です。
アクションシーンは基本的に
線香花火を消すのに消防車を使う
くらいの大雑把な感じなので、好みが分かれるかもしれません。
それ以前にストーリーがわかりにくいという感想も多いので、その時点で好みが分かれてしまいそうですが。
どちらかと言うと、深く考えずにアクションシーンを楽しむ作品かなと思います。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(ハン・チョパイの言動のぶれ方はちょっと酷い)
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