元CIAの腕利きスパイ、フランク(ブルース・ウィリス)は、心静かに引退後の日々を送っていたが、ある日突然何者かの襲撃を受ける。
調査の結果、背後にCIAが絡んでいることを割り出した彼はかつて苦楽を共にした仲間たちを招集。
フランクの元上司のジョー(モーガン・フリーマン)や、元イギリスの元MI6諜報部員のヴィクトリア(ヘレン・ミレン)ら引退した超一流のスパイたちが続々と集まる。
シネマトゥデイより。
『Retired Extremely Dangerous(引退した超危険人物)』の略がタイトルの作品。出ている俳優たちもまさにREDな人々な感じです。
同じく往年の俳優が出演している【エクスペンスダブル】がド派手で動的なイメージなのに対し、こちらはアクションがたくさんあるもののどこか静的なイメージ。
スタイリッシュというのともちょっと違うんですが、アクションにしては上品な感じがします。
主演のブルース・ウィルスからして、【ダイ・ハード】の泥臭さがなく、暴れん坊な割に野卑ではないという不思議な感じ。
共演のメンバーも癖があり、マルコヴィッチは説明するまでもないくらい相変わらずのイカレキャラですが、モーガン・フリーマンのエロ親父振りや、元MI-6の女スパイ役のヘレン・ミレンとか当たり役だったエリザベス女王を思い出させます。
ブライアン・コックスも渋いいいキャラ出てました。
また、彼らの人間関係もなかなか複雑で、仲間ではあるけど、昔は殺しあっていたり、愛し合っていたりと様々。
それぞれのバックボーンが地味に深く、それぞれでスピンオフが出来そうな気がします。
マルコヴィッチ演じるマーヴィンだけはネタ的に厳しいですが。でも、本作の
マルコヴィッチのアクションシーンはすべて見どころ
なので、問題ないような気もします。ロケットランチャーらしきものと正面切って撃ち合おうなんて普通考えません。
なんにせよ、すでに2作目の企画が進んでいるようなので期待です。
ただ、ヒロイン役のサラ。【ナイト&デイ】のジューンのようなポジションですが、同じ小説が好きで電話していただけで襲われるっていうのはさすがに唐突過ぎ。
魅力的な女性だとは思うんですが、40代半ばで巻き込まれる状況ではないんじゃないかと。
最大の問題点はクライマックス。盛り上がって、盛り上がって、いよいよというところで、「誰?」という展開はまずいんじゃないですかね。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(ブタちゃんは最強の武器)
- 《関連リンク》
- おすすめアクション映画
- 映画|エンタカフェ
- エンタカフェ
コメント