【パージ:エクスペリメント】


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21世紀、アメリカは経済が崩壊し、「アメリカ建国の父(NFFA)」という新しい政党が政権を担っていた。

NFFAは犯罪率を1パーセント以下に抑えるため、1年に1晩だけ殺人を含むいかなる犯罪も合法となる「パージ法」の施行をニューヨークのスタテン島で実験する。

島のギャングのボスであるディミトリー(イラン・ノエル)は、愛する人のために島に残る。

シネマトゥデイより。

1年に一晩だけ殺人を含む犯罪が合法になるという制度パージを描いた作品の4作目。

3作目の時点でひとまずの結末を迎えているので、何を描くのかと思ったら、ビギニングでした。

まだ、パージが制度として導入されておらず、新しい政党が政権を担い始めた頃。

実験的な形でパージが試行されます。

ニューヨークのスタテン島であれば、隔離することが出来るため、その中でだけ行われることに。

当然、襲われるとわかっていて島に残る人間がいるはずもなく、それではパージになりません。

そのため、政府は島に残った住民に、生き残れば5000ドルを渡すという方法にでます。

ただ、シリーズを通して見た人ならわかると思いますが、パージには裏の目的があり、やっぱり暗殺部隊が投入されます。

まだパージがどんなものなのかわからない住民たちは、犯罪が合法化されるだけだと思っているので、過去作のような対抗手段なんて用意していません。

そこへプロと雇われたならず者たちが虐殺に来るのだからたまりません。

身を守るために教会や施設に避難しているところを強襲し、次々住民たちを殺していきます。

政府にしてみれば、

殺せば殺すほど5000ドルを払う相手が減るんです

から、そりゃ殺しますよね。

島のギャングたちを率いるリーダーのドミトリは、謎の集団に襲われますが、これを撃退。

調べてみると傭兵だとわかり、政府が住民たちに殺し合いをさせようとしていると、コミュニティを守ることを決意します。

暗殺部隊がドミトリの恋人たちのいる建物に向っているのを知り、ドミトリは単身向かうことになるという展開。

プロの傭兵が充実した装備や攻撃ドローンまで使ってくるのでやられたりしますが、ギャングたちが無駄に強い。

特にドミトリに至っては、暗殺部隊の傭兵たちを独りずつ暗殺していくというのは、もはやなんなんだか。

後半のドミトリが単身行く辺りからは、パージでもなんでもないし、シリーズの補完として見る分には面白いかもしれませんが、単作だとパージの怖さは伝わらない気がします。

ここまで極端ではないにしても、似たような状況は起こり得る未来ではある作品でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(シリーズの補完としてのオススメ度。)

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