【パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち】

密かに恋していた女性エリザベス(キーラ・ナイトレイ)を目前で海賊たちにさらわれてしまったウィル(オーランド・ブルーム)。彼は彼女を取り戻すべく一匹狼の海賊ジャック(ジョニー・デップ)とともに船出する。

シネマトゥデイより。

ディズニーの実写映画では珍しくヒットして、シリーズ化した作品。

まあ、ジョニー・デップとオーランド・ブルームという女性受けしやすい俳優に、男女ともに受けのいいキーラ・ナイトレイが起用されているので、人気が出るのも当然かもしれませんが。

普段映画とか観なくても、ディズニーランドの人気アトラクション『カリブの海賊』を知ってる人も少なくないでしょうし。

ストーリー的には本当にベタな海賊モノ。低い評価を受けることも少なくない作品ですが、そのほとんどがこのベタさ加減と、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウのうざさというか、暑苦しさ。

確かにベタなので、斬新さやひねりがないとダメという人たちには不向きな作品。特に映画を見過ぎて、ハードルが上がっていることに気づいていない人たちは見ない方がいいと思う。

ただ、個人的にはこういう普段映画を観ない一般層を狙った映画というのは、これでもかというくらいベタじゃないと厳しいと思ってます。

ベタというのは

素晴らしいからベタ

なわけですよ。単純に斬新さや面白さだけを追求してしまうと、いびつな作品にしかなりません。

たとえば、【暴れん坊将軍】で相手を成敗と斬った後、実はそれが罠で、他に黒幕がいる上、斬った相手は悪くなかったとか、ある意味面白いとは思います。

でも、それだと一般層には受けないと思うんですよね。子供向けの特撮とかでも、口上の最中は攻撃を控えまが、子供はそれを気にせず受け入れるし、大きなお友達はそれを『お約束』として受け入れます。

なんで、口上の最中に攻撃しないんだよというのは野暮というものです。この映画は、そういう『お約束』が満載の映画なので、『お約束』が嫌いな人は避けて通りましょう。

ジャックの暑苦しさは個性なので、どうしようもないですけどね。

もちろん、ベタとは言ってもみどころはちゃんとあり、ジャックとウィルが出会った時の戦いや、『呪われた海賊たち』の真の姿あたり、クライマックスの海軍対海賊は見どころ。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★★
(久々にディズニーランドに行きたくなりました。)

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