毒蛇を祀る宗教に傾倒しているダフは、ネイティブアメリカンの蛇使いと出会い“アンテカ”と呼ばれる伝説の蛇の存在を知る。
伝説に魅了されて蛇を奪ったダフは、“アンテカ”の封印を解いてしまい…。
「キネマ旬報社」データベースより。
蛇をあがめる宗教に入信しているダフがネイティブアメリカンの男の元から蛇を盗み出す。
オープニングで20年前に父親が蛇のせいで死んでいるのに、よくそんな教団にいるもんです。
その蛇はアンテカと呼ばれていて、ルールを守っていれば平穏が保たれるとのこと。
そうは言っても、人の家から勝手に盗み出すような人間ですから、ルールなんて守れるはずがありません。
ちなみにルールは3つで、容器から出さない、生きた餌を与えない、蛇を恐れないというもの。
まあ、
当然割れますよね。
すると、【グレムリン】のように外見が変わることはないですが、みるみる大きくなっていき、慌てたダフはタッパーのような容器をかぶせます。
容器に入れたわけではないので、近づいた猫を食べて成長すると、蛇は犠牲者を出しながら、どんどん巨大化していくと蛇。
はじめは小動物が餌食になってましたが、人間を餌食に出来るサイズになり、ダフの母親を殺害。
ヤバいと思ったダフは猟師に相談しに行き、頭を潰すことに成功しますが、そこは慎重さのかけたもないダフ。
普通に埋めてしまいます。
もっとも、普通に考えたらゾンビ映画ですら頭を潰せば終わりですからしょうがありません。
ただ相手は伝説レベルの蛇です。
普通に復活して、ダフも捕食。
キャンプに来ていた家族や、ダフが相談した猟師たちもやられ、どんどん成長していくアンテカ様。
そんな裏で本当の主人公であるダフの弟レスは家族が死んでいく中、恋人と保安官で元恋人のエリンとの間でフラフラしています。
帰宅をすると、家の中が血まみれで、ダフがいない。
通報すると、前日に喧嘩をしていたため、逮捕されています。
留置されている間に調査していたエリンは巨大な蛇の抜け殻を見つけ、レスを脱走させ、ダフに蛇を盗まれたネイティブアメリカンとともに蛇と戦うという展開。
ミミズサイズの蛇が人間を飲み込むくらいのサイズになる設定は面白いんですが、史上最大サイズとよばれているものの、イメージ的に【アナコンダ】の方が大きく感じます。
キャラクター的に面白い人物がいれば、もう少し面白かったのかもしれませんが、全体的に地味なキャラクターばかり。
猟師のコンビにはちょっと期待したんですが、期待外れ。
元カノと恋人に絡めての修羅場バトルとかも特になし。
クライマックスのアンテカとのバトルもなんだそれという感じ。
オープニングで父親が蛇のせいで死んだのが何かに活きてくるのかと思ったらそれもなし。
ダラダラとは見れたので、ゴミ箱レベルの作品ではないですが、見どころがまったくなしという悲しい映画でした。
オススメ度(10段階)……★★
(恋人がどうなったのかがわからない。)
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