【キングスマン:ゴールデン・サークル】

謎の組織「ゴールデン・サークル」によって、ロンドンにある高級スーツ店を隠れみのにしたスパイ組織「キングスマン」の根城がつぶされてしまう。

残ったのは、以前スカウトされて腕を磨いたエグジー(タロン・エガートン)と、教官でありメカ担当のマーリン(マーク・ストロング)だけだった。

二人は敵を追い、同盟組織の「ステイツマン」の協力を求めてアメリカへ渡る。

シネマトゥデイより。

機密情報が漏洩したせいで、謎の組織『ゴールデン・サークル』によってそれぞれ急襲を受けた『キングスマン』。

前作の仲間たちも一気に壊滅してしまいます。

生き残ったエグジーとマーリンは、『キングスマン』と協力関係にあるアメリカの『ステイツマン』に助けを求める。

くせの強い『ステイツマン』との共闘を得たエグジーたちは、そこに死んだと思われていたエグジーの師であるハリーがいることを知ることに。

しかし、ハリーは記憶を失っており、『キングスマン』としての技術も失っていた。

『キングスマン』の情報を『ゴールデン・サークル』に流したのは前作で試験に落ちたチャーリーで、そのチャーリーが元カノと接触するためにフェス会場に。

チャーリーの元カノの体内に発信機を埋め込むために抱こうとするんですが、バカなことにエグジーは前作で助けた王女のティルデに許可を求めます。

いくら任務のためとはいえ、普通の恋人が「別の女を抱くよ」と言われて「オッケー」なんて言うはずもなく、当然険悪な雰囲気になり、音信普通に。

王女相手にムチャクチャします。ちなみに王族である彼女の家族と会食してる間に自宅が襲撃されて、友人が死んでるんですけどね。

あまりのショックにティルデは麻薬に手を出す始末。

スウェーデンとはいえ、王女としてはさすがに軽率だと思います。

しかも、『キングスマン』に敵対してきた『ゴールデン・サークル』は、実は麻薬組織で特殊な麻薬で使用者たちを人質に、麻薬の合法化をさせようと企んでました。

案の定、ティルデが使った麻薬もその麻薬で、彼女も人質になってしまいます。

エグジーたちは解毒剤を手に入れることができるのかという展開。

サイボーグ化したチャーリーや、『ステイツマン』のウイスキーのレーザー投げ縄、ロボット犬等のアクションはかなり面白いし、『ゴールデン・サークル』のボスであるポピーのサイコパス振りもキャラが立ってて、スパイアクション映画として良い出来だと思います。

ただ、前作を見ていないと、ハリーやマーリンとの絆や、人間関係がほとんどわからず、ドラマ性が伝わらないというのも事実。

特に酒場でのハリーによる『礼節が人をつくる』のシーンを見ていないと、本作の比較シーンの意味がまったくわからない。

地味にハリーとの絆や、前作の登場人物との絡みが多いので、

前作を見てからの方が楽しめる

と思います。

サイコパスのボスがジュリアン・ムーアなのをはじめとして、そんなに映画としては重要ではない役にハル・ベリーやジェフ・ブリッジスが出ているのも豪華。

もっとも、それ以上にエルトン・ジョンが本人役として登場し、70歳近くにもかかわらず、活躍するのが最高にロックでした。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(スタイリッシュさは前作の方が高かったかも。)

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