【キック・アス/ジャスティス・フォーエバー】


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キック・アスことデイヴ(アーロン・テイラー=ジョンソン)と、ヒット・ガールのミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)は普通の日々を送っていた。

ところがそんなある日、デイヴは元ギャングで運動家のスターズ・アンド・ストライプス大佐(ジム・キャリー)とスーパーヒーロー軍団“ジャスティス・フォーエバー”を結成。

そこへ、レッド・ミスト(クリストファー・ミンツ=プラッセ)が父親を殺害された恨みを晴らそうと、刺客と共に乗り込んできて……。

シネマトゥデイより。

爽快なサブカル好きが好みそうなヒーローアクションだった【キック・アス】の続編。幼女のようなクロエ・グレース・モレッツが軽快な音楽とともに悪者を殺していく姿は、さながらゲームの【無双】シリーズのようでした。

しかし、本作では時間が開き過ぎてしまったため、

俳優陣が育ち過ぎ。

幼女のようだったクロエもすっかり成長してしまい、個人的な感想ではありますが、正直劣化してしまった印象。

【キャリー】のジャケットでも思ったんですが、可愛いとも言いづらい気がします。【ムービー43】ではそこまで劣化したとは感じなかったんですけどね。

なにはともあれ、前作ではなんだかんだ言っても『ビッグ・ダディ』親世代の話でしたが、世代交代して『キック・アス』を見て真似をし始めたヒーローたちや、『レッド・ミスト』改め『マザー・ファッカー』たちの世代がメインに。

ジム・キャリー演じる『スターズ・アンド・ストライプス大佐』たちと自警団を組織し、さらにヒーローの道を究めようとする『キック・アス』に対し、ヒーローでいたい自分と、普通の少女に憧れながらも馴染めないでいる自分に葛藤する『ヒット・ガール』。

中盤のふたりの環境の違いがなかなか面白い。特に父『ビッグ・ダディ』の親友で、自分の保護者となってくれているマーカスによって学校生活を始めたミンディ。

女友達が出来、アイドルを見てドキドキしたり、デートに興味を持ったり、いろんな『初めて』に喜びを感じるように。

結局、色々あって『キック・アス』との絆の深さを知ることになるんですけどね。ちなみに前作でデイヴがつきあうことになった彼女とは、あっさり別れて終了です。

完全に敵となった『マザー・ファッカー』にしてみても、自分探しを始めた結果、変な幹部を連れた面白キャラと化してます。

ただ、金で雇った幹部たちですが一人だけ異常にキャラが立ってます。他の幹部が大した事ないのに対し、その『マザー・ロシア』だけずば抜けた戦闘力を誇っていて、警察なんてものともしません。

普通のクライムアクションだったら、間違いなく女ボスになってたはず。

と、ここまで面白そうな感じで書いてますが、残念ながら映画としては前作の方がはるかに面白かったと思います。

個人的には復讐を本格的に開始した『マザー・ファッカー』による『キック・アス』周辺への襲撃あたりの展開が面白いとは思うんですが、クライマックスのバトルがつまらな過ぎるのが残念でたまりません。

『ヒット・ガール』のスーツがあんな胸板でなく、メリハリある感じだったら世間の評価ももうちょっと違っていたかも。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(エンドロールは最後まで観ましょう。)

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