直径3,200メートル、秒速135メートルというこれまでにない規模の巨大竜巻がシルバートンの街に襲来する。
炎に包まれた巨大竜巻が猛威を振るい、ジャンボジェット機すら飲み込む威力を前に、住民たちはシェルターに避難。
一方で、竜巻を追跡する観測者ストームチェイサーや、最愛の人を守り生き残るため危機的状況を打破しようと模索する人々もいて……。
シネマトゥデイより。
あらすじを読んだイメージや、予告編のイメージは捨てた方が良いディザスタームービー。
卒業式当日を迎えたシルバートン高校。ゲイリーたち教師たちが式典の準備が進める中、ゲイリーの息子のドニーは好意を寄せているケイトリンの課題を手伝うため、廃墟で撮影を始める。
同じ頃、ドキュメントのため、竜巻の撮影を続けているも、後がないピート、アリソン、ルーカス、ダリル、ジェイコブはシルバートンに竜巻が起こると当たりをつけ、取材を始めていた。
大雑把に分けると、ゲイリーたち学校の人々、ドニーとケイトリン、ピートたちストームハンターのメンバーの3組で話が進みます。
その他に『ジャッカス』もどきの暴走野郎コンビがいるんですが、正直どうでもいいです。
オープニングで若者たちを巻き込まむ竜巻もなかなか大きいんですが、晴れ渡るシルバートンのあちこちで、竜巻が起きては消えるという完全に異常な気象状況に。
シルバートン高校の卒業式の式典も中止され、慌てて校舎に逃げ込むと、竜巻が通り過ぎていくという危機一髪な状況。
ビデオ撮影を頼んだはずの息子のゲイリーが見当たらず、連絡もつかないため、事情を知っていた弟のトレイとともに廃墟へと向かいます。
当のドニーとケイトリンは竜巻の被害で廃墟から出れなくなり、雨水が流れ込み、溺死寸前。
ゲイリーは道中、ストームハンターのメンバーと合流。撮影を優先したいピートと揉めながらも、廃墟へと。
次第に頻度や本数が増えていき、合体した竜巻は爆発の炎を巻き込み、炎の竜巻となって人々を吸い上げたり、巨大な竜巻となって車をはじめ、家屋や飛行機まで巻き上げていきます。
そんな【デイ・アフター・トゥモロー】と【ツイスター】を混ぜたような展開。
ただ、それを
POVのような視点で撮影しているので、臨場感があって面白い。
逆に言えばそれだけの映画。
そうは言っても、竜巻が火を巻き込み、吸い込まれた人が焼け死にながら昇っていくシーンや、車ごと巻き上げられて、雲を突き抜けて美しい景色を見た直後、墜落していくシーンはなかなかないシーンじゃないかと思います。
期待せずにB級ディザスタームービーとして観たら、拾い物と思えそうな作品でした。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(嫌いじゃないけど、もうちょっと人間同士の何かがあってもいいんじゃないかと思う)
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