インサイド・マン 2 ブルーレイ+DVD [Blu-ray]
銀行強盗グループが連邦準備銀行を襲撃し、多くの客を人質に立てこもる。
その方法が以前の銀行強盗事件と同様な手口で、人質に強盗団と同じユニフォームを着せるというもの。
解決に当たるニューヨーク市警の交渉人とFBIのエージェント。
2人はこの事件の背後に隠された真実を探り、銀行強盗団に立ち向かうのだが。
シネマトゥデイより。
スパイク・リー監督、デンゼル・ワシントンとジョディ・フォスターが出演した名作の続編。
最近、昔の作品のリメイクやらリブートやら、続編を名乗る作品多いなと思いながら視聴。
せめて、オリジナルキャストが出てるとかあれば良かったんだろうけど、それもなかったと思います。
前作の事件は表向きには何も盗んだことになってないため、結局なかったことになったはず。
警察内や人質たちの話題で手法とかは知られているかもしれないけど、模倣犯っていうのは厳しいというのが前提。
そんな中、連邦準備銀行に強盗が入ります。
やっぱり手口は人質に同じ服を着せるという方法。
前作同様穴を掘っていますが、今回はトイレではない様子。
また、前作では盗んだものがダイヤと書類等手荷物レベルで運べるものでしたが、どうやら狙いはいわくつきの金塊のようです。
犯人グループもリーダーの女性と仲間の女性、現地で雇われた人たち、何かの組織からのお目付け役。
真の目的のために集まったメンバーではないんですね。
しかも、お目付け役の男は気にくわなかったり、用済みになった仲間を普通に殺します。
誰も殺さず、まるで怪盗のようだった作品の続編とは思えません。
求めてるものとまったく違うものを出された感じです。
交渉人側も時代の流れからか、デンゼル・ワシントン演じるフレイジャーがひとりでやっていたことをふたりに分けただけという印象。
実際、女性の方に至ってはクライマックス以外、人質になっただけだし。
明らかに犯人グループのリーダーの様子がおかしく、ち密な計算も、意外性もないので、駆け引きなんて存在しません。
ずっと、犯人のリーダーは何かを伝えようとしているから理解するんだと言ってるだけです。
しかも、見ている側は両方の視点から見ている為、映像として何をしているのかは見えているんですよね。
おかげで結末が想像できてしまい、驚きよりも、やっぱりそうだよねってなると思います。
多分、この作品は
【インサイド・マン】が別の目的のためでなく、欲望のために行われたら成功したのか
というIF作品として見た方が面白いんじゃないかと。
頭脳戦をぶち壊すだけのモンスターは入れちゃいけなかったと思う。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(それなりに優秀なのに、出来過ぎた兄を持った弟のような作品。)
- 《関連リンク》
- おすすめ推理映画
- おすすめアクション映画
- 映画|エンタカフェ
- エンタカフェ
コメント