ホビット族の青年ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)や屈強なドワーフの一行と共に、たった一頭で一国を滅亡に導くと伝えられる邪悪な竜スマウグに奪われたドワーフの王国を奪取すべく旅に出る。竜の潜む山を目指す道中、巨大なクモの大群や凶暴なオークたちが一行の行く手を阻むように次々と立ちはだかり……。
シネマトゥデイより。
【ロード・オブ・ザ・リング】の前日譚【ホビット】シリーズの第2作。ぶっちゃけ、中継ぎです。
前後編だと収まりきらないと思うので、しょうがないとは思うんですが、1年に1本出来ればいい映画で3部作はなかなか厳しいと思います。
現実的な話、ある程度馴染みのある邦画ならまだなんとかなるかもしれませんが、2年前に観た壮大な映画って大筋しか覚えられないと思うんですよね。
特に月に何本も映画を観る人たちは、リセットされてそうです。
実際、この作品自体前作の説明もなく、いきなり話が始まるので、なんとなく聞いたことあるし、見てみようかで見ると、爆死するんじゃないかと。
ちなみに3部作にしたら、逆に尺が余ってしまったのか、恋愛がらみのオリジナルキャラクターとして、タウリエルというエルフ娘が登場しています。
原作に忠実な作りを望む人たちからしたら納得いかない人物なんですが、映画としては彼女がいるおかげでダラけずに観ることが出来ました。
今回のストーリーは、かつてドワーフの王国を滅ぼし、財宝とともに根城にしているドラゴン『スマウグ』を倒し、ドワーフの王国を取り戻そうというもの。
その道中、熊に変身する男のもとに行ったり、エルフに捕まったり、城への入り口探しに四苦八苦することになります。
合間合間に前作のオーク軍団がドワーフを追って進攻してきて、湖の町エスガロスを急襲したり。
でも、見どころはそれらではなく、脱走したドワーフたちを追ってきたエルフがオークたちと戦うシーン。
樽で川を流れていく
ドワーフたちを踏みつけながら、スタイリッシュにオークたちを倒していく
レゴラス。
ドS以外の何物でもありません。
あとはクライマックスのドラゴンが起きてからのシーンが見どころなんですが、こちらはこれからというところで次回へと持ちこされてしまうので、ビックリです。
区切りがいいと言えば、区切りがいいところではあるんですけどね。
ビルボはビルボで今回も可哀想な役どころで、影でかなり活躍しているのに、ドワーフの王には『アーケン石』をスマウグの根城から盗ってくるよう命じられたのに、行ったら行ったで盗人呼ばわりされてみたり。
スマウグの根城となっている城内への扉を見つけるのもビルボなのに、酷いもんです。
まあ、よく考えると、見つけた『アーケン石』を渡してないので、実際にその時点では盗人なんですけどね。
また来年と思うと気が重いんですが、次回作でオークとの戦い、スマウグとの戦いに決着がつくはずなので、結構派手な作品になりそうで期待しています。
ただ、これから観ようという人は、3作目の公開を待って、1、2作目を見て予習という方が賢明だと思います。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(どうせ出ると思われるトリロジーボックスで観るというのも選択肢としてアリだと思います。)
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