利害関係にある第三者から重要証人を守る証人保護プログラム。
そのために証人の死を演出することで過去を消去する凄腕のプロフェッショナルがいる。
男の名はジョン・クルーガー。
彼の最新任務は、最新鋭のハイテク銃『レール・ガン』の国外持ち出しを企む軍需産業の告発に踏み切った女性職員の庇護だった……。
allcinema ONLINEより。
アーノルド・シュワルツェネッガー演じるジョン・クルーガー連邦捜査官が、証人となるはずの女性を守るストーリー。
重要な証人が証言前や証言後の報復として危害を加えられないようにする証人保護プログラム。
ジョンたちエージェントが守る中、携帯用レールガンの密売に関する証人たちが次々と殺されてしまう。
その上、陰謀に関わっている人間が連邦捜査官たちの中にいて、ジョンは追われる立場になってしまうという展開。
多分、若い俳優が演じていたら普通のFBIアクションになっていたと思うんですが、
シュワルツェネッガーが主演になると、もはやポリスアクションではありません。
どちらかといえば、コマンドアクションに見えてきます。
規模が軍隊レベルじゃないのが不幸中の幸いです。下手すれば、ジェット機が墜落していたし。
この映画、かなり久々に視聴したんですが、実はずっとSFアクションだと思っていたんですよね。
それというのも、ストーリーの発端となるレールガン。ライフルくらいの大きさでジャケットでシュワルツェネッガーが両手に持ってるものなんですが、異常に強力。
一発で中にあったものも原因なのかもしれませんが、倉庫が吹っ飛ぶ威力です。
しかも、スナイパーが撃ってるシーンを見る限り、反動もありません。こんなのが大量にあったら、小国の軍隊くらい滅びます。
その密輸に対して自分たちだけで対応しようとしているジョンもジョンで頭がおかしいのかもしれません。
クライマックスに向け、自分が以前に保護した相手に協力を求めるんですが、その仲間が無駄に強い。
港湾組合の連中なんですが、武器を密輸している連中よりも、よっぽど強力です。
賑やかしのためのモブなのかと思いきや、密輸集団を次々と倒していくという有能ぶり。
レールガンというハンデがあるのに何にもできない相手にも問題あるんでしょうけどね。
裏切り者とか陰謀とかの要素はありますが、案外あっさりバラすので、サスペンス要素にはなってません。
なので、シュワルツェネッガーが暴れるだけのアクションが好きな人にだけおすすめ。
一番のみどころは、ストーリー的にはまったく意味のないワニたちによるアグレッシブな攻撃シーンだし。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(ラストの二転三転はいまでこそベタですが、公開当時は結構斬新だったと思います。)
- 《関連リンク》
- おすすめアクション映画
- 映画|エンタカフェ
- エンタカフェ
コメント