【ドラゴン・キングダム】

カンフーマニアで、孫悟空を夢見る17歳のジェイソン（マイケル・アンガラノ）。ある日チャイナタウンでギャングに追われた彼は、次の瞬間古代中国のとある村で目を覚ます。大酒飲みの男ルー・ヤン（ジャッキー・チェン）に危機を救われたジェイソンは、やがて白馬に乗ったサイレント・モンク（ジェット・リー）に出会い……。

シネマトゥデイより。

ジャッキー・チェン主演の西遊記モノという宣伝だったはずの作品。でも、蓋を開ければ主人公誰？　という作品でした。

全体のストーリーを追うと、ヘタレな青年ジェイソンが西遊記の世界での経験や修行を通して成長する姿を描いているんですが、クライマックスの戦いが意味不明。

日本の漫画や映画だと、特殊な潜在能力が開花してとか、気合とかで主人公が黒幕を倒すのが普通ですが、この作品だとジェイソンはほとんど何もしていません。

ただ、逆に言うと主人公はジェイソンのようですが、実際に活躍するのはルー・ヤン（ジャッキー）とサイレント・モンク（ジェット・リー）なので、むしろ豪華です。

ジャッキーとリーの２大カンフースターのアクションシーンが楽しめるのと、ジャッキーにいたっては元々修行させられる映画に出てたこともあり、そういう人が師匠側に回ることで別の面白さを感じさせます。

主人公が誰かわからないので感情移入する人には観づらいかもしれませんが、難解というわけではないので、結構すんなりと観れました。

オススメ度（１０段階）……★★★★★★
（観れるけど、のめり込むわけではない）

↑予告編

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