パリの銀行で立て続けに強盗事件が発生した。
犯人はドーベルマンと名乗る強盗とその一味。生まれながらの強盗・ドーベルマンこと、ヤン・ルパントレックは、あるで遊びのように銀行を襲撃。
鮮やかな手口で現金を盗む一味に、警察は手も足も出ない。
もはやなす術がないことを知った警察署長クロダレックは、目的のためには手段を選ばない凶暴な警視、クリスチーニにすべてを委ねるが・・・。
allcinema ONLINEより。
ビデオテープ時代に衝撃を受けた作品ですが、いま観ると「あれ、こんなもんだっけ?」という印象を否めない作品。
激しいガンアクションとイカれたキャラクターたちが登場するギャング映画としては、ナンバー1だったはずなんですけどね。
とはいえ、当時に比べて衝撃が少ないというだけで、全員
イカれてる
ことに変わりはありません。主人公のドーベルマンはバイオレンスな方向にイカれてますが、仲間は変な方向にイカれてる感じ。
ドーベルマンや、斧を武器にしているピットブルはまだまともな方で、酷いのになると、家族がいるのに女装好きな同性愛者ソニアとか、聖書に手榴弾隠し持ってる神父とかはメチャクチャです。
好敵手となる刑事もまともでなく、ドーベルマンを捕まえるためには文字通りなんでもするタイプ。余裕で犯罪行為でもやらかします。
多分、観ている側からしてみれば、ドーベルマンたちの方がダークヒーローで、刑事の方が不快に感じると思います。
刑事についてる部下が常識人過ぎてかわいそうで溜まりません。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(いかにもタランティーノに触発された感じの作品)
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