ニューヨークの繁華街で爆破テロが発生する。
サイモンと名乗る男から犯行声明が出され、次の爆破が予告される。
そして、もし防ぎたかったらジョン・マクレーン刑事に黒人街ハーレムで「俺は黒人が大嫌い」という看板を掲げろと命令する。
またしても運の悪さを見せつけるマクレーン刑事と、些細な事から事件に巻き込まれた黒人ゼウスのにわかコンビが爆弾テロリストに立ち向かう。
allcinema ONLINEより。
2度もクリスマスにひどい目にあったマクレーン刑事の第3弾。今回は爆破を予告してくるテロリストが相手。
妻と別居して休職中だったにもかかわらず、犯人からの要求を無理やり飲まされるマクレーン。サミュエル・L・ジャクソン演じるゼウスは見かねて助けに入った結果、犯人にマクレーンの相棒になるように命じられてしまう。
このゼウスがまたいい味を出していて、初めは本当に渋々だったのが、マクレーンを助けたことからもわかる通り、根が真面目な正義感らしく、途中からは積極的です。
そんなふたりがやらされるのは、『サイモンゲーム』。「サイモンが言った」と頭についた命令には従わねばならず、ついていない命令には従ってはならないという遊びです。
地下鉄の中で爆弾捜しや、どう考えても間に合わない距離を間に合うように行けと言われたり、なかなかメチャクチャです。
ただ、それだけだと『サイモンゲーム』と呼ぶ意味がないので、「サイモンが言った」をつけないパターンもちゃんとあるのが面白い。まあ、展開的にはあんまり意味がなかったですが。
また、本来は指示するだけの遊びですが、作品中ではなぞなぞ形式になっているものもあり、それも作品の流れによい意味で刺激を与えてくれています。
ミッション形式になっていることで
飽きが来ない
のも好感的。
その上、テロリストたちの真の目的や、リーダーの正体にも捻りがあり、じっくり観ていても本当に楽しめます。
序盤の『サイモンゲーム』で全然答がわからなかったマクレーンが、後半になるほど頭脳がキレキレになって、洞察力も凄まじくなっていくのは多少気になりますが、時間とともに酒が抜けたんだと思いましょう。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(今回はコンビでの掛け合いが生まれてるのもいいですね。)
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