かつて恋人を殺され、自らも掌を撃たれギター弾きとしての道を閉ざされたマリアッチ。
ギターケースに武器を詰め、仇であるギャングのボスのブチョを捜し求める。
国境の町のブチョが経営する酒場で壮絶な撃ち合いの末、生き残るマリアッチだが、通りすがりの女性を庇って追っ手に撃たれる。
その女性キャロリーナは怪我をしたマリアッチを自分の店に匿う。
束の間、愛を交わすマリアッチとキャロリーナだったが、ブチョの手下がそこまで迫っていた……。
allcinema ONLINEより。
前作【エル・マリアッチ】のパラレル続編。一部の設定が変更されていて、主役もアントニオ・バンデラスに。主役だったカルロス・ガラルドーは助っ人の一人になってます。
次作の【レジェンド・オブ・メキシコ】を含めた3部作ともにベースとなっているストーリーが、眠狂四郎や子連れ狼といった日本の時代劇に近いため、案外すんなりと受け入れやすくなっている。
やたら陽気に歌うのを演歌に置き換えれば、日本とメキシコは感性が近いのかもという印象も強い。B級作品の
凄まじい自己陶酔振りも凄かったり
しますけどね。
特筆すべきはロバート・ロドリゲスが『クエンティン・タランティーノを殺した男』といわれるもとになった作品なわけですが、メチャクチャあっさりと主役でもなんでもない奴に殺されること。
しかも、その割に本当にどうでもいいことを長々と喋って、地味に出演時間は長いというわけのわからない友情出演。タランティーノって出たがりですよね。
オススメ度(10段階)……★★★★★★
(個人的にはナイフ使いのダニー・トレホが、トムソーヤのインジャン・ジョーに見えて仕方がない)
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