1992年、南米コロンビア。麻薬組織のマフィアたちに目の前で両親を惨殺された9歳の少女カトレアは、その場を逃れてシカゴでギャングとして生きるエミリオ(クリフ・カーティス)に身を寄せる。彼のもとで殺しのスキルを習得していったカトレア(ゾーイ・サルダナ)は、美しいプロの殺し屋として成長する。その技術を駆使して両親を殺した者たちに復讐(ふくしゅう)を果たそうと、彼らの所在を探りながら、殺しを重ねていくカトレア。だが、FBIやCIAをはじめとする捜査機関が、そんな彼女をマークし、行方を追い始める。
シネマトゥデイより。
リュック・ベッソンの【レオン】や【ニキータ】に続く暗殺者モノ。
どうせまたいつものパターンで、家族を殺された少女が暗殺者に殺人術を教わって、復讐を果たす話だろとか思いながら視聴。
大筋では間違ってなかったんですが、少女カトレアのキャラクターが予想外でした。
序盤、案の上、【レオン】のように両親を殺されたカトレアのもとにマフィアの幹部がやってきて、何かのメモリーカードを渡すように部屋に残されたカトレアの元へ来ます。
そこから先はカトレアの独壇場。
男の手をナイフで突き刺したかと思うと、窓から脱出。それこそ、同じくリュック・ベッソンの作品【YAMAKASI】かと突っ込みたくようなパルクールみたいな動きを見せます。
断っておきますが、この時点でのカトレアは
9歳の少女
です。窓の日差しに捕まったり、結構な高さを飛び降りたり、こんな小さい子でスタントも何もないだろうと思うんですが、わけがわかりません。
結局、凄まじい動きで逃げ切った後、保護プログラムでシカゴへ。護送途中の空港からも逃げ出し、叔父のもとへとたどり着きます。
ただ、ここまで凄い面白いんですが、15年後のカトレアが大人になってからのストーリーが平凡。
復讐した相手にカトレアの花を描いて残し、最大の標的であるマフィアのボス『ドン・ルイス』をおびき出そうとしていく辺りはかっこいいと思います。
ただ、復讐にいっぱいいっぱいなのか、先の展開を考えておらず、そりゃそうなるよなっていう展開に。
それでもクエンティン・タランティーノの映画のような大味だけど見栄えのいいアクションが続くので、飽きずに楽しめると思います。
これから観る人に忠告するとすれば、【レオン】や【ニキータ】と比べずに観るべき映画と思って欲しい。でないと、序盤の子供時代のカトレアの逃亡シーンしか面白くないかもしれません。
オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(単品の作品として考えれば、充分に面白い作品。)
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