【13人の刺客(2010)】


幕府の権力をわが物にするため、罪なき民衆に不条理な殺りくを繰り返す暴君・松平斉韶(稲垣吾郎)を暗殺するため、島田新左衛門(役所広司)の下に13人の刺客が集結する。斉韶のもとには新左衛門のかつての同門・鬼頭半兵衛(市村正親)ら総勢300人超の武士が鉄壁の布陣を敷いていたが、新左衛門には秘策があった。

シネマトゥデイより。

1963年に公開された作品のリメイク。気にはなっていた反面、また派手なだけの作品かと思っていたんですが、これが面白い!

単純に歴史時代劇と考えれば、他の作品の方が良く出来ているものも多いと思います。

が、娯楽作品と考えたら、今年観た作品の中では屈指の出来じゃないかと。

役所広司や伊原剛志、松方弘樹といった渋めの役者から、山田孝之や伊勢谷友介、高岡蒼甫、窪田正孝といった若手、沢村一樹、古田新太、六角精児等の個性派まで起用。

重要だけど端役に松本幸四郎を起用していたり、岸部一徳にムチャクチャな下ネタをやらせたり、他にもキャスティングに

いくら使ったんだと思わせる出演陣。

賛否両論のある暴君役の稲垣吾郎ですら、世が世ならこんな暴君だったかもなと思わされました。ただ、演技が上手いとかではなく、こんな性格してるんじゃないかというイメージですけどね。

もっとも、展開は日本人向けというより欧米人向けな印象も。日本だと【七人の侍】のようにメインの人物たちが群集に手助けするという形がほとんどですが、この作品だと主人公たちが少人数のまま、圧倒的多数の敵と戦うことに。

設定上は13人対300人ですが、少なく見積もっても500人くらい倒しているように見えます。さすがに【300 スリーハンドレッド】には及びませんが、時代劇で【エクスペンダブルス】並の成果です。

そういった意味では珍しい作品かもしれません。単純計算で1人当たり30人と考えれば、なくはない数字ですけどね。

それにしても、山田孝之。最初に観たのがコメディだったため、演技が評価されていることに疑問を感じましたが、シリアスなアクションだとカッコいいですね。

【荒川アンダー ザ ブリッジ】では『星』役なので、また微妙な気はしてますが。

問題は、三池監督な上、殺陣のシーンがおそろしく長いため、刺客側が血まみれに。パッと見で若手陣の見分けがつきません。

それさえなければ、かなり上質な作品だと思います。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★★
(もっとも、鬼気迫る演技のMVPはダルマにされた名もなき娘)

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