日別アーカイブ: 2019年11月5日

【クネクネ】


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夏休み、千里は母・良子と再婚相手の浩平、その娘の遥にキャンプに連れ出される。

車でキャンプ場に向かう途中、道に迷った浩平は通りがかりの民家の男に目的地までの道を尋ねるが、男は問いには答えず、「帰ったほうがいい」と呟くだけだった。

男の様子を不審に思いながらも、結局この村のはずれでキャンプをすることになるが…。

「Oricon」データベースより。

今回はネタバレありのレビューです。

意外とインターネット発祥と知られていない都市伝説『クネクネ』を映像化した作品。

都市伝説というか、創作なんですけどね。

しかも、『クネクネ』を映像化とうたってはいますが、内容的に全然違います。

元々、『クネクネ』はある兄弟が田舎で田んぼにいる白い何かを見つけ、弟はそれが何かわからず、兄はわかってしまう。

その白いクネクネと人間とは思えない動きをしているものを見た兄は、精神に異常をきたしてしまったというもの。

後に兄もクネクネとした動きをするようになり、野に放たれるというバージョンもあったりします。

ところがこの作品は、再婚した両親と、それぞれの連れ子の姉妹がキャンプに行くことになるが、妹は再婚自体に納得がいかないため、キャンプにも不満たらたら。

その上、道に迷い、キャンプ場でも何でもないところにテントを張って泊まります。

夜中、テントにも来ずに車で寝ている実の娘である妹の様子を見に行った母親が白い服の女に遭遇。

朝になっても戻らないため、探しに行くと全身があらぬ方向を向いているような体勢で死亡してるのを発見。

携帯がつながらず、車で警察に行こうとしますが、車も何故か動きません。

何を思ったか、父親は徒歩で警察に向かおうとしますが、道に迷ったから適当にキャンプしてるのに、どこに向かう気なんでしょうね。

その後、妹と待っていた姉が様子を見にいき、父と合流している間に、妹が以前にも会っている怪しい姿の男に事情を伝えられるという展開。

というか、地域の住民がふたりしかいない様子なんですが、ふたりとも帰れというだけで事情を説明しようとしません。

前述の通り、後半になって

突然事情を説明し出す

という。

ちなみに父親にも別の住民が説明しますが、父親は信じません。

結局のところ、住民たちがある女性を氏神として祀っていたのに、その欲望からその女性を拷問するように。

結果、大やけどを負った女性は水に飛び込んで死に、住民たちを恨んで呪いをかけたらしい。

女性の姿を見た人間は、目から血を流し、全身を捻じ曲げられて死に、しばらくすると動き出して人を襲うようになるとのこと。

いや、それ、いままで死んだ住民はどうしたんだって話ですけどね。

だいたい、水辺に現われるっていう設定のようですが、全然水辺でもなんでもないところに登場しまくっているので、設定を加えた意味もわかりません。

終わり方もそこで終わるのかと思うくらい中途半端に終わるし。

全部ネタバレでレビューした方が親切だったかなと思える作品でした。

オススメ度(10段階)……★★
(ジャケットはいい雰囲気なんですけどね。)

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【ミスター・ガラス】


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ある施設で、特殊能力を有する3人を対象にした研究が始まる。

そこには、悪を察知する力と不死身の体を持つデヴィッド(ブルース・ウィリス)、24種類の人格が同居する多重人格者のケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)、ハイレベルなIQと94回も骨折した繊細な肉体を持つミスター・ガラス(サミュエル・L・ジャクソン)が集まっていた。

シネマトゥデイより。

M・ナイト・シャマランの【アンブレイカブル】、【スプリット】に続く3部作の完結編。

デヴィッドは息子のジョセフとともに犯罪者を取り締まる活動を始めています。

ジョセフはバックアップの情報担当で、デヴィッドが実践担当という感じ、

と言っても、バウンティハンターのような賞金稼ぎみたいなものではない様子です。

すでに【アンブレイカブル】でイライジャは捕まっていて、前作【スプリット】の事件を受けて、デヴィッドはケヴィンの人格のひとつビーストと対決。

しかし、その戦いの果て、デヴィッドとケヴィンはふたりとも捕まってしまい、精神病院の収容されてしまいます。

その施設にはイライジャも収容されていて、特殊能力を否定する精神科医のエリーに治療への協力を求められることに。。

実質、協力というより強制なんですけどね。

彼女の治療というか、拷問のような環境に置かれるうちに、徐々に自信が揺らいでいくデヴィッドとケヴィン。

エリーの思惑通り進む中、認知症を患っているはずのイライジャが暗躍するという展開。

【アンブレイカブル】がデヴィッドの話、【スプリット】がケヴィンの話、【ミスター・ガラス】というタイトルなんだからイライジャメインの話かと思ったら、そんな雰囲気ではありませんでした。

特殊能力を持つ3人それぞれが無敵の超人ではなく、何らかの弱点があるというのが良いんですが、デヴィッドだけ微妙。

水がトラウマなのは【アンブレイカブル】でも描かれてましたが、ちょっと効き過ぎ。

もはや、【ワンピース】の悪魔の実を食べた能力者かというレベル。

息子がサイドキックになっていたり、異質な弱点があるというのは、スーパーヒーローというポジションを印象づけるためなのかなという印象。

たまに【X-MEN】の『プロフェッサーX』呼ばわりされるイライジャは、絶対的な悪という印象だし。

ケヴィンというか、ビーストにしても、アメリカの社会問題の象徴のような印象を受けました。

本作ではそんな3人に、それぞれ理解者がいるのも面白い。

デヴィッドには息子のジョセフ、ケヴィンには【スプリット】のヒロインで、誘拐されていたケイシー、イライジャには母親。

他人からしたら理解しがたい相手でも、立場が違う関係者にしたら思いが違うんだなと。

特にイライジャの母親は本当に普通の親だし、息子のイライジャを自分にとっては悪い子じゃないと考えてる辺り、家族らしい。

ストーリー的にはアクションよりも陰謀合戦みたいな感じで、

過去作含め、割と細部まで理解していないと、わからないシーンが少なくない

かも。

特にこの作品の場合、後半の真相の畳みかけが激しいので、理解力の高い人でないと初見では理解できないかもしれません。

そこもつながってんのかいってツッコミ入れたくなる真実とかあるし。

3部作見ないと全部を理解できない上、シャマラン映画は基本的に悪い意味で難解なので、きっと評価が分かれます。

個人的には【アンブレイカブル】と【ミスター・ガラス】だけ見ればいいと思いました。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(人を選びすぎて、オススメのしやすさが全然違う作品。)

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