月別アーカイブ: 6月 2019

【青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない】

空と海が輝く街“藤沢”に暮らす梓川咲太は高校二年生。

先輩で恋人の桜島麻衣と過ごす心躍る日常は、初恋の相手、牧ノ原翔子の出現により一変する。

何故か翔子は「中学生」と「大人」がふたり存在しているのだ。

やむなく翔子と一緒に住むことになった咲太は「大人翔子」に翻弄され、麻衣との関係がぎくしゃくしてしまう。

そんな中、「中学生翔子」が重い病気を患っていることが判明し、咲太の傷跡が疼き始める――。”

公式より。

鴨志田一の小説【青春ブタ野郎】シリーズの劇場版。TVアニメの後日譚になります。

原作小説では、第6巻『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』、第7巻『青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない』に当たる内容。

劇場版d根は、TVシリーズでは描かれなかったふたりの牧ノ原翔子について描かれています。

【青春ブタ野郎】シリーズの世界観では、『思春期症候群』と呼ばれる現象があり、主人公である梓川咲太は身の周りで起きた『思春期症候群』を解決していくというのがメインのストーリー。

咲太の胸には妹のかえでに思春期症候群が発症した傷があるんですが、かえでの『思春期症候群』が収まったにも関わらず、何故か残っています。

そんなある日、咲太と恋人の麻衣、妹のかえでで過ごしているところへ、大人の姿の牧ノ原翔子が泊めてくれないかと現れる。

翔子によると、自分と中学生の翔子は同一人物で、たまに大きくなってしまうため、帰るに帰れないのだと言う。

しかし、初恋の相手である翔子だけが泊まることに納得のいかない麻衣を含めて、4人で暮らすことになるという展開。

ただ、そうなると翔子の話には説明がつかないことがあり、咲太は友人の双葉理央に相談し、ある仮説にたどり着きます。

そして、ある出来事で仮説に確信を得た咲太に、翔子は事実を伝え、咲太はあまりにも重すぎる選択を迫られることに。

それは麻衣との未来か、翔子の未来のどちらかを選ばなくてはならないというものでした。

そこからは咲太、麻衣、翔子それぞれの想いのぶつかり合いが描かれるんですが、実写では難しい細かい演出含め、想いの強さに驚かされます。

実際、誰かの幸せのために誰かが不幸にならなければならないのが事前に告知されている状況なんて、普通の神経では耐えられないでしょうね。

そして、それぞれが固い決意を決めた結果、予想もしない最悪の結末を迎えてしまいます。

正直、そこまでの気持ちのぶつけ合いに感動して泣けるくらいなので、その結末を迎えたことであぜんとしてしまいました。

その後、なかなかアクロバティックな方法で結末を変えにいくことになるのですが、その先は見ていただいた方が楽しめると思います。

TVシリーズを見ていなかったり、演出の意味がわからないとわかりづらい部分もありますが、それを差し引いても良作と言っていい作品でした。

さすがに劇場版だけ見ると、量子もつれの意味がわからないので、どうしてそうなったのかがわからないとかあるでしょうし。

演出がわからないと、エンディングにかけての意味がわからないかもしれません。

逆に言うと、TVシリーズ→劇場版→TVシリーズと見ると、新たな発見があって、より楽しめるんじゃないかと。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(TVシリーズを見ているものとしての評価。)

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【君の膵臓を食べたい】


君の膵臓をたべたい Blu-ray 通常版

高校の同級生・山内桜良(浜辺美波)がひそかにつづる闘病日記「共病文庫」を偶然見つけた僕(北村匠海)は、彼女が膵臓(すいぞう)の病気で余命わずかなことを知り、一緒に過ごすようになる。

彼女の言葉をきっかけに母校の教師となった僕(小栗旬)は、桜良が亡くなってから12年後、教え子と会話をしていた際に、桜良と過ごした数か月を思い出す。

一方、結婚を控えた桜良の親友・恭子(北川景子)も、桜良との日々を思い返し……。

シネマトゥデイより。

ホラー作品の割合が高い当ブログですが、さすがにタイトルでカニバル映画と間違えたわけではありません。

純粋なラブストーリーです。

ストーリーは大人になって、母校に教師として赴任している春樹が、図書委員の生徒栗山に昔話として語る形式で進みます。

自分は原作未読ですが、原作では大人になった春樹視点はないらしいので、原作派の人たちは違和感があるかも。

そもそも、原作では春樹は『僕』として扱われるので、名前がなかなか出てこないらしいです。

逆に作中、全然名前が出てこないガム君が意外と大事な役割をこなしていて、その辺りは面白い、

ひょんなことから人気者のクラスメイト山内桜良の秘密を知ってしまった志賀春樹。

同級生の秘密を知ったにもかかわらず、春樹がまったく変わらない態度をしめすのに興味を持った桜良は彼につきまとい始めます。

この桜良を演じているのが浜辺美波なんですが、とても後日、別作品で「賭け狂いましょう?」とか言うとは思えないくらい爽やかな可愛さ。

こんな娘にまとわりつかれたら、普通の男子だったら悪い気がしないと思うんですが、春樹の態度は一向に変わらない。

むしろ、桜良の親友の恭子をはじめ、クラスメイトたちの方が混乱している様子。、

このくだりでガム君は春樹に興味を持ち、ゲームのサポートキャラのように、要所要所で「ガムいる?」って聞いてくるようになります。

春樹は変に達観していて、事あるごとに仲良くしようとしてくる桜良にそっけない態度。

おかげで反感を買った相手にいじめにあったりも。

それでも、自分を振り回す桜良を拒絶することもなく、なんだかんだで相手をする春樹。

一見、聖人かとも思ってしまいますが、春樹は自分を卑下しているため、自分よりも他の人と過ごした方がいいと考えちゃってるんですね。

もちろん、桜良も秘密を家族と春樹以外、親友にすら伝えず、死への恐怖を見せないのですが、不意に春樹の前では見せることが。

しかし、春樹もただの高校生なので、言葉の重さに応えきれず。

度々交わされる
『生きる』という意味についてのやりとり。

不意打ちだったり、死が迫る人間が普段隠している言葉と考えると、心にダイレクトに響きます。

特に春樹のように他人と関わらないようにしていて、感情を表に出さないようにしていて、彼に共感する人たちや、身近な死を経験した人だと泣くと思います。

自分は涙腺が弱くなっていることもあり、何度か泣いてしまい、自宅視聴で良かったと思いました。

似たような作品も少なくないので、耐性がある人たちにはいまさらと思われるかもしれませんが、割と想像を外してくるので、見て損はないんじゃないでしょうか。

特にこの作品の面白さは、表面的なラブストーリーの他に、ふたりだけの狭い世界で過ごしてきた春樹が、ある出来事をきっかけに感情を無理に抑えなくなり、世界と関わろうとする部分でもあると思います。

その場面ですら相手に確認をとるのが春樹らしいとも感じましたが。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★★★
(現代のパートのしか出てこない小栗旬の存在感が凄い。)

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【ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷】


ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷[Blu-ray]

銃の開発によって膨大な富を築き上げたウィンチェスター一族の女性で、娘と夫に先立たれたサラ(ヘレン・ミレン)は、銃で死んだ人々の怨霊から身を守るため24時間365日、とりつかれたように屋敷の増改築を繰り返していた。

狂気にとらわれたサラを診察しに屋敷を訪れた精神科医のエリック(ジェイソン・クラーク)は、ある部屋に違和感を抱く。

シネマトゥデイより。

夫の死後、経営権を持ちながら、とりつかれたように屋敷の増改築を続けるサラの扱いに困ったウィンチェスター社の役員たち。

精神科医のエリックは、彼らの依頼でサラの精神状態を確認して、診断書を書いて欲しいと頼まれる。

要は多額の報酬払うから、経営から外せるように精神的に問題があるっていう診断をしてくれってことですね。

エリックはある事情から依頼を引き受けますが、自分で確認

いざ屋敷に着くと、大勢の作業員が24時間体制で造っては壊しを続けています。

よくある屋敷ものだと、学校や旅館が増築し続けた結果、迷路化したりしますが、この作品の場合、ずっと増改築をしているため、

増築では足らず、壊して作り直す

までになっているんだとか。

エリックと会話するサラを見ている限りでは、精神がおかしいというより、何か秘密を抱えてそうな印象。

結局、エリックによる精神鑑定は時間がかかってしまい、当面居つくハメに。

エリック自身、妻のことでトラウマがあり、やや不安定に見えるんですが、先にサラの孫息子に変調が見られます。

なぜサラは増改築を続けているのか、霊の目的はなんなのかを描いていくという展開。

よくよく考えると、これってジャケットから受ける印象ほど屋敷系なのかなとも思うし、あんまり増改築が与える影響が活かされていない気がします。

増改築のために様々な業者が出入りしているため、霊が紛れていてもわからない状況っていうのは、意外と面白いなと思いました。

現実問題、実は作業員が全員霊と言われても、誰も反論できないし。

それほど怖いシーンもないし、『ウィンチェスター家』は銃の会社というくらいの知識さえあれば大丈夫なので、割と見やすいかもしれません。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(屋敷系ホラーを期待して見ると物足りないし、見どころと言えるところがないので、おすすめはしづらい。)

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【ダーク・スクール】


ダーク・スクール(字幕版)

実の父が他界した後に義父、母と暮らしているキットは、素行不良で高校を追われ、森の奥にある名門寄宿学校に入ることになる。

そこには彼女と似たような境遇の生徒たちが集まっており、皆学長に携帯電話を没収されて外部との連絡ができなかった。

キットは学校生活を送るうちに、奇妙な出来事に遭遇する。

シネマトゥデイより。

ゴシックホラー、サスペンス、ファンタジーと色々なジャンルにカテゴライズされてしまうくらい、

見た人の印象でカテゴライズされてしまう

作品。

個人的にはファンタジーホラーかなと思います。

素行不良で転校を余儀なくされたキットの転入先は、問題児でも才能を発揮できるようになるという寄宿学校『ダークウッド』。

学校の名前にダークをつけるとか、軽くイカレてます。

キティが到着すると、同じく転校してきた4人の女生徒と説明を受けるんですが、その学園長がユマ・サーマン。

いつものような危険な雰囲気ではなく、古い洋画に出てきそうな教育係の老婆みたいな雰囲気。

生徒は転校してきた5人だけで、校舎もただの洋館なので、学校というより、日本でいうフリースクールのような印象。

ちなみに国によってフリースクールの意味がまるで違っていて、無料とか、自由とかの意味合いが多いようです。

携帯電話は取り上げられ、外部との通信は月1回の電話だけですが、断崖絶壁に囲まれたりといった隔離された施設ではなく、いざとなったら町まですぐに行けるっぽい。

やがて、完全に反抗的なヴェロニカ以外は、才能を発揮し始めるんですが、様子がおかしい。

得意分野や、隠れた特技が引き上げられるならともかく、なんの脈絡もない才能を発揮。

キティにいたっては、知らない曲を演奏してしまい、困惑する始末。

異常な状況について、調べ始めたキティは学園の秘密を知るという展開。

起きていること自体は間違いなくホラーなんですが、映像や演出的にはまったく怖くない。

むしろ、誰も得をしない悲劇のような気がします。

システム的にありえませんが、被害者となる人物がいなければ、ファンタジーとか、【世にも奇妙な物語】系でもよかったかもしれません。

黒幕についても、偏執敵ではありますが、自分の野心とか利益のために行ってることではないですし。

ある意味、オーソドックスなゴシックホラーなんですが、多分昨今のホラーに慣れていると、記憶にも残らないかも。

クライマックスはちゃんと見せ場にはなっているんですが、そこすらもハラハラしないまま、淡々と進むので物足りないんじゃないでしょうか。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(もしかしたら、レンタル&配信のみで、セル版ないかもしれません。)

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【累 -かさね-】


累‐かさね‐ 通常版 DVD

伝説の女優の娘・淵累は卓越した演技力を持ちながら、自分の醜い外見にコンプレックスを抱いて生きてきた。

彼女の母親は、キスした相手と顔を取り替えることが可能な謎めいた口紅を娘にのこす。

一方、舞台女優の丹沢ニナは、容姿に恵まれながら芽が出ずにいた。

やがて二人は出会い反発し合いながらも、互いの短所を補うために口紅の力を使うことにする。

シネマトゥデイより。

松浦だるまの同名コミックを実写映画化した作品。

伝説の女優の娘でありながら、醜い容姿へのコンプレックスから深い演技力を秘めている累(かさね)。

それとは対照的に、美しい容姿を持ちながら、演技力皆無の丹沢ニナ。

ある目的のため、羽生田に引き合わされるふたり。

累は女優であった母親から特殊な口べきを贈られており、その口紅をしてキスをすることで、相手と顔を交換出来るというものだった。

ニナの顔で鬼気迫る演技をする累。

ふたりでひとりの丹沢ニナを演じることになるという展開。

口からこめかみへの醜い傷痕がなくなり、美しい顔を得た累は演技にのめり込んでいく。

しかし、その効力は12時間で切れてしまうため、それまでにリセットしなければならないという制約が。

ニナは名前と顔が売れていく反面、それは自分のものではなく、累に存在を奪われていくように感じ始める。

それは憧れていたひとりの男性演出家との出来事で爆発するのだが、ニナは隠していた病に倒れてしまうのだった。

伝説の女優だった母親同様、

演技に対する狂気的な執着

を見せていく累。

正直、見ていて感じるのが【ルームメイト】みたいという印象。

パクリとか、真似をしているという意味ではなく、恐怖の質として一緒という感じ。

特に周囲がだんだん累をニナ、ニナを累だと疑うことがないため、存在を奪われていく流れは、あっさりと描かれているものの、本当に怖いと思います。

ちょっと変わっているなと思ったのが、キスをして入れ代わるのが、あくまで顔だけであり、精神が入れ代わるわけじゃないという部分。

漫画としては面白いと思いますが、実写だと使いづらい表現があるので、ちょっともったいない気がします。

それぞれの思惑や、伝説の女優の秘密を絡めた狂気を描いた作品として、結構面白かったですね。

土屋太鳳の演技力は評価が二極化していますが、個人的には存在感は強かったと思います。

ちなみに原作とはクライマックスの流れが変わっていて、原作組の人たちは疑問に思うかもしれません。

ストーリーも映画では構成が変わっている為、展開がまるで違いますが、話が続いていて、14巻で衝撃の結末を迎えますので、気になる方はどうぞ。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(色々と説明不足だし、疑問も残りますが、映画単品で観たら充分に面白いと思います。)

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