月別アーカイブ: 5月 2018

【エスケープ・ルーム】

タイラーの誕生日を祝うためレストランに集まった彼と友人たち。

タイラーの彼女クリステン、友人ナターシャとアンダーソン夫婦、妹タビーとその恋人コンラッドの6人に、招待状が手渡される。

そこには「ESCAPE ROOM」の文字が。それは自分の知性だけで謎を解き、密室から脱出するというゲームだった。

6人は目隠しをされてある部屋に閉じ込められる。

最初は楽しみながら謎を解いていく6人だったが、いつしかそれは、≪間違えると殺される≫命をかけた“脱出ゲーム”へと変貌していくが–!?

公式より。

オーソドックスなデスペナルティつきの脱出もの。

【SAW】と【CUBE】をミックスしたという感想が多いですが、個人的には【ホステル】と【ファイナル・デスティネーション】の方が近い気がします。

オープニングから、いきなり不条理な状況で死亡する青年と、難易度の高いナゾナゾで殺される人物からスタート。

ナゾナゾの方は、難易度が高いと言っても内容ではなく、制限が厳しいんですけどね。

本編に入り、タイラーの誕生パーティーを祝いにいくんですが、彼女のクリステンのプレゼントは『ESCAPE ROOM』のチケット。

ただ、パーティーに参加していたのは7人で、予約は6人だったため、ひとりは不参加で帰ります。

ネタバレしてしまいますが、伏線かと思ったら、本当に帰っただけでした。本当にズコーです。

結局、タイラー、クリステン、タイラーの妹タビーと、その恋人のコンラッド、ナターシャとアンダーソン夫婦が参加。

クリステン以外は目隠しで車移動。

現地に着くと、タビーとコンラッド、ナターシャとアンダーソン、タイラーの3組で別々の部屋に入れられてます。

何故かクリステンはいません。

コンラッドには貞操帯のようなもの、ナターシャとアンダーソンは手錠のようなものがつけられていて、それを外すところから始めないといけない様子。

コンラッドはお調子者のような印象ですが、意外と勘が良く、困る前に外すんですが、ナターシャとアンダーソンは無駄に険悪。

アンダーソンがいわゆる陰キャで頼りにならないので、この後もちょくちょく喧嘩しています。

前半は割と簡単というか、あっけないくらいにヒントをみつけ、次々とゲームを進めていき、5人が合流するに成功。

タビーとコンラッドは何も考えてないのか、ひたすらイチャイチャしているんですが、アンダーソン夫妻はずっと険悪。

どうやらナターシャはタイラーと不倫していたようで、合流したタイラーにやたらとちょっかいをかけてます。

ただ、タイラーはクリステンに結婚の意志を告げたせいもあるのか、それを拒絶。むしろ不快に思ってる様子。

ちなみにクリステンは裸で檻に閉じ込められていることがわかるんですが、タイラーはそれも演出だと思っています。

しかし、ヒントが途絶えたところで、殺人トラップが発動。

ただの脱出ゲームのはずが、突然、死のゲームへと変貌するという展開。

オープニングは無茶振りだけど、可能性が0ではないのでハラハラ感を楽しめるんですが、

成功しても死んでしまう

ため、意味がわかりません。

それぞれに秘密があってとか、得意分野で見せ場があるとかならもうちょっと印象が違ったのかもしれませんが、そういう感じでもないし。

唯一、ポンコツかと思われたアンダーソンだけが特別な知識を見せる場面があるくらい。

主催の主張は一応提示されますが、意味不明と感じた人が多いようです。

PCのブラウザでプレイできる密室からの脱出ゲームに慣れた人なら楽しめると思いますが、そうでないとよくわからないという感想の方が強いかも。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(コンラッドは本当にただのいい奴だったから、かわいそう過ぎる。)

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エスケープ・ルーム(字幕版)

【氷菓】

神山高校に入学した折木奉太郎(山崎賢人)は、姉の指示で渋々廃部の危機にある古典部に入部する。

もともと必要最低限のことしかやらない“省エネ主義”の彼は、ここで誰よりも好奇心旺盛な千反田える(広瀬アリス)と知り合う。

さらに折木と中学校時代から付き合いがある福部里志と伊原摩耶花も入部してきて……。

シネマトゥデイより。

米澤穂信の【古典部】シリーズのうち、1作目である【氷菓】を実写化。

【古典部】シリーズは推理小説と言っても、学園群像劇でもあるので、殺人事件とかは一切起こりません。

どんだけ危険な学校なんだと言いたくなるような作品と違って、リアルな印象。

逆に言えば、殺人ミステリーに慣れた人だと物足りないかも。

とりあえず、主人公というか、推理を展開する折木奉太郎が高校生離れした思考力の持ち主なだけで、他の3人は正直何もしていません。

凄まじい好奇心の持ち主である千反田えるは、「わたし気になります」って言うだけだし、自分をデータベースという福部里志も見せ場ないし、伊原摩耶花は素人代表みたいな感じ。

奉太郎に関しては、現実だとこんな感じかもなと思うので、そんなに違和感ありません。

ただ、千反田は豪農で知られる名家の娘で、知性が高く、清楚で礼節をわきまえているけど、好奇心が高まると暴走するキャラクター。

でも、映画版ではかわいいけど、残念な子。知性を高く感じるシーンがないため、ただのトラブルメイカー。

福部にしても、必要な情報を提示するのがデータベースの役割だと思うんですが、それがないので特に知性を感じない。

そのくせ、「データベースは結論を出せないんだ」という自虐的ともとれるセリフが削られ、「奉太郎わかったね」というセリフをドヤ顔で言うため、印象が悪い。

また、福部を演じている岡山天音には申し訳ないですが、外見的にインテリっぽくないし、とても摩耶花が振られながらも好意を寄せ続けるような容姿に思えません。

その摩耶花自身は目立つエピソードまで届いてないので、比較のしようもないんですけどね。

自分は原作至上主義ではないですが、この実写版の映画は構成や演出がメチャクチャで、元々の作品の良さが何も伝わってきません。

多分、作品自体の良さを知るだけなら、京都アニメーション製作のTVアニメ版を見た方がいいでしょう。

実写版では削られたエピソードを含め、1話から5話で描かれているので、そちらの方がおすすめです。

OP、EDがあることを考えたら時間的にほとんど変わらないし。

というか、映画を楽しみたいなら、

先にアニメ版を見るのはオススメしません。

ネタバレ以前に、相対的に実写版が酷い出来に感じてしまうので。

逆に本作を観た後にアニメ版を見たら、全然違う印象を受けると思います。

監督、脚本の安里麻里の作品を何本か観てますが、決して酷い監督ではなく、どちらかというと無難なイメージ。

料理で例えると、普通の材料で普通の家庭料理を作ってみせるタイプ。

まずくはないけど、本当に普通で記憶に残らないんですよね。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(過去の真相を変えたのはさすがにどうかと思ったけど、原作通りなんですかね。)

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