月別アーカイブ: 2月 2017

【アイアムアヒーロー】

漫画家アシスタントとしてパッとしない日々を送る、35歳の鈴木英雄(大泉洋)。

そんな彼の恋人が、人間を凶暴に変貌させるウイルスに感染して襲い掛かってくる。

慌てて趣味の射撃で所持する散弾銃を手に外に飛び出す英雄だが、街はZQNと呼ばれる感染者であふれていた。

出会った女子高生・早狩比呂美(有村架純)と逃げるが、彼女は歯のない赤ん坊のZQNにかまれて半分ZQN半分人間という状態に。

比呂美を連れてショッピングモールに逃げ込んだ英雄は、そこで藪(長澤まさみ)という勝気な看護師と顔を合わせる。

シネマトゥデイより。

【ボーイズ・オン・ザ・ラン】の花沢健吾の同名コミックの実写化。

銃を撃てる漫画家がゾンビのような化け物『ZQN』が徘徊している日本でサバイバルするというちょっと変わった作品。

邦画のゾンビ系作品としては、かなり頑張っていて、よく日本で撮影できたなと思うシーンもしばしばあるくらい。

日常風景だったのが『ZQN』によって崩れたと思うと一気に広がり、街中がパニックになる光景は結構面白い。

特にいかにもそういう状況が想定されていない日本らしく、どこか他人事なのも妙に説得力があります。

パニックが起きている地域でレポートをしている背後に明らかに怪しい奴が立っているのにカメラマンは警告もせず、レポーターが襲われるとかいかにも日本っぽい。

そんな中、主人公の英雄のまわりでもおかしな事が起こり始め、彼女には襲われ、アシスタント先でも惨劇が起きていて、逃げた先々で『ZQN』に遭遇する始末。

富士山が安全だと聞き、たまたま知り合った女子高生の比呂美とともに富士を目指すことに。

しかし、彼女は赤ん坊の『ZQN』に噛まれており、半分『ZQN』化してしまう。

なんとかたどり着いたショッピングモールで、藪という女性に見つかり、屋上で生活している集団に連れていかれる英雄たち。

はじめは親切そうに振る舞う集団のリーダーたちだったが、英雄の銃と半分『ZQN』の比呂美の存在によって、仲間割れがが起きる。

そんな状況のまま、食材の調達に出た集団の男たちは、予想外の出来事に翻弄されていくのだった。

英雄は比呂美や藪を助け、生き残ることが出来るのかという展開。

原作コミックの途中までですが、ショッピングモール編は区切りとしてわかりやすいので、中途半端な印象はないかと思います。

ただ、原作コミックを読んでいるファンだと、実写映画のはしょり振りに困惑するかも。

英雄が彼女に襲われた後の流れ等がカットされたり、塚地演じる漫画家アシのチーフが飛行機にぶつかられるシーンが映像化できないのはしょうがないとして、英雄と比呂美の出会いが変わったり、

英雄の妄想シーンが全カット

はどうかと思うんですよね。

特に英雄の妄想に関しては、後々にもつながる重要な個性だし、比呂美の人格を流してしまうと、原作の人間関係とはまったく違う印象になっちゃうんですよね。

続編を作らない前提で、あくまで映画は映画として観る分には問題ないんでしょうけど。

もっとも、それを踏まえても、邦画の感染系ゾンビ映画としては、良作の部類に入ると思います。厳密にはゾンビじゃないですが。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(投稿系ホラーが好きなら、スピンオフの【はじまりの日】の方が面白いかも。)

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アイアムアヒーロー

【コープスパーティー Book of Shadows アンリミテッド】

直美(生駒里奈)とあゆみ(前田希美)は、呪いのおまじない“しあわせのサチコさん”のせいで怨霊がはびこる異空間に飛ばされ、多くの仲間を失いながらも何とか生還する。

あれから半年、死んだ仲間たちを取り戻すべく、二人は再び天神小学校へ舞い戻る。

しかし、そこにいた仲間たちは死の運命にとらわれていた……。

シネマトゥデイより。

今回のレビューは、前作を含め、ややネタバレを含みます。

同名ホラーゲーム原作の続編。こういう作品には珍しく乃木坂46の生駒里奈が続けての主演。

前作では生駒演じる直美とあゆみが逆打ちに成功して、生還。しかし、ある行動が原因でもうひとりは衝撃的な状態に。

その後、直美は精神崩壊したのか、病院に収容されてしまうんですが、本作では退院し、はれもの扱いになっていました。

天神小で死んだ人たちは存在がなかったことにされているらしく、直美がその存在を主張するから気が触れたと思われたようです。

そうなると、元々の原因で、ラストの元凶となったにもかかわらず、直美みたいに焦らないあゆみのメンタルは強過ぎです。

一応、罪悪感はあるのか、『さちこの骨』を使って、天神小に戻るから直美にも協力して欲しいと頼みにきます。

その頃、白檀高校で『しあわせのサチコさん』を行い、刻命たちが天神小に送られる辺りがオープニング。

本編が始まると、もう天神小に戻っています。ここからは展開が早く、ふたりがそれぞれどのタイミングで戻れたのかわかりませんが、すでに数人は生命を落としていました。

直美は自分が殺したはずの世以子と再会するんですが、何故か首に絞殺痕があるのが見えます。

その後、如月学園、白檀高校からやってきた生徒たちがサチコに惨殺されていくんですが、ハイペースになった分、グロさはやや抑えられ、精神的な恐怖は減ったような印象。

とは言っても、内臓はボロボロこぼれるし、生首も落ちるので、決してホラーが苦手な人でも大丈夫ということはありません。

むしろ、虫が嫌いな人は見ない方が良いでしょう。

やがて、妹あゆみの勘違いに気づいた姉ひのえが天神小に現われ、連れ帰ろうとするも失敗。

途中、声がすると言って白檀高校の生徒と合流したり、10分しかないと言っているのに天神小を探し回るとか言ってれば、間に合うはずがありません。

まあ、他にもいろいろと変える手段とかあったんですが、ことごとく使えません。

というよりも、この作品の登場人物たちの言動って、他のホラー作品で

事態を悪化させる元凶そのもの

なんじゃないでしょうか。

多分、この記事を読んでる人たちは、ここまでが終盤と思ってるでしょうけど、ここまでがおおよそ中盤です。

サチコの中から現れた少女の正体が明かされたり、頭のおかしい殺人鬼に追われたり、死者を蘇らせる『Book of Shadows』を探すことになったりと結構忙しい展開。

ゲームをプレイしていたり、アニメ版を見た人たちなら殺人鬼が誰なのかは予想できると思います。ちなみに前作で大暴れしていたヨシカズではありません。

そういえば、今回ヨシカズは回想シーンにしか出てきてないですね。

今回の殺人鬼はサイコパスではありますが、原作やアニメ版のような変態でないのが残念でたまりません。頭も悪くなった気がするし。

前作と違って、忠実さより映画としての面白さをとったんだろうなという印象があり、設定やストーリーも原作とは変わってきています。

そういった部分を含め、【コープスパーティー】が好きな人たちならおすすめの作品でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(ちなみに声優の杉田智和の登場シーンは、オープニング中の死体です。4分6秒くらい。)

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【ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション】

独裁国家パネムを統治しているスノー大統領(ドナルド・サザーランド)との最終決戦に臨むカットニス(ジェニファー・ローレンス)をはじめとする第13地区の反乱軍。

ついにスノー大統領暗殺作戦が発動され、カットニスは、ゲイル(リアム・ヘムズワース)、フィニック(サム・クラフリン)、ピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)と実行に乗り出す。

だが、スノー大統領は彼らの動きを察知しており、迎撃を展開していく。

彼らは、無数の敵からの攻撃や死のトラップにさらされ……。

シネマトゥデイより。

独裁国家によるサバイバルゲームの生き残りが革命の象徴として扱われ、反旗を翻した人々とともに戦うシリーズの完結作となる4作目というか、3作目の後編。

続編がつまらなくなるという作品はよくありますが、飽きられたわけではないのに最終作だけ尻すぼみになるというのも珍しい。

というのも、このファイナルは【ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス】と、本作【ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション】での実質前後編。

一般的な作品で

クライマックスの戦いの部分だけが描かれている

ような状況。

前編となる前作はターニングポイントになっているので、内容が割と詰まっていました。

ただ、本作はキャピトルに潜入して暗殺をしようとするだけなので、さすがに冗長。

しかも、洗脳されたピータを連れての行動な上、表向きは違う作戦なので、仲間も精鋭ではありません。

これが精鋭とか、独特なキャラクターだったり、カットニスと苦楽を共にしてきた仲間たちで、傷つきながらの総力戦とかだったら印象も変わっていたかもしれないですけどね。

基本的にカットニス含め、いろんな人がいろんな人に振り回されているだけで、結局戦いはキャピトルVS第13地区みたいな展開。

これなら前後編みたいな分割にしないで、無理やり詰め込むか、多少上映時間を伸ばした方がましだった気がします。

真相が語られた時点で最後の展開は読めるんですが、事情を知らない群衆がその出来事をおかしいと思わないのかも理解不能。

新しい要素であるミュットという怪物たち含め、説明不足過ぎて、映画しか見ていない人たちに楽しめるんですかね。

とりあえず、きれいにまとまっていることは否定しない。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(結局、カットニスとはなんだったのか)

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