月別アーカイブ: 5月 2016

【図書館戦争 THE LAST MISSION】

年号が昭和から正化になってから33年、関東図書隊のタスクフォース所属の堂上篤(岡田准一)と笠原郁(榮倉奈々)は、日々理不尽な検閲から図書を守るため奮闘。

彼ら図書隊は、全てのメディアを取り締まりの対象とするメディア良化委員会と激しいつばぜり合いを展開していた。

読書と表現の自由を守るべく体を張る彼らを、予想外の戦闘が待ち受けていて……。

シネマトゥデイより。

国家による理不尽な検閲が施行されている世界で、本を守る図書隊と、検閲する側のメディア良化隊の戦いを描いた作品の続編。

今回のレビューは、ストーリー展開の都合上、ネタバレを含んでいます。

ストーリーは郁の同僚手塚の兄である慧によって、ある命題がつきつけられるという内容。

茨城県近代美術館で自由がテーマの展示会が開かれることになり、図書館法規要覧という図書館法を記した書籍の唯一の原本を貸し出すことに。

その受け取りの過程で、茨城県の図書館に図書館法規要覧を移転するんですが、そこにメディア良化隊がやってきて戦闘になるという流れ。

本作は、この作品の面白いところであり、無茶苦茶な部分でもある図書館隊とメディア良化隊の戦闘が多い。

何が無茶苦茶かって、敷地内に限って、時間制限があるとはいえ、日本人同士が銃で実弾を撃ち合うところ。

検閲から本を守るためとはいえ、どちらかが正義だったり、悪でもないのに、普通に銃で撃たれて怪我したり、死んでそうなのがいます。

現実の戦争にしても、善悪ではなく、価値観の違いやお互いの損得によって行われますが、そう認識してしまったら、それこそタイトル通りの図書館戦争です。

慧は検閲をなくすには、図書館は文科省の下に入ることで法務省傘下のメディア良化隊と同等の立場を得ればいいと考えていて、そのためには図書館防衛隊の解散が必要だと主張。

慧自身、図書館防衛隊にいた経歴を持ちながら、その目的のため、郁を罠にはめたり、メディア良化隊と手を組んで、図書館防衛隊をなくすように企みます。

もっとも、慧の言動は自分の利益のためではなく、現状の検閲が続けば、赤字覚悟で出版するような会社はなくなり、自分たちが生命をかけ、傷つきながら戦っているのに、ほとんどの国民は興味を持ちもしないことが起因。

そのような状況で生命をかけて戦うことがむなしくなり、無意味だと考えたんでしょうね。

実際、生命をかけるような仕事をしていて、それを無意味だと言われたら、自分はなんのために働いているんだろうと思ってしまいそうです。

そう考えると、言論は自由だけど誰かが戦わされる世界と、言論はある程度検閲されるけど生活には影響の少ない世界ではどちらがいいのだろうという話になってしまうんですよね。

ただ、結局のところ、どちらの世界も国民が無関心な時点で、

戦わされる当事者以外にはどちらでもいい世界

でしかないんでしょうけど。

また、前作で自分の王子様が常上だと知った郁の恋模様が進展するんですが、そのやりとりがちょっと面白い。特に岡田准一演ずる常上の唐変木ながら、頑張ってる姿が可愛いです。

ちなみにちょっとしたキーアイテム的に出てくる図書館防衛隊のシンボルにもなっているカミツレ。聞き慣れないかもしれませんが、カモミールのことです。

つまり、作中で郁がカミツレのお茶と言ってるのは、単にカモミールティーなんじゃないかと思ったり。

本作はほとんど茨城での戦いなので、アクション好きならそれなりに楽しめそうですが、図書館戦争のドラマパートが好きな人にはつまらないかも。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(敷地外で発砲してた奴らの件は後日譚を描写して欲しかったけど、ラストなら必要ないのかな。)

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【心が叫びたがってるんだ。】予告編動画

ヒロインの少女の声がちょっと予想とは違っていたけど、思った以上に面白かったので予告編動画を紹介。

アニメに抵抗ない人なら、ぜひ一度は観て欲しい。

【ウーマン・イン・ブラック2 死の天使】

第2次世界大戦下、ロンドンのある学校の生徒と教師たちは戦火を逃れイギリスの田舎町に疎開する。

一行がたどり着いたのは、かつて数々の惨劇があったいまわしい過去を持つ、陰鬱(うつ)な雰囲気に覆われた「イールマーシュの館」。

彼らが館に潜む邪悪な魂を呼び覚ましてしまったことから、黒衣の女が引き起こす惨劇に巻き込まれ……。

シネマトゥデイより。

前作【ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館】の舞台となった屋敷に、孤児たちを連れて疎開してきた女性イブと、両親を失って失語症となった少年がメイン。

他にもいじめっ子や、面倒見がいいせいで巻き込まれそうな女の子、真面目なんだろうけど自分の理解が及ばないことにはヒス気味の女性、部下を失って自分だけ生き残ったパイロットなんかもいますが、たいして重要ではありません。

パイロットは一応イブと良い感じの仲にはなりますけどね。

結論から言うと、前作同様

良い雰囲気ではあるものの、それほど怖くない。

前作のレビューを書いた後、どこが【リング】っぽいのかと思って調べたら、呪いを解こうとする流れが【リング】っぽいという感想が多かったんですが、本作は輪をかけて【リング】っぽい。

ただ、ジェネットの目的がわからず、生前の彼女が精神的に病んでたと提示されてしまうと、もう推測のしようもありません。

そんな状況でジェネットを見たら死ぬしかないと言われたら力技しか残ってないし、本作に至っては掘り出す死体もないので、当然右往左往しながらジェネットについて調べるくらいしかできないんですよね。

子供たちが死んでいくとはいえ、単に調べものして、幻覚見る程度では怖がれと言われても難しい。

しかも、本作は第2次世界大戦下という状況も手伝っているのか、画面が暗く、何が映ってるのかわからないシーンが少なくないし。

前作みたいに青みがかった暗さなら見えたと思うんですけどね。

正直、どこかで見たものの寄せ集めという印象を拭いきれない作品でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(もうちょっとわかりやすく、見づらいレベルの暗いシーンが少なかったら印象も違っていそうですが。)

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【神様メール】予告編動画

【劇場霊】

トップの女優になることを夢見る沙羅(島崎遥香)は、新作舞台のオーディションを通過し、脇役で出演できることに。

一方、香織(足立梨花)や葵(高田里穂)らが主演女優をめぐってし烈な争いを繰り広げる中、劇場では不可解な事件が発生。

事件の真相究明にあたっていた沙羅とスタッフの和泉(町田啓太)は、あることに気が付くが……。

シネマトゥデイより。

AKBの島崎遥香主演、監督は【女優霊】が監督デビュー作だった中田秀夫。そのせいか、プロモーションは【女優霊】押しでした。

まるでリメイクぐらいの勢いで紹介されてましたが、なんの関係もありません。単に20年の節目の記念くらいに思ってください。

当然、【女優霊】や【リング】が好きだったホラーファンからしてみれば、期待が高まるところなんですが、そのギャップに爆死した様子。

ストーリーとしては、トップ女優を目指している沙羅が参加することになった舞台で、人形が様々な現象が起こるというもの。

トップ女優を目指すだけあって、セリフを覚えるのが得意な沙羅は、同じ事務所の人気女優の葵に疎まれます。

この葵役が見覚えあるなあと思ったら、【行方不明】に本人役で出ていた高田美穂でした。ちなみに【仮面ライダーオーズ/OOO】のヒロイン。

しかし、練習中の様子や、ある出来事から主役交代するんですが、監督の枕営業を断り、やっぱり主役から降ろされます。

こういう色ボケ監督ってよく描かれますが、現実にはいなさそうに見えて、意外といそう。

それはともかく、舞台に座らされている等身大の人形が色々と起こすわけですが、どうやら基本的に標的の人物だけにしか見えない様子。

基本、標的になった人が人形のことを訴えたところで、他の人には何も起こってないのでわけがわからないんですよね。

ゴアシーンやスプラッタシーンがないのは、AKB主演なので、18歳未満、15歳未満の客層もターゲットにしていて、R指定や、PG指定は避けたかったんでしょう。

おかげでショックシーンのほとんどが、人形がこっち見たとか、近づいてくるくらい。

殺され方も血とか出る類ではなく、生気か何かを吸われて、何故か死蝋化するというもの。これならまだ生気を吸われたら人形になる方が怖かったんじゃないかなと想像。

もっとも、

雰囲気的にはそれなりに怖い

感じはあるので、夏休みにホラー慣れしてない人たちが怖いもの見たさでキャーキャー言うにはいいんじゃないでしょうか。

劇場では大爆死と言われてましたが、内容的にはハードル上げてしまわなければ、Jホラーとしては普通なレベルだと思います。ジュニアアイドル系ホラーだったら、普通にあるレベル。

オススメ度(10段階)……★
(劇場霊というより、人形霊だけど、同じタイトルあるからなあ。韓国映画だけど。)

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