月別アーカイブ: 1月 2016

【イレイザー】

利害関係にある第三者から重要証人を守る証人保護プログラム。

そのために証人の死を演出することで過去を消去する凄腕のプロフェッショナルがいる。

男の名はジョン・クルーガー。

彼の最新任務は、最新鋭のハイテク銃『レール・ガン』の国外持ち出しを企む軍需産業の告発に踏み切った女性職員の庇護だった……。

allcinema ONLINEより。

アーノルド・シュワルツェネッガー演じるジョン・クルーガー連邦捜査官が、証人となるはずの女性を守るストーリー。

重要な証人が証言前や証言後の報復として危害を加えられないようにする証人保護プログラム。

ジョンたちエージェントが守る中、携帯用レールガンの密売に関する証人たちが次々と殺されてしまう。

その上、陰謀に関わっている人間が連邦捜査官たちの中にいて、ジョンは追われる立場になってしまうという展開。

多分、若い俳優が演じていたら普通のFBIアクションになっていたと思うんですが、

シュワルツェネッガーが主演になると、もはやポリスアクションではありません。

どちらかといえば、コマンドアクションに見えてきます。

規模が軍隊レベルじゃないのが不幸中の幸いです。下手すれば、ジェット機が墜落していたし。

この映画、かなり久々に視聴したんですが、実はずっとSFアクションだと思っていたんですよね。

それというのも、ストーリーの発端となるレールガン。ライフルくらいの大きさでジャケットでシュワルツェネッガーが両手に持ってるものなんですが、異常に強力。

一発で中にあったものも原因なのかもしれませんが、倉庫が吹っ飛ぶ威力です。

しかも、スナイパーが撃ってるシーンを見る限り、反動もありません。こんなのが大量にあったら、小国の軍隊くらい滅びます。

その密輸に対して自分たちだけで対応しようとしているジョンもジョンで頭がおかしいのかもしれません。

クライマックスに向け、自分が以前に保護した相手に協力を求めるんですが、その仲間が無駄に強い。

港湾組合の連中なんですが、武器を密輸している連中よりも、よっぽど強力です。

賑やかしのためのモブなのかと思いきや、密輸集団を次々と倒していくという有能ぶり。

レールガンというハンデがあるのに何にもできない相手にも問題あるんでしょうけどね。

裏切り者とか陰謀とかの要素はありますが、案外あっさりバラすので、サスペンス要素にはなってません。

なので、シュワルツェネッガーが暴れるだけのアクションが好きな人にだけおすすめ。

一番のみどころは、ストーリー的にはまったく意味のないワニたちによるアグレッシブな攻撃シーンだし。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(ラストの二転三転はいまでこそベタですが、公開当時は結構斬新だったと思います。)

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【サンバ】

アフリカからフランスに来て10年になるサンバ(オマール・シー)は、料理人になるべく頑張っていた。

ある日、ビザの更新に気が付かなかったことが原因で国外退去命令を受けて拘束されてしまう。

サンバのためにやってきた移民協力ボランティアのアリス(シャルロット・ゲンズブール)は、以前燃え尽き症候群によって大企業を辞めたことがあったが、厳しい状況でも明るいサンバに興味を持ち……。

シネマトゥデイより。

フランスの移民問題を描いた映画。移民問題を描いたとは言っても、ドキュメンタリーなわけではなく、社会的状況を描いたドラマ。

予告編を見た感じだと、【最強のふたり】のオマール・シー演じるサンバが問題を笑い飛ばし、周囲に幸せを引き寄せるような作品なのかと思ってました。

ところが、実際に観てみると重い。もう本当に

色々と重い。

その上、サンバも問題を笑い飛ばすような明るい性格ではなく、どちらかというとクズ寄り。

まあ、男だし、外国人なので、多少は女好きとか、気が多くてもある程度は愛嬌でしょう。

でも、現実にサンバのような男がいたら、どちらかというと仲良くなりたくありません。

もっとも、ヒロインと言っていいのかわかりませんが、サンバとやりあいながらも打ち解けていくアリスの方も難しいタイプ。

シャルロット・ゲンズブールのおばさん化にも驚きですが、燃え尽き症候群と言うよりも、感情の起伏の激しい思い込みの強いキャラクター。

クズ男とヒステリックなおばさんの違法行為の上に成り立つ恋愛って、なかなか感情移入が難しいものですね。

これがまた、虐げられてきた人々の革命さなかの恋愛とか、クライムものでの恋愛だったら印象も違うんでしょうけど。

何かやらかしても、そんな事言ってもしょうがないじゃないかと言い訳して、反省しない人たちにしか見えないんですよね。

特に日本の場合、移民が日雇いの仕事をもらう様子があいりん地区等の光景に似ているため、ネガティブな印象を受けやすいというのもあるのかもしれません。

本当なら社会的弱者同志の愛を感じるドラマなんだろうなとは思うんですけどね。とりあえず、ジャケットのような優しい気持ちになれるような映画ではありませんでした。

そういえば、このレビューを書くに当たって調べていたら、オマール・シーって【X-MEN:フューチャー&パスト】でビショップを演じてたんですね。全然印象違くって気づかなかった。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(映画としてはつまらないけど、移民問題に興味があるなら見ておいて損はない映画。)

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【デッド・シティ2055】

近未来。巨大企業を率いるジュリアン(ブルース・ウィリス)は、ヴァイスという富裕層に向けたリゾート施設を建造する。

そこには人間に酷似した精巧な女性型アンドロイドが居住者として置かれ、顧客は彼女たちを殺したり、襲ったりすることができるという、モラルに反するような場所であった。

そんな中、アンドロイド居住者ケリー(アンバー・チルダーズ)のメモリーが自動消去されず、顧客たちにされたおぞましい行為の記憶がフラッシュバックし、彼女はヴァイスから逃げようとする。

シネマトゥデイより。

ブルース・ウィリス演じるジュリアンの会社が作った『ヴァイス』というリゾート施設から記憶がフラッシュバックしたレプリカントが逃亡。

警察にも顔が利くジュリアンは、秘密裏に逃亡した女性型レプリカントのケリーを捕まえようとするが、一方で刑事のロイもケリーを追っていた。

ロイは金さえ払えばレプリカントを殺したり、レイプできる『ヴァイス』は、欲望を抑えきれなくなった人間が犯罪を犯すと考えていて、許せない存在と思っていたのである。

そのため、『ヴァイス』とことごとくもめ事を起こしていて、ジュリアンとも何度となく揉めている様子。

ロイは『ヴァイス』を閉鎖させるためにケリーを追っているんですが、映画に出てくるトラブルメイカーの刑事らしく、おそろしく有能。

なにしろ、『ヴァイス』はレプリカントの所在を調べられるように追跡装置をつけているんですが、それよりも先に見つけ出します。

洞察力や推理というより、ほぼ直感。一応、どうやって見つけたのか示されてはいるんですが、それ自体が直感みたいなもんです。

ストーリー展開自体はどんでん返しがあるようなサスペンスアクションではなく、本当に単純なSFアクションなので、ぼんやりと見ていても平気です。

逆に言えば、普通に面白いんですが、じっくり見ていると退屈するかもしれません。この辺は、普段どういう映画を好んで見ているかで評価がわかれるところかも。

ブルース・ウィリスがアピールされてますが、あくまで悪役のボスで、メインは刑事のロイと、レプリカントのケリーなので、重要な役とはいえ、

ブルース・ウィリスの出番は意外と少ない

です。

ブルース・ウィリスだからと見ようと思った人は注意してください。

ぶっちゃけてしまえば、【ブレードランナー】と、【アイ,ロボット】を足して3で割ったような作品でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(まあ、無難なB級映画という印象。)

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【呪怨 -ザ・ファイナル】

小学校で教師をしている妹の結衣が姿を消したと知らされた麻衣(平愛梨)。

その行方を追ううちに、結衣が不登校を続けていた佐伯俊雄(小林颯)という生徒の家を頻繁に訪ねていたという情報をつかむ。

結衣の情報を得るために佐伯家に向かうが、屋敷は解体されて更地になっていた。

不動産業者から佐伯家の屋敷が呪いの家だと聞かされて困惑する中、麻衣の周囲で奇怪な現象が頻発する。

シネマトゥデイより。

前作のメインだった教師の結衣の姉である麻衣がメインで、別パートで女子高生たちのストーリーが展開。

時系列としては、前作の結衣パートと、10年前の女子高生たち続きなので、

シリーズ初見だとわかりづらい。

というか、設定がゴチャゴチャなので、過去のシリーズと整合性がとれているのか、リブートに思える前作が、実は過去のシリーズともつながっているのかわからなくなります。

とりあえず、結衣や前作の女子高生たちも出てくるし、前作とはちゃんとつながっています。

ただ、前作以上に俊雄がメインとなり、伽椰子はほとんど姿を現わさず、生前の姿か、別人の姿をしているのがほとんど。

現実的な話、その場にいれば怖いんでしょうが、白塗りパンツの少年が映像と映ったところで怖くありません。

伽椰子同様、増殖したように何人も立っていると、逆に笑いが込み上げてきます。

女子高生たちの殺され方は地味に嫌だなと思うんですが、宣伝のためなのか、ヒカキンを出すあたり、なんか違うよなっていう印象。

もっとも、ヒカキンを知らない人たちからしたら、気にならないところなんでしょうけどね。

正直、前作と展開が違うイメージがないし、ストーリーが補完されるわけでもないと思うので、惰性で観る類の作品だと思います。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(技術的なクオリティは高いのに怖くない残念な作品。)

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【パージ:アナーキー】

国民の怨嗟(えんさ)や憎悪を発散させ、それによって治安を維持しようと、アメリカ政府は1年に1晩だけ殺人などの全犯罪を認める日パージを制定する。

その日を迎え、家路を急ぐものの車がパンクしたために街をさまよう夫婦。

何者かに襲われ、拉致されそうになる母娘。武装した男に救われた彼らは、協力し合いながら無法地帯となった街からの脱出を試みる。

次々と襲い掛かってくる殺人者たちを倒していくが……。

シネマトゥデイより。

前作の1年後、相変わらず『パージ』は健在。ということは、この支配者たちは支持されてるというわけですね。恐ろしい世界です。

ちなみに前作とは世界観以外つながりがありません。

普通に考えたら貧困層が富裕層を襲い、富裕層は家に立て籠もって、迎撃するというような流れになりそうなものですが、貧困層が市民の集団に襲われるという映像が多い印象を受けます。

抵抗できない弱者を狙うことで鬱憤を晴らしやすいということなんですかね。それを証明するかのように、『パージ』当日、人間を金で買って、自分たちが安全な状況で殺すのを楽しむ富裕層も現われ始めている様子。

もちろん、貧困層も黙ってやられているわけではなく、反『パージ』を提唱するグループが出来ていて、積極的に『パージ』に参加する人間に対抗する流れになっています。

そんな世界観の中、病気の父を富裕層に買われた上、家を急襲された母娘ヱヴァとカリ、車が壊れて徒歩で逃げることになった夫婦シェーンとリズ、自らもある目的のために『パージ』に参加するつもりの男レオが行動をともにすることに。

ヱヴァとカリの家が謎の武装集団に急襲された辺りと、車を借りにいったターニャの家のシーンはみどころ。もうひとつのみどころは、ネタバレになるので控えます。

実際には『パージ』を楽しんでいるギャング集団と、謎の武装集団から逃げている状況なんですが、ギャング集団はほとんど印象に残りませんでした。

また、なぜ『パージ』が行われるのかという『パージ』に隠された裏の目的も語られ、人間の

醜い部分と倫理を同時に描いている

という意味では面白い作品になっていると思います。

リアリティはないけど、数十年後に富裕層に一般層や貧困層が支配される世界がないとは言えないので、そういう怖さはありますね。

前作とのつながりがないと書きましたが、自分の勘違いでなければ、前作のある人物がちょっとだけ登場しています。アップになるので気づけたら、ニヤリとするかも。

自分の勘違いだったらかっこ悪いですが、キャストには名前があったので大丈夫と信じたい。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(前作と本作で毛色が違うので、好みで評価が分かれるかもしれません。)

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