月別アーカイブ: 12月 2015

【コープスパーティー アンリミテッド】

直美(生駒里奈)は幼なじみの哲志(池岡亮介)や級友たちと共に、文化祭の後片付けに追われていた。

そして怪談マニアの委員長あゆみ(前田希美)の提案で、その場所に集う全員がずっと友達でいられるおまじない“幸せのサチコさん”を実行。

その結果、彼らは閉鎖された異空間に放り込まれ……。

シネマトゥデイより。

【青鬼】同様、ネットのフリーホラーゲーム好きなら誰でも知っている作品【コープスパーティー】の実写映画化作品。

原作のゲームはバリエーションがあるんですが、ニューチャプターと呼ばれる携帯版か、ブラッドカバーを基にしている様子。

巷では俳優陣の演技に否定的な感想が多いですが、あんまりそこは大事じゃない気がします。

重厚なドラマで大人たちが棒読みとかだと萎えると思いますが、元々が高校生たちが主要な登場人物のホラーなので、変に芝居がかった言動をとられるよりはいいんじゃないかと。

ただ、異世界に閉じ込められて、精神がおかしくなっていく様は、もう少しなんとかした方が怖かったかもしれません。

もっとも、前田希美に関しては、ホラー映画慣れしてきてるのか、演技がうまい印象を受けました。かわいいし。

ストーリー展開も尺の都合か、展開が早いし、カットされているシーンが結構あるものの、

原作ゲームにかなり忠実

で面白い。

OVAの方が面白かったですが、実写だと表現しづらい演出や、使いづらいシーンがあるのでしょうがないんでしょうね。

さすがに女子中学生の失禁とか、売出し中の子役にさせられないでしょうし。(追記:見落としたらしく、失禁シーンはあったみたいです。)

劇場版では規制されたグロ演出も、メディア版はアンレイテッドバージョンになっているので、耐性がない人にはかなり不快なシーンもあると思います。

個人的にはOVAに登場した刻命とか出てきて欲しかったとか、ゲームの方では七星というキャラクターがいるんですが、彼女と『幸せのサチコさん』のくだりを描いて欲しかった。

なので、続編に期待したりもしています。キャストは変わってしまうかもしれませんが。

すごいどうでもいい情報として、主題歌を声優の今井麻美が歌っているんですが、PSPのゲーム版とOVAであゆみを演じていたりします。

OVAには負けるものの、コープスパーティー好きなら楽しめる作品でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(邦画で、原作つきで、アイドルホラーと呼んでいいと考えたら、かなりの良作。)

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コープスパーティー アンリミテッド版(スペシャルエディション) [Blu-ray]

【ファイナル・ゲーム】

サッカーワールドカップ。アメリカチームは試合に勝利し、意気揚々と帰国の途へ。

しかしチームのメンバーを乗せた飛行機がエンジントラブルにより墜落してしまう。

15人が一命をとりとめるも、漂流した先は無人島であった。

キャプテンのスリムとサブキャプテンのアンディの2人をリーダーとして生活していくが、

全員で助けを待とうとするスリムと、人数が減ってでも助かる道を選ぼうとするアンディの間に亀裂が入り始める。

更にチームメイトの裏切りが発覚し、メンバー同士が対立し…。

シネマトゥデイより。

何気に多い【蠅の王】をモチーフにした作品。ワールドカップのブラジル戦に勝利したアメリカチームの乗った飛行機が墜落し、無人島に漂着。

なんとか生き残った15人だったが、食料も水もほとんどなく、島には動物や、食べられる植物もない様子。

当然ながら電波塔もないので、携帯電話も通じない。

けが人のために水を使うかという議論が起きた辺りからきな臭い雰囲気になっていき、対立が始まっていくという流れ。

生き残りをかけた戦いとは言っても、

積極的な殺し合いで数が減っていくというわけではなく、

病気や怪我、自殺、アクシデントという感じで人数が減っていく展開です。

設定された状況にやや疑問が残るものの、意外と面白い。

さすがにワールドカップで勝つようなチームの乗った飛行機が墜落して、機体の残骸が残っているのに何日も救助がやって来ないというのは不自然だと思うんですよね。

また、島が完全に無人島で周囲に動物がいないため、何もとれないような演出なのに、何故かサメがいたり。

さらに酷いのが島の中には戦時中のものらしい罠があり、いまだ生きているんですよね。こんな孤島に戦略的価値なんてなさそうなんですが。

しかも、その罠に仲間がひっかかったにもかかわらず、その後も平然と走り回るんですから、肝が太い連中です。

もっとも、激しい殺し合いをするでもないし、登場人物もサッカー選手ではあっても格闘のプロということもない素人なので、温いと感じるかもしれませんが、それがかえって面白い。

派手な殺し合いも非日常的で良いですし、天才的な駆け引きもかっこいいなとは思うんですが、こういう登場人物の言動が理解できるのも良いんじゃないでしょうか。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(不自然と書いてはいますが、見ている間はほとんど気にならないと思います。)

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【イニシエーション・ラブ】

バブル真っただ中の、1980年代後半の静岡。友人から合コンに誘われ、乗り気ではなかったが参加することにした大学生の鈴木(松田翔太)は、そこで歯科助手として働くマユ(前田敦子)と出会う。

華やかな彼女にふさわしい男になろうと、髪型や服装に気を使って鈴木は自分を磨く。

二人で過ごす毎日を送ってきた鈴木だったが、就職して東京本社への転勤が決まってしまう。

週末に東京と静岡を往復する遠距離恋愛を続けるが、同じ職場の美弥子(木村文乃)と出会い、心がぐらつくようになる。

シネマトゥデイより。

乾くるみのベストセラー小説を【TRICK】や【SPEC】の堤幸彦が映画化したラブストーリー。

観た人たちが真実に騙されるというのを売りにしていて、実際、ラスト5分でどんでん返しが待っています。

でも正直、その売り文句が失敗だったんじゃないかと思うんですよね。

予告の段階でラストに衝撃的な真実があるというのを前面に出しているため、当然ながら観客や視聴者は身構えて見てしまうので、オチでガッカリする人たちも少なかった様子。

初見だとラストで驚く人もいるとは思うんですが、ひっかかるのは心がピュアか、クズな人間を知らない人くらいな気がします。

逆に言えば、この映画を見て騙される人は知人にまともな人が多いということかもしれませんが。

実際、自分はこの映画の登場人物のような人間を知っているので、開始40分までにはオチを確信してしまいましたし。

ただ、映画としては本当によくまとめられていて、懐かしい昭和の時代がトレンディドラマみたいで面白い。

作品中で使われる音楽も昭和の歌だったり、色々と細かい部分から

昭和の臭いがあふれかえって

います。

昭和をほとんど知らないはずの松田翔太や前田敦子が演じる昭和の人々も、やや滑稽な感じがかえって味があったし。

騙されるというフレーズからサスペンスのような推理ものを想像して見ると大失敗しますが、アラフォー世代がドロドロしたラブストーリーとして見る分には意外と面白い映画だと思います。

20代だと作品中のあるあるに共感出来ないでしょうから、ネットの感想に否定的なものが多いのも仕方ない気がします。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(見た人のある種の純粋さがわかる映画。)

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【リアル鬼ごっこ ライジング】

園子温の【リアル鬼ごっこ(2015)】の公開記念に作られたスピンオフのオムニバス作品。

『リアル鬼ごっこ』がどうして行われるようになるのかを描いています。

ちなみに【リアル鬼ごっこ(2015)】の公開に合わせたというだけで、【リアル鬼ごっこ(2015)】とは関係ありません。

個人的には【リアル鬼ごっこ(2015)】よりこちらの方が面白いと思います。

また、パラレルなスピンオフなので、

『リアル鬼ごっこ』が行われるようになる理由もそれぞれで異なり、

これが真相というのはありません。

『佐藤さんを探せ!』

好奇心旺盛な小学生3人組の輝男、圭吾、想流は、遊び場にしている廃校で、タイムカプセルを探しに忍び込んだ“子供殺し”の指名手配犯【佐藤さん】に遭遇する。

懸賞金300万円を手にする為、子供たちは無謀にも生け捕り作戦を企てるが―?

公式より。

好奇心旺盛と言えば聞こえはいいですが、不快なレベルでやんちゃなことをしている3人組の輝男、圭吾、想流。

指名手配犯の『佐藤さん』と出会い、興味を示すんですが、教師の死体が出てきたことで『佐藤さん』とトラブルになります。

その後、友達を呼んで、学校で『佐藤さん』狩りを始めるというもの。

映画版の【リアル鬼ごっこ】の起源という印象のストーリー。

子供たちの無邪気な狂気が気持ち悪いです。オーソドックスで、いかにもライジングな内容。

ただ、『佐藤さん』が臭いに執着している意味がわからないまま終わるのがモヤモヤします。

『佐藤さんの逃走!』

廃墟に迷い込んだ中学生の家出少女・茉莉花は、ある夜、“角”の生えた少女と出会う。

その子に奇妙な愛情をおぼえ、“おにおに”と名付け可愛がるが、2人の前に突然【佐藤さん】と名乗る少年が現れる。

そして彼は叫ぶ「鬼だ!鬼がいる!」―

公式より。

家出したらしい少女が廃墟で暮らしているんですが、持っていた人形に生理らしい血が流れ込んだら、何故か人間大の少女になります。

茉莉花と『おにおに』と名付けられた少女は楽しく過ごしているんですが、そこへ『佐藤さん』と名乗る少年がやってくるように。

茉莉花は『佐藤さん』とも仲良くなっていくんですが、『おにおに』は茉莉花が自分から離れていくように感じている様子。

やがて、茉莉花と『おにおに』の生活は永遠に続けられるはずがないことを『佐藤さん』が告げるんですが、そのことが悲劇を産むことに。

なんとなくですが、つげ義春の【紅い花】を彷彿とさせる作品でした。

『佐藤さんを正体!』

高校生の朔実は、同級生の美少女・絢乃を好きな余り、学内でストーカー行為を繰り返す。

ある日、【佐藤】という名のもう1人のストーカーの存在が発覚する。

「自分以外のストーカーは認めない!」と、もう一人を罠にはめる為、ある行動をとる―?

公式より。

これはちょっと異色な感じ。女でありながら、美少女の絢乃をストーカーしていた朔実がひょんな事から一緒にストーカー探しをすることに。

はじめは自分のネタをばらしていたんですが、絢乃がおかしくなっていくのを見て正体を明かそうとしたところ、もうひとりのストーカーの存在が発覚。

そのストーカーと対峙することになるというもの。まあ、予想通りだとは思うんですが、意外と面白い。

オチも【世にも奇妙な物語】にありそうな感じがいいです。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(【リアル鬼ごっこ】を知っていたらより楽しめますが、この3話だけでも結構楽しめるんじゃないかと)

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【リアル鬼ごっこ(2015)】

女子高生のミツコ(トリンドル玲奈)は、何者かに追われ、ふと気が付くと学校の教室にたどり着いていた。

一方、ケイコ(篠田麻里子)は知らない女性にウエディングドレスに着替えさせられ、何者かに追われる。

そして陸上部のいづみ(真野恵里菜)も迫りくる恐怖と対峙(たいじ)することとなり……。

シネマトゥデイより。

山田悠介の【リアル鬼ごっこ】を園子温が映画化。ただし、標的は佐藤さんではなく、女子高生。

なんだそれと思いつつも、予告のカオスさに興味を惹かれたので視聴した結果、詐欺もいいところ。

やっぱり、【TOKYO TRIBE】の失敗で懲りるべきでした。今回の感想は、ネタバレを含まざるを得ないので、ネタバレが困る人は戻るか、そっとブラウザを閉じてください。

正直、開始数分の虐殺シーンはとある作品を彷彿とさせるものの、これから始まる大虐殺を想像させるのでワクワクが止まりませんでした。

まあ、その直後からオカルトなのか、なんなのかわからない嫌な予感しかなるんですけどね。

とりあえず、冒頭で始めの主人公となるトリンドルの乗ったバスの前方で被害に遭ったはずのバスが消滅しているというやっつけ振りを突っ込んでおくとして、行動がメチャクチャ。

逃げ惑うトリンドルが行く先々に死体があるんですが、血まみれの服を脱いだかと思ったら、なんと死体から服を奪って生着替え。

徘徊していると、通学中の女子高生たちに遭遇するんですが、修学旅行に向かっていたはずなのに、何故か登校中の女子高生たちに声をかけられます。

パニックになっているトリンドルに対し、記憶喪失ということで受け入れているのに、何の心配もしない親友たち。

ちょっとした物忘れのレベルじゃないんですけどね。

というか、修学旅行でバスに乗ってきたのに、女子高生たちの通学時間に遭遇するって、何時の設定なんでしょう。

その後、学校を抜け出して、わけのわからないトークをして、学校に戻ったら、わけのわからない理由で虐殺開始。

どうやら学校中で起こっているらしく、みんな逃げ出すんですが、校舎の窓から撃ってくるスナイパーたちはやたらと優秀だし、なんかミサイルまで飛んでます。

予告編にもあるスパスパシーンもあるんですが、結局あのカマイタチみたいなのは兵器なんだか、オカルト的な何かなのか一切わかりません。

兵器だったら兵器だったで、冒頭シーンの意味がわからないんですけどね。

そして、逃げ惑った結果、交番に逃げ込むんですが、婦警がわけのわからないことを言い出します。

逃げてきて様子のおかしいトリンドル演じるミツコに対して、ケイコと呼び出し、制服を着ているのを結婚式の余興と尋ね出したり。

ここで、あらすじが完全にデタラメなことが発覚。一方、ケイコはどころか、ケイコはミツコのことでした。

鏡を見ると、ミツコの顔はいつの間にかケイコになっていて、ケイコの友達らしい婦警によって結婚式に連れていかれます。

っていうか、婦警は交番無人にして、勝手に結婚式にいく時点で世界観がおかしいんじゃないかと。

式場に着いたところで、余興と言ってたから友達の結婚式なのかと思ったら、花嫁がケイコ。

セリフから何から適当過ぎます。

その中にトリンドル編で友人だったアキがいて、彼女の助けで逃げ出すことに成功するんですが、その途中でまたキャラチェンジ。

言わなくともおわかりでしょうが、陸上部のいずみになり、マラソンか何かに参加することに。ここでも始めは練習中みたいなことを言っていたのに、何故かレースになってます。

しかも、いずみ編にいたっては、ほとんどただ走ってただけなので、面白くもなんともありません。

最終的に見終わっても、

【リアル鬼ごっこ】ではありません

でした。山田悠介の【リアル鬼ごっこ】ではないのではなく、【リアル鬼ごっこ】ですらありません。

園子温が原作を読まずに撮ったと言っているので、可能性がなくはなかったんですが、まさか名前から想像した『ぼくの考えたリアル鬼ごっこ』ですらないとは想像のはるか彼方です。

なんかもうメイド喫茶に行ったら、場末の風俗にいるおばちゃんがセーラー服姿で出てきたくらいのガッカリ感です。

作品そのものは園子温らしいクレイジーな描写を楽しめるので、【リアル鬼ごっこ】としてではなく、オリジナルとしてだったら、もうちょっと印象が違っていたかもしれません。

みどころはトリンドル含めた女子高生のパンツと、トリンドルと篠田麻里子のブラ姿、とある役で登場する斉藤工のパンツ一丁での『やらないか』ポーズくらいですかね。

ホラーファン限定で、切り株シーンがなかなか面白いかも。

オススメ度(10段階)……★★
(園子温の原作ものは低評価の定番になりそうです。)

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リアル鬼ごっこ 2015劇場版 プレミアム・エディション [Blu-ray]