月別アーカイブ: 10月 2015

【マッドマックス 怒りのデス・ロード】

資源が底を突き荒廃した世界、愛する者も生きる望みも失い荒野をさまようマックス(トム・ハーディ)は、砂漠を牛耳る敵であるイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の一団に捕らわれ、深い傷を負ってしまう。

そんな彼の前に、ジョーの配下の女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、全身白塗りの謎の男、そしてジョーと敵対関係にあるグループが出現。

マックスは彼らと手を組み、強大なジョーの勢力に戦いを挑む。

シネマトゥデイより。

メル・ギブソンの出世作である【マッドマックス】シリーズの最新作。元々メディア化されてから見るつもりだったため、前情報を出来る限りシャットダウン。

さすがに主役のマックスはメル・ギブソンではないだろうと思っていましたが、【ダークナイト ライジング】でべインを演じたトム・ハーディに変更。

若々しくて、いかにも世紀末のヒーローっぽい。

本作のマックスはイモータン・ジョーのグループに捕まっていて、輸血袋呼ばわりされています。

そのイモータン・ジョーの配下であるフュリオサが何の説明もなく、いきなりミッション中に裏切り逃亡。

ジョーは配下のウォー・ボーイズを率い、武器将軍、人食い男爵を援軍にして、フュリオサを追うというストーリー。

全身白塗りのウォー・ボーイズや、謎のスピーカーマシーンに乗って火炎放射器でもあるエレキギターを演奏する男等特徴のあるキャラクターの登場も面白い。

また、メル・ギブソン版と比べ、アクションシーンが多くというか、ほぼストーリーと言うべきストーリーがないくらい最初から最後まで逃走劇なので、アクションシーンが好きな人にはおすすめ。

逆に言うと、逃げ出した女たちの追走に連れ出され、どさくさまぎれに一緒に逃走するだけの話なので、ストーリー重視の人にはつまらない映画だと思います。

特に本作は前日譚コミックで、前作と本作をつなぐストーリーの【Mad Max Fury Road】を読まないと、

まったく意味がわからないシーンが多々

あります。

やたらとフラッシュバックで黒髪の女の子とか出てくるんですが、彼女は【Mad Max Fury Road】でバザードに母娘ともども殺された女性の娘グローリーです。

ちなみにバザードというのは本作に出てくるトゲトゲカーのグループで、リーダーだった兄弟はマックスに殺されてます。

他にもなんで本作のオープニングのような状況になっているのか等がコミックで描かれていたり、説明のないまま当たり前に語られている単語等があるのは不親切な印象でした。

たとえば、後半で『カラス』がやってきたというセリフがあるんですが、セリフの流れから普通にカラスがやってきたようにとれます。

ですが、実際には途中で画面に映る謎な生物に見えるもののことで、『クロウズ(カラス)』と呼ばれる竹馬に乗った人間のことだったり。

映画ってパロディ映画でない限り、それだけで完結していないとダメだと思うんですよね。

そういう意味ではシリーズのファンだけが楽しめ、新たなファン層の獲得は難しそうな作品だと思います。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★★
(単純なアクション映画としては見やすいので、ストーリー重視や、細かいところが気になる人を除けばオススメ。)

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【ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス】

歴代勝者を戦わせる記念大会の闘技場からすんでのところで助けられたカットニス(ジェニファー・ローレンス)は、第13地区の地下にあるコイン首相(ジュリアン・ムーア)率いる反乱軍の秘密基地に収容される。

そこでは独裁国家パネムを打ち負かし、自由で平等な国家を作り上げるための戦いの準備が着々と進行しており、彼女も反乱軍と一緒に戦うことを決める。

しかしスノー大統領(ドナルド・サザーランド)は、人質にしたピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)をプロパガンダに使い……。

シネマトゥデイより。

国家による都市間サバイバルゲームを描いた1、2作目から趣を変えて、国家への反乱を描いているシリーズ完結作の前編。

駆け引きや陰謀有りのアクションから、社会派ドラマのようなレジスタンスものになってしまったため、ついていけない人たちも多かった様子。

現実問題として、完結をうたっているものの、きっと尺に収まりきらなかったんでしょう。前後編に分かれてしまっています。

それならパート3、ファイナルに分ければいいのにと思うところですが、分けてしまうと話が進んでいない印象が余計に強くなってしまうんでしょう。

反乱へのターニングポイントという重要な展開を迎えてはいるんですが、それ自体は過去作でも描かれているので再確認。

前作で捕虜となってしまったピータへの想いが、演技だったはずの関係から本物への愛情だと気づかせるというくらいで、あとは周囲の状況変化を説明しているだけ。

さすがにそれで1本の映画を名乗るのは厳しいと思います。ドラマだったらクライマックス前にあってもいい回だとは思うんですけどね。

キャピトルに対して6つの都市が反旗を掲げていて、ハンガーゲームをぶち壊したカットニスは反乱の象徴マネシカケスとして、ビデオでメッセージを送ることに。

ただ、カットニスに台本を与えるとまるで心に響かないため、戦場へと向かいます。

しかし、キャピトルのスノー大統領も黙って見ているわけではなく、カットニスに関わったすべての人間を処罰するといい、実際にカットニスが訪れた病院を爆撃したりもしてみせます。

それに対して、カットニスは弓矢で爆撃機を墜とすという凄技を見せてくれるのがかっこいい。

その一方でスノー大統領は当てつけのように白いバラを爆撃した地域にばら撒き、カットニスに見せつけます。

追いつめるためなんでしょうけど、あまりのカットニスへの

スノー大統領の執着振りは偏執的な愛情

を感じざるを得ません。

本来なら反乱の象徴であり、自分を脅かす相手なのだから憎いはずなのに、殺す気あるのかさえ疑わしい気がします。

完結編の後編である【ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション】を映画館で観ようと思っている人は押さえておくべき作品ですが、メディア派の人たちは【ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション】がメディア化されてから一緒に見た方がいいかもしれません。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(シリーズの1本としての評価なので、単体では★4がいいところかも。)

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【オール・ユー・ニード・イズ・キル】

近未来の地球。侵略者の激しい攻撃に、人類の軍事力ではもはや太刀打ちできなくなっていた。

対侵略者の任務に就いたウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、戦闘によって亡くなる。

しかし、タイムループの世界にとらわれ、戦闘と死を繰り返す。

そんな中、特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)と出会ったケイジは、彼女と一緒に何度も戦闘と死を繰り返しながら戦闘技術を向上させ……。

シネマトゥデイより。

桜坂洋のライトノベルを原作に、トム・クルーズが主演するというある意味日本のライトノベルがエンターテイメントとして評価されたSF作品。

ストーリーはタイムループを繰り返して、対抗手段を講じるというチートのような戦術を使ってくる侵略者に攻め込まれる人類。

相手の手の内がわかっているのだから、やりたい放題なんですが、人類はその事実を知りません。

その戦いの前線に戦闘経験のない少佐ケイジが将軍を怒らせたことで、妄想癖のある新兵として放り込まれることに。

総力戦となったその戦闘でケイジはギタイと呼ばれる侵略者を道連れに死ぬんですが、何故か目が覚めて、出撃前の状況に戻ります。

死ぬ度にゲームのように出撃前の状況に戻るケイジは、自分と同じ能力を持っていて、いまは失ってしまったリタと協力し、ギタイのボスであるオメガを倒すことを計画。

肉体を鍛えても元に戻ってしまうので、基本的には経験を積み、知識を蓄えることになるんですが、その過程が本当にゲームのようでした。

その繰り返しのくだりがあまりにも酷いので、思わず笑ってしまいます。

自分は【DEATH NOTE】や【バクマン。】の小畑健のコミカライズから入ったんですが、映画版は原作のライトノベルや、コミカライズとは異なり、いかにも欧米の対侵略者ものらしいヒーローものになっているんですよね。

原作やコミカライズは、映画を先に見たら驚くほどの絶望感と衝撃的な結末を迎えるので、映画版が物足りないと感じた人はコミカライズ版がおすすめです。

映画版自体もゴチャゴチャしてわかりづらい感はあるものの、戦争映画のような派手な演出が凄いと思うし、2時間があっという間に感じるので楽しめるんじゃないかと思います。

ラストは賛否がわかれるところ。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(ライトノベル原作なのに、原作の方が絶望的って映画では珍しいかも。)

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ひきこさん映画

なんでいまなのかとか全然理由はないんですが、【ひきこさん VS】シリーズを観たため、特集ページを更新しただけだったりします。

邦画でしかありえないテーマなはずなんですが、洋画のジャケットでもひきづっていく殺人鬼って地味に多いんですよね。

そんなわけで、今週の特集は、ひきこさん映画です。

【ひきこさん VS 貞子】

夏目栞(高山璃子)は、高校2年生。栞は、学校で理沙(呉地佑菜)を中心とした生徒たちに毎日凄惨なイジメを受けていた。

また、家に帰っても両親から暴力や虐待を受け、心休まる事は無かった。

ある日、クラスメイトの渚(五十嵐夏実)も、栞と親しくしている事を理由にイジメの対象に。

そして、理沙たちの二人へのイジメが限りなくエスカレートしていった。

そんな理沙たちはテレビ番組で話題の「ある実験」を興味本位でやってしまう。

その実験によって理沙に禁断の能力が徐々に宿ってゆく…。

その頃、巷ではイジメに関わる都市伝説「ひきこさん」が囁かれ、渚と栞もその噂を知るのだが・・・。

公式より。

もう正直、面白いとか、面白くないとか関係なく見ている【ひきこさん】シリーズ。

もう【ひきこさん】シリーズというよりも、【ひきこさん VS】シリーズになり始めましたが。

2015年のエイプリルフールに、【貞子 VS 伽椰子】が製作されるというネタがあり、冗談だったのが実際に模索中になってます。

そんな時期だっただけに、このネタいいのかと思って気になってはいたんですが、案の上名前も変えてありました。

まあ、正確に言えば、リングの『山村貞子』の元ネタと言われている高橋貞子、『山村貞子』の母親の元ネタである御船千鶴子、長尾郁子の3人をもじった3人が登場します。

ちなみに3人とも実在の人物で、福来友吉という学者つながり。作品中の催眠術を使うホウライ先生がその人物です。

今回は主人公である栞と、彼女へのいき過ぎたいじめを止めようとした渚がひきこさんに願いをかけてしまい、いじめていた生徒や、虐待していた両親を殺し始めます。

ちなみに栞たちが願いをかけた事で現われたわけではなく、元々いたものが周囲の人間を殺し始めただけなので、彼女たちが願わなくてもいつかは殺し始めていたでしょう。

対して、いじめっ子の中心人物だった女生徒の理沙が催眠術をかけられた結果、超能力に目覚めるんですが、何故か高村貞子にのりうつられます。

その後、いじめの真相が語られ、貞子の力が暴走。理沙のとりまきだったふたりに御加美千鶴子と長瀬郁子がのりうつります。

超能力者だった3人の目的は愚かな人間を滅ぼすことなんですが、たまたまいじめっ子を殺しに来ていたひきこさんに蘇ったばかりの郁子が殺されたことで敵対。

もっとも戦いと言ってもひきこさんは不死身なのに対して、貞子サイドはのりうつってるだけなので、殺されたら死んじゃうという不利さ加減。

その時点で

ワンサイドゲームです。

いじめシーンやレイプシーンもオッパイすら出ないエロなしモード、むごたらしく殺されるシーンもないし、ビジュアル的にも怖くないので、ホラーとしてもつまりません。

なんとなく、いつもよりは普通って感じるくらい地味な印象。

3人の超能力者が復活したシーンにいたってはシュール過ぎて、笑いが込み上げてきました。

栞の家で玄関を開けたら父親が変な登場をするシーンでは夕方なのに、中に入って父親の死体を発見、母親と話すと何故か夜になっているという謎現象とか雑過ぎます。

思わず、【女子競泳反乱軍】のラストバトルで回想を挟んだら夜だったのが昼間に変わっているのを思い出しました。

また、映画のラストで、なぜかひきこさんの異次元世界にホウライ先生がいるという謎なシーンが気になってたまりません。

そんなグダグダな【ひきこさん】シリーズが大好きです。

オススメ度(10段階)……★★★
(映画としてはゴミ映画。ジャケットみたいな貞子は出てきません。)

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