月別アーカイブ: 8月 2015

【ウォーム・ボディーズ】

ゾンビと人類が戦いを繰り広げる近未来。ゾンビのR(ニコラス・ホルト)は、仲間と一緒に食糧である生きた人間を探しに街へと繰り出す。

人間の一団と激闘する中、彼は自分にショットガンを向けた美少女ジュリー(テリーサ・パーマー)に心を奪われてしまう。

ほかのゾンビに襲われる彼女を救い出し、自分たちの居住区へと連れ帰るR。

彼の好意をかたくなにはねつけていたジュリーだったが、徐々にその純粋さと優しさに気付き出す。

ついに思いを寄せ合うようになった二人は、ゾンビと人類の壁を打ち壊そうとするが……。

シネマトゥデイより。

ゾンビが人間に恋をするラブストーリー。構想自体は案外珍しくないですが、切り口が面白いので、普通に面白い。

ただし、ゾンビものではあるものの、ホラーではないので、怖い作品を望むホラーファンやゾンビもの好きには受け付けないかもしれません。

ゾンビもので捕食シーンがあるとは言っても、序盤のちょこっとだけだし、内蔵デロデロなんてシーンは皆無だし。

また、序盤では主人公となるゾンビ青年のRは思考はしていても、会話というか、発声が出来ません。

そのため、モノローグのような形式が続くため、面倒に感じるかも。

しばらくすると、発声するようになり、会話までするようになるんですけどね。

そもそもゾンビが発生した理由もわからず、主人公も何故死んだのかわからない、そして、喋れるようになった理由も一切不明。

世界設定もよくわからず、大きな壁がゾンビの世界と人間の世界を分けているんですが、どっちが壁の中なのかわかりませんでした。

でも、そういうのは全然気になりません。

ただ、この作品のゾンビは思考するという特徴を持っているんですが、その他にRだけの能力なのか不明な食べた脳の持ち主の記憶を見ることができるという無茶設定が存在。

ジュリーの元彼の脳みそを食べて、彼女のことをもっと知ろうとするR。ジュリーを住み家である飛行機に連れていった後も食べているので、どうやら脳みそを携帯している模様です。

映画なので当然、徐々にRを信頼し始めていたジュリーがそのことを知ることになり、ショックで離れるんですが、結局忘れられず。

いやいや、元彼じゃないにしても、

知人を食べた相手を何事もなく受け入れる

って、いくらなんでも凄まじくないですか?

と思う反面、全体的にハートウォーミングに描かれているおかげか、意外と気にならないという不思議さなんですよね。

本当に元彼のペリーは救われません。

その後、人間とゾンビ、ゾンビのなれの果てで鼓動のあるものならなんでも襲うガイコツによる戦いが起こるんですが、その辺りの展開もかなり斬新で面白いと思います。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(ゾンビコメディ扱いされがちですが、コメディというよりは、ファミリーかラブロマンスだと思う。)

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【アメリカン・スナイパー】

イラク戦争に出征した、アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。

スナイパーである彼は、「誰一人残さない」というネイビーシールズのモットーに従うようにして仲間たちを徹底的に援護する。

人並み外れた狙撃の精度からレジェンドと称されるが、その一方で反乱軍に賞金を懸けられてしまう。

故郷に残した家族を思いながら、スコープをのぞき、引き金を引き、敵の命を奪っていくクリス。

4回にわたってイラクに送られた彼は、心に深い傷を負ってしまう。

シネマトゥデイより。

実在のアメリカの伝説的スナイパー、クリス・カイルを描いた作品。

標的に当てるのは得意ではないものの、生きているものへの命中率が異常なまでに高いクリスはイラクで目覚ましい功績をあげていきます。

史実に基づいた話なので、なぜ彼が生物への狙撃に長けているのかはわかりません。

戦場に行く前に出会い、結婚をしたタヤとの話を挟みながら、4度の派遣で変わっていくクリスが描かれていくんですが、やっぱり戦場は人を変えますね。

もともとは愛国心や、人々を守るために入隊したシールズでしたが、最初に狙撃することになるのが、子連れの母親。

予告に出てくる親子ですね。オープニングからの登場になるんですが、そこから過去に戻るという展開。

引き金を引くのか、それとも引かないのかが映画のラストなのかと思いましたが、中盤で結果がわかります。

やがて、的でも射るかのように敵を撃ち殺していくクリスは、表面上は高揚しているように見えますが、少しずつおかしくなっている様子。

よく、

人を殺すごとに自分の心も殺すことになる

と言いますが、その通りですね。

妻のタヤとの関係も、子供も産まれ、戦闘中に電話をするくらい愛情を持っているようなものの、なんかズレていて気持ち悪い。

アニメではありそうな光景ですが、実写でやられると気持ち悪いものですね。

クリス自身、敵に賞金をかけられてしまうほどの存在となっているんですが、敵にも凄腕のスナイパーがいて、仲間の隊員がやられてしまいます。

原作である自伝では違うらしいですが、映画ではこの敵のスナイパーが4度の派遣で何度もからんできて、対決が見どころになっているんですね。

クリス本人は、愛国心や仲間を助けるためと言い張りますが、イラクに行きたがるのは敵を狙撃することに快感を得ていて、敵のスナイパーと対決したいだけにしか思えません。

とうとう4回目ともなると、タヤも耐えかねて、次に戦場に行ったら家を出ていくと告げるんですが、それでもイラクに行く始末です。

ギャンブル好きがギャンブルをやめられないのと同じで、もう病気としか思えません。

ただ、根柢に愛国心や仲間を思う気持ちがあることが、問題をより根深いものにしていると感じます。

一見、伝説のスナイパーを描いた映画として戦争賛美にもとられる映画ですが、同時にPTSDの問題を描いていることで、中立的なポジションで描かれていることが個人的には良いんじゃないかと思いました。

どうしても、史実をもとにしていると主人公の側を賛美的に描いてしまうことが多いので、社会問題を描くなら、中立な方がいいんじゃないかと思うんですよね。

中立であることに賛否両論あるでしょうけど。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(クライマックスが砂嵐で何が起きているのかわからないのが残念。)

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【サボタージュ(2014)】

麻薬取締局DEAの中でも最も強いとされる特殊部隊のリーダーを務め、ブリーチャー(破壊屋)の異名を持つジョン・ウォートン(アーノルド・シュワルツェネッガー)。彼とそのチームは麻薬カルテルのアジトを急襲し、巧みなチームワークと見事な戦術でミッションを成功させる。

だが、組織が隠し持っていた1,000万ドルもの大金が突如として消え、それと同時に隊員たちが何者かによって一人、また一人と殺害されていく。

報復や隊員の犯行などが疑われる中、ジョンは女性刑事と一緒に事件の真相を追い掛けていく。

シネマトゥデイより。

特殊部隊の作戦行動中、1000万ドルが消失し、隊員たちが一人ずつ殺されていくというストーリー。

何かに似てるなと思ったら、アガサ・クリスティの【そして誰もいなくなった】が叩き台になっているらしい。

1000万ドルが消失したことで、アーノルド・シュワルツェネッガー演じるジョン率いる特殊部隊の隊員たちは取り調べを受けるハメになるんですが、結局解放。

部隊の復活を祝う飲み会の後、隊員のひとりがキャンピングカーに閉じ込められたまま、列車に轢かれて死亡。ミンチになってしまいます。

その捜査にやってきた女刑事のキャロラインは、事故でかたづけられそうだった事件を追っていて、ジョンと一緒に事件を追うことに。

ただ、よくある反目し合っている同士が協力しあってという話ではなく、利用し合ってる感じ。ロマンスもなくはないですが、必要ないレベルです。

結局、何の進展もなく、次々に死んでいく仲間たち。

明らかに組織の報復はミスリードだってわかるんですが、組織にやられる隊員もいるので、こういう作品に慣れてない人なら犯人が絞れないかもしれません。

でも、個人的にはこういう仲間の中に犯人がいるタイプの作品は、容疑者となる全員に動機が提示されないと厳しいと思うんですよね。

この映画の場合は動機が消えた1000万ドル、もしくは伏線が張られた隠された動機。

しかし、特殊部隊の隊員たちはジョンを父のように思っていて、仲間も家族や親友のように考えていて、動機がありそうなのはふたりだけ。

そのため、

納得はするけど、驚きはしない

という展開しか望めないんですよね、

キャストも名前は知られているものの、下降気味な面子という印象なので、シュワルツェネッガーの映画と思って見ると、パッとしないという感想になるかもしれません。

ややグロいシーンや汚いシーンもあるので、そういうのが苦手な人にはおすすめしません。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(女刑事の相棒の黒人は本当にいらないと思う。)

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【ダーク・ハウス 戦慄迷館】

ある屋敷で気が狂ったおばさんが、7人の子供達を殺すという猟奇殺人事件が発生。

その犯行現場の直後を目撃したためトラウマを抱えてしまったクレア。

そんな彼女も14年経ち、女優を夢見る演劇学校に通う学生に成長した。

その日は、芝居の稽古のため講堂に仲間たちと集まっていた。

そんな彼女達の前に、一人の男が姿を現す。

その男とは、自らを“ホラーの帝王”と名乗り、オバケ屋敷アトラクションを数々作り大儲けしているウォルストン(ジェフリー・コムズ)という男だった。

彼は、今度作るオバケ屋敷に必要な俳優達をスカウトしに来たというのだった。

その今度作るオバケ屋敷というのが、クレアが殺人現場を目撃した、まさに(!)その屋敷だった。

公式より。

館系ホラーを観ようと借りた作品。とは言っても、館を探索するという感じではないため、建物の構造はよくわかりませんでした。

ストーリー自体は、トラウマを持った女性が因縁の場所に行き、お化け屋敷のはずが本当のお化けがでるというもの。

序盤からホログラムなのに物理的に干渉してきそうなリアル感があり、凄まじい未知の技術が使われています。

なにしろ、ホログラムなのに透けておらず、理由が密度がどうとか説明しようとしてやめてしまうくらいの超技術。

作品中で黒人も言っていますが、おそろしく高度で、高速な演算処理が必要で、あんな設備で出来たら

Googleの社員なんて目じゃない

です。

もちろん、映画の中なので技術的には出来るという前提でいいと思うんですが、そこまで出来るなら施設ももうちょっと高度な技術を随所に出して欲しかった気がします。

とはいえ、CGとして描かれる怪人や怪物、被害者たちはなかなか怖い。個人的にはバラバラに切り刻まれながらも喋っている女性たちとか地味に嫌です。

随所に現われるダイアン・サリンジャー演じるダロード夫人は、スペルのおばあさんに通じるものがあるし。

はじめはお化け屋敷の犠牲者を第三者の視線で見て回っていたはずが、気付けば犠牲者になっているという展開もベタながらわかりやすい。

オチがわかりづらいという問題もありますが、なかなか怖い作品でした。とある知る人ぞ知るブログに書いてあったネタバレも合っているのかわからないくらい、本当にわかりにくいです。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(ラストを考慮すると、どうしてもひっかかる事があるんですよね)

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終戦について考える映画

今日は日本にとっての終戦記念日です。なぜ、第二次世界大戦で負けたのに、日本にとってかというと、実はアメリカやロシアにとっての終戦は9月だったりするからです。

当時の日本人にとっては、ポツダム宣言を受け入れた天皇の玉音放送が流れた8月15日が区切りになってるわけですね。

ただ、実際に降伏の調印をしたのは9月2日なので、本当の大戦が終結したのは9月というわけです。

それだけ実質的なことよりも、当時は良くも悪くも天皇が崇拝されていたんでしょうね。

今年は終戦70周年ということもあり、特別な企画番組や作品が多いような気がします。

そんなわけで、終戦をテーマにした映画をまとめたページ。本当は今年上映の【日本のいちばん長い日】のリメイクも入れたかったんですが、間に合いませんでした。