月別アーカイブ: 5月 2015

【高速ばぁば】

アイドル3人組・ジャージガールのメンバーは、テレビ番組の企画で廃虚と化した老人ホームを訪問する。

そこで猛烈な速度で移動する老婆を目にして以来、ビデオ画像に映り込むえたいの知れない人の影など、彼女たちの周辺で不可解な現象が多発。

やがて顔の傷の治療がうまくいかずアヤネがグループを離れ、マネージャーやディレクターなどスタッフにも異変が及び……。

シネマトゥデイより。

【カルト】、【トーク・トゥ・ザ・デッド】とともにホラー3部作として発表された作品。

アイドルグループ『ジャージガール』の3人と元グラビアアイドルのマネージャー、ディレクターとともに廃墟へと侵入し、撮影を試みます。

ただの肝試し企画だと思って撮影をしていると、高速移動する老婆を目にするんですが、そんな人いるはずもありません。

結局、ひとりで進まされていたあやねが襲われて、頬に傷を負ってしまいます。しかも、日が経つに連れ、だんだん膿んでくる様子。

これはおかしいと再び廃墟に行くんですが、こんどはマネージャーやディレクターが被害にあってしまいます。

残ったふたりのジャージガールたちがあやねの家に行くと、あやねは変わり果てた姿に。

呪いを解くためには、廃墟に閉じ込められた霊を解放すればいいというあやねの言葉に再び廃墟へと行くことになるふたり。

監督は【先生を流産させる会】の内藤瑛亮。鶴田法男のおこぼれ臭が強い夏帆主演のテレビドラマ【悪霊病棟】の監督回では頑張ってたと思いますが、

正直、面白くないというか、怖くないというか、起こってる状況は怖いのに、恐怖感情が湧かないという印象。

自分ならこうするとかそういう話ではなく、なんか、「ああ、うん」と納得してしまって、感情移入も何も出来ないんですよね。

高速で動く老婆はだからなんだという感じだし、変な呪いの力で酷い目に合わされても老婆関係ないよねとなってしまい、すべてがダメな印象。

せいぜいが外見が老婆にされてしまうのがいかにも呪いっぽくていいんですが、老婆の外見がシュールなので、それもイマイチ。

マネージャーがバカみたいにかさぶたを剥がし続けるシーンは気持ち悪いだけで、不快感しか感じません。

そもそも、【高速ばぁば】というタイトル自体、いわゆる『ターボばあちゃん』を元ネタにしているのに、その印象がかけらほどもないんですよね。

最悪だと思うのが、

小説版を読まないと、映画だけではわからないことが多過ぎる

という問題点。

基本的にお金を払ってまで見る作品ではないですが、怖いホラーが苦手だけど、ホラーを見たいという時にはいいかもしれません。

オススメ度(10段階)……★
(どうでもいいけど、ジャージが衣装で女子力♡わっしょいって歌われても説得力がない。)

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【銀の匙 Silver Spoon】

受験失敗をきっかけに、北海道の大蝦夷農業高校へ入学した八軒勇吾(中島健人)は、同級生のアキ(広瀬アリス)や駒場(市川知宏)のように明確な将来の展望を抱けない自分に違和感を抱きつつも、酪農実習や部活に奮闘していた。

北海道の大自然と動物たち、そして個性豊かな仲間に囲まれ、これまで経験したことのない生活を送る中で八軒は戸惑い、悩みながらも自分の進むべき道を見つけ始めるが……。

シネマトゥデイより。

荒川弘の同名コミックを原作に、農業高校を舞台にした作品。

進学校で勉強一辺倒だった八軒は、受験の失敗を機に恩師に勧められた大蝦夷農業高校に入学する。

いままでとはまるで違う考え方や環境にとまどう八軒だったが、仲間との交流や、出来事を通して成長していくという展開。

原作のコミックはコミカルでありながら、かなり繊細に農業に従事する、またはしようとする人々の現実を描いています。

アニメも原作に準じて、基本的に『人』を通して描いているんですが、映画ではどちらかと言うと出来事主体。

そのため、登場人物を掘り下げるようなエピソードや、ストーリー上、

重要でないエピソードはかなりばっさり切られて

います。

特に駒場の野球関連のエピソードが一切なくなってしまったのが残念。実家の酪農事業や妹たちの進学等様々なものを抱え込みながら、野球に希望を持とうとしているという話は好きだったんですけどね。

また、出荷しなければならないとわかっていながら、飼育している豚に愛着を持ってしまったことで、家畜の生命に対して考える辺り、時間は長いんですが、あんまり心に響かないのもちょっと残念でした。

無意味なイメージ映像みたいなシーンを流すくらいなら、無理をしながら世話をするシーンや、八軒がボロ泣きしながら食べる中、みんなは美味しいと喜んで食べるシーンにして欲しかった気がします。

111分という収録時間を考えれば、原作のコミックや農業高校に興味を持つきっかけになるという意味では、良質な作品だと思います。

それなりに面白いのに、ここまで心に何も響かない作品というのも珍しいですけどね。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(一見、どうかなと思うキャスティングも意外と似合ってます。特にダチョウ上島。)

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【マッドマックス/サンダードーム】

砂漠を彷徨うマックスが辿り着いたバータータウン。

その町で野蛮な女支配者により、球状の檻に囲まれた“サンダードーム”での戦いを強いられたマックスは一人砂漠へと追放。

行き倒れた所を救われた子供たちの村に招かれ親代わりのように慕われていく……。

allcinema ONLINEより。

【マッドマックス】シリーズの第3作。

愛車を盗んだ相手を探してやってきた町バータータウン。何事も物々交換で成り立っているため、マックスは自分の腕っぷしを担保に情報を得ようとします。

ちなみに盗んだ相手は親子なんですが、親の方は前作でジャイロ・キャプテンを演じたブルース・スペンスです。

洋画って本当にその辺おおらかですよね。

町の支配者であるアウンティのテストに合格し、ある人物の殺害を依頼されます。このアウンティを演じているのがまさかのティナ・ターナーなんですが、いまの若い人たちはティナ・ターナーがなんなのか知らないでしょうね。

日本で例えると、2015年現在のDREAMS COME TRUEの吉田美和が映画に出た感じです。凄いですね。

殺してほしい人物というは町を裏から実質的に支配しているマスター・ブラスターで、筋肉隆々の男ブラスターに小男のマスターが乗っているという二人で一組の男たち。

昔、永井豪の漫画で【バイオレンス・ジャック】というのがあるんですが、その中で甲児が盲目の空手家マジンガに肩車するパイルダーオン的なシーンがあるんですが、そんな感じです。

アウンティは身内であるマスター・ブラスターを表立って殺すわけにはいかず、町のエネルギーを管理するために頭脳であるマスターは生かしておく必要があるという状況。

『サンダードーム』と呼ばれるケージマッチをすることになり、ブラスターと戦うマックス。

マックスは結構卑怯だと思う手で勝利するんですが、ある事実を知り、ブラスターを殺すことが出来ず、掟破りとして追放されてしまいます。

約束の報酬ももらえず、荒野に放り出されたマックスは、行き倒れたところを子供たちだけの集落に助けられるんですが、どうやら語り継がれている人物と勘違いされている様子。

マックスが自分たちを導いてくれないとわかると、一部の子供たちが集落を出ていってしまいます。しかし、それでたどり着くのはバータータウンのため、マックスは残った子供たちに頼まれ、連れ戻しにいくという展開。。

本来なら町の支配者と戦って倒すというのが、こういったアクション映画の定番だとは思うんですが、

アウンティって必ずしも悪ではない

んですよね。それが最終的に作品として悪い結果を導いてはいるんですが。

サンダードームで掟を破ったマックスに対して、口封じで殺してしまうことも出来たのに、あえてルーレットに託してみたり等、マックスを気に入っていた節すらあるし。

いわゆる極妻に近いような印象かもしれません。言動に関しても、この世界を生き残り、町を発展させるために頑張っているだけっぽいし。

単にそれがマックスや他の人間と方向性が違うので、衝突することになるんですが、それって現実社会でもありますしね。

クライマックスは列車のような乗り物と、バータータウンの連中の車による追跡劇なんですが、ひとりトロッコで必死に追いかけてくるシーンに大爆笑。しかも、かなり追いついてきてる事に敬意を表します。

この男がアイアンバーという名前なんですが、登場時から何度もマックスにからんで来ては、酷い目にあうという味わい深いキャラクター。

【マッドマックス2】のヒューマンガスや、ウェズとは違った魅力ある登場人物として知られています。

駄作と言われることの多い作品ですが、そんなに酷い作品ではないと思います。問題は、敵のボスとなるキャスティングにティナ・ターナーを持ってきてしまったことで、ラストが納得しづらいということに尽きるんじゃないでしょうか。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(途中で設定やストーリーを変えたのか、確かに迷走している感は否めない。)

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【マッドマックス2】

前作よりさらに数年後、石油危機を迎え荒廃した世界。

凶悪な暴走族と戦いながら荒野の中で生活を続ける一団に救われたマックスは用心棒として彼らに協力する。

allcinema ONLINEより。

前作の直後、世界大戦が起こり、文明が崩壊。その上、戦争の過程で中東の油田が破壊されたことで、石油の奪い合いまで始まります。

前作では舗装された道路があり、まだ現代的な光景でしたが、ほんの数年で完全に荒野に変貌。道とか見当たりません。

復讐を終えたマックスは偏屈になり、暴走族を襲ってはガソリンを奪い取り、旅を続けるという生活を送っている様子。

そんなマックスからガソリンを奪おうとしたジャイロ・キャプテンを返り討ちにして、暴走族に襲われている石油精製所の情報を得て、様子を見に行くことに。

精製所は【13日の金曜日】のジェイソンのような姿をしたヒューマンガス率いる暴走族の襲撃をなんとかしのいでいるものの、逆に自分たちも外に出ていけない状況らしい。

ヒューマンガスの一団が人質を盾に最後通告をしに来るんですが、野生児フェラル・キッドが投げた鋼鉄製のブーメランで、金髪ロン毛のゴールデン・ユースが死亡。

このゴールデン・ユースは、ヒューマンガスの片腕ウェズの愛人だったため、大興奮。ヒューマンガスによってアームロックで落とされるという扱いを受けます。

このウェズ、いかにも

【北斗の拳】に出てきそうな悪党

なんですが、この作品以降の『革鎧を身につけたモヒカン頭の凶悪なバイク乗り』の造形に多大過ぎるほどの影響を与えているキャラクター。

個人的な事を言えば、過去に見た映画史上、手下のくせに印象に残っている悪党のナンバー1となっています。

楽園を目指す精製所のリーダーのパッパガーロは、マックスに石油を運ぶためのトレーラーの入手を依頼。マックスはトレーラーの調達に成功し、パッパガーロに引き渡すと精製所を後にすることにします。

しかし、ほどなく暴走族に襲われ、結局は精製所の人々の脱出を手伝うことに。

マックスってなんだかんだ言って、不幸体質な気がします。

その後、トレーラーを運転するマックスとそれを守るパッパガーロたち対ヒューマンガスたちの追撃戦が始まるんですが、そこからが本当に面白い。

ぶっちゃけた事を言ってしまえば、昨今の作品のような激しい銃撃戦とか、1対1の格闘戦とかなく、本当にすごく地味。

にもかかわらず、何故か惹き寄せられる感じです。全然、そんなセリフ言ってもないのに、「ヒャッハーッ!」とか聞こえてきそう。

アクション映画好きなら、一生に一度は観ておくべき映画でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★★★
(通常のDVDだと吹き替えがないのと、デフォルトが何故か字幕なしというのが難点。)

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【マッドマックス】

近未来、暴走族と戦いを繰り広げる警官たち。友人に続いて妻と息子を殺されたマックスは遂に暴走族への復讐に出る。

allcinema ONLINEより。

近未来を舞台にした元警官によるバイオレンスアクション。

2作目、3作目は何度も見ているんですが、1作目は見たことがなかったので、新作が作られたのを機に見てみました。

あらすじだけは知っている状態で、その他の知識一切なしで見たんですが、

なんだ、これ? というレベルのB級映画丸出し

感が半端ない。見終わった後で調べたところ、1作目は低予算映画でした。

ほとんどがセットどころか既存の建物だし、何が凄いって出てくる暴走族のほとんどがエキストラの本物。

さすがにメインの数人やスタントは役者ですけど、本物の暴走族とか目立とうと無茶して大怪我しそうです。ちなみに公開当時は死者が出たという噂が立ってますが、本当は出てません。

そんな低予算振りが発揮された本作ですが、興行収入は莫大で、【ブレア・ウィッチ・プロジェクト】が抜くまでは、制作費と興行収入の差が最も大きい映画としてギネスに載っていたらしいです。20年くらい載ってたわけですね。

ストーリー展開自体、90分程度の映画で、始めの30分で登場人物説明して、相棒死亡。60分で奥さんと子供死亡。90分で終了とまるで教科書のよう。

むしろ、古い映画とはいえ、よくこんなのでヒットしたものだと思います。

これがまだ【必殺仕事人】のように魅せる殺し方をするとか、登場するスーパーマシンの凄い兵器を使うとか、戦いに駆け引きがあるとかならわかります。

ですが、そんなものは一切ありません。

極端なことを書いてしまえば、暴走族のナイトライダーを自滅させたのはマックスなので、相棒の死とか必要なく、奥さんと子供だけ死ぬんでも良かったんじゃないかと。

最初の30分で死ぬのが奥さんだったら、30分短い映画にすら出来たかもしれません。

その上で、暴走族のトーカッターの死に方とか、本当にどうかと思うし。例えたら、昨今のポリスアクションで黒幕が発覚して、主人公に銃を向けて発砲したと思ったら、暴発して死亡みたいなものですよ。

結局、最後まで見終わった感想としては、何の爽快感も感じないアクション映画という印象でした。

先に2作目、3作目を見て面白いと思っていただけに、そう感じるのかもしれませんけどね。

オススメ度(10段階)……★★★★
(ただ、シリーズを観るにあたっては、抑えておかないとマックスという人間を理解しづらいとは思います。)

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