月別アーカイブ: 1月 2015

【地獄でなぜ悪い】

とある事情から、激しく対立する武藤(國村隼)と池上(堤真一)。

そんな中、武藤は娘であるミツコ(二階堂ふみ)の映画デビューを実現させるべく、自らプロデューサーとなってミツコ主演作の製作に乗り出すことに。

あるきっかけで映画監督に間違えられた公次(星野源)のもとで撮影が始まるが、困り果てた彼は映画マニアの平田(長谷川博己)に演出の代理を頼み込む。

そこへライバルである武藤の娘だと知りつつもミツコのことが気になっている池上が絡んできたことで、思いも寄らぬ事件が起きてしまう。

シネマトゥデイより。

自分を助けるために抗争相手のやくざを殺した妻しずえ。そのしずえの夢はミツコを女優にすることだったんですが、自分が殺人を犯したせいで、CMは降板、女優の道もほぼ絶たれます。

それから10年が経ち、刑務所から出所してくるしずえのために、武藤はミツコを女優にしようと画策しますが、主演でかっこ良くないと嫌という理由でミツコが逃亡。

逃亡中に彼氏の振りを頼んだ公次とともに捕まり、連れ戻されるんですが、殺されそうになった公次を救うため、彼は映画監督で、私を主演に撮ってくれると言い出すミツコ。

当然、映画の撮影なんて知るはずもない公次は逃亡するんですが、ひょんな事から一世一代の映画を撮りたいと思っている平田を知ることに。

この平田、カメラの谷川と御木、アクション担当の佐々木とともに映画バカなんですが、10年間ろくな映画を一つも撮れず、佐々木は明らかに限界を迎えています。

そんな中、金はいくらでも出すし、35ミリで撮らせるし、俳優も用意するという好条件を逃すわけもなく、平田たちは公次とミツコについていくことに。

脚本もなく、スタッフも、俳優もヤクザだと聞き、茫然とする平田でしたが、抗争相手との対決を映画として撮ると聞き、逆に乗り気になるという映画バカ振り。

武藤の案では撮影に困惑する池上組の連中を一気に倒してしまう案を提示しますが、平田はなんと抗争相手に連絡をして協力させようと言い出します。

序盤から提示されているのでネタバレではないと思いますが、抗争相手の池上はしずえが迎え討った際の生き残りで、それ以来ミツコに惚れ込んでいるので、ミツコが主演と聞き、撮影を快諾。

こうして、抗争相手がお互い承諾した状態での映画撮影が始まります。

ここまでは案外バイオレンスではあるものの、コメディ色が強いんですが、撮影が始まると、バイオレンス色が異常に高まります。

映画として撮影するので銃の使用はつまらないということで、お互い刀での斬り合いになるんですが、腕や首が跳ぶこと跳ぶこと。

どう考えても投げてるだろというくらいに跳んでます。

完全にただの殺し合いの真っただ中、カメラの谷川と御木が動き回るというおかしな状況が続くんですが、ヒートアップしたヤクザたちは空気を読まなくなっていきます。

そして、決定的とも言える出来事から一気に殺し合いが激化してしまい、何故かカメラマンたちも参戦し始めるという状況に。

さらなる乱入者に混沌としていき、池上組は屍だらけのまさに地獄。生きている人間の方が少なくなるほどです。

もうその辺りになると、ストーリーとか、リアルさとかどうでも良くなってしまっているので、そこまでついて来れたら最後まで観れると思います。

ただ、ヴェネツィアでスタンディングオベーションを送られたと話題になっていましたが、そこまでの作品ではないんじゃないかと。

特にラストに余計なものを継ぎ足しているため、

そこまでの作品が台無し

になってしまっています。多分、あれを良いという人もいるとは思いますが、あんな風に終わるくらいなら、車に轢かれて死んだ方がまだましです。

【TOKYO TRIBE】といい、役者に嫌われてもいいから最高の芝居を引き出したいと言う割に、自分が最後に台無しにしてる感が否めません。以前の作品は鬼才と呼んでもいいくらい凄いものをいくつも撮ってるのに、なんなんですかね?

まあ、三谷幸喜や宮藤官九郎、園子温って固定ファンが少なからずいるので、こんな事を書くと、何もわかってないとか言われちゃいそうですが。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(妄想シーンがわかりづらいのと、ラストが余計なことを除けば、最後まで飽きずに観せるということは面白いということだと思うので)

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【ホワイトアウト(2000)】

辺り一面、雪に覆われた12月。日本最大の貯水量を誇る新潟県奥遠和ダムの作業員・富樫は、同僚の親友・吉岡と共に向かった遭難者の救出の途中、吹雪と霧で作り出された視界0の世界「ホワイトアウト」に遭遇し、結果、吉岡を死なせてしまう。

それから2ヵ月後。奥遠和ダムで吉岡の婚約者・千晶の訪問を待っていた富樫は、突然、ダムを襲ってきたテロリスト・グループによるダム・ジャック事件に巻き込まれる。

ダムの爆破をネタに政府に50億円の要求を突きつけるテロリストたち。

辛うじて最初の難を逃れた富樫は、仲間と下流に住む住民を守るため単身、テロリストに闘いを挑む。

シネマトゥデイより。

織田裕二版【ダイ・ハード】。原作自体【ダイ・ハード】のオマージュと言われているくらいの作品で、テロリストの1人目の倒し方が【ダイ・ハード】とほぼ一緒です。

結果から言えば、面白い作品なんですが、つまるところ、【ダイ・ハード】の舞台を孤立したダムに変えただけなので、この作品が面白いというよりも、【ダイ・ハード】が面白いのかもしてません。

原作小説は、『このミステリーがすごい!』で国内部門1位に選ばれているんですが、4つの短編がダムの占拠事件に結びついていくという構成と、クライマックスの意外な真相が良かったんだと思うんですよね。

全体がひとつの作品となり、それぞれの短編がきちんと描かれていないため、ちょっと説明不足な部分が多かったような印象。

特に吹越満が演じる笠原の正体が明かされるシーンでは、原作を知らない人たちにとってはいきなりな話じゃないかと。

一応、前振り的な言動がところどころにあるので、何か思うところのある人物なんだろうとは感じるんですけどね。

この笠原が実は影の主人公と言ってもいいくらい渋いです。

ことある毎に松嶋菜々子演じる平川千晶を助けたり、ストイックでプロ意識の高いテロリストに見えるんですが、意外と優しかったりします。

その上、織田裕二が演じるダムの作業員富樫の行動から目的を推測したりと頭もいいですし。

まあ、富樫も富樫もメチャクチャで、【ダイ・ハード】のように刑事でもなければ、【沈黙の戦艦】のように元軍人で特殊部隊の隊員とかでもありません。

にも関わらず、何故か銃の扱いに慣れていたり、機転を利かせてテロリストたちを殺していきます。大事なのはここ。

殺していきます。

大事なことなので2回書きました。邦画のこういう作品ってヒーローである主人公は相手を倒したり、結果的に殺したとしても、明確に殺意を持って殺そうとはしません。

ですが、富樫は明らかに相手を殺そうとして殺しています。

途中、何故か富樫に好感を得ている県警のベテラン刑事と電話で話した際、富樫が人を殺したと聞き、申し訳ないことをさせてしまったという感じになっているんですが、そんな感じではありません。

倒した相手が痙攣したのを見て、銃をでとどめをさしたり、スノーモービルを銃で撃って爆破させたり、立場が違えばサイコパスになっていたんじゃないかという疑惑を持ちたくなります。

クライマックスではテロリストのリーダーを演じる佐藤浩一と戦うんですが、最終的にある方法で殺すんですが、普通の人はそうそうそこまで出来ないだろうというレベル。

もっともその痛快さが面白い部分でもあるんですけどね。

テロリストより強いダムの作業員が見たければおすすめの作品です。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(テロリストの真の計画が明らかになった時はビックリします。)

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【トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン】

1969年7月20日、アポロ11号は月面着陸に成功し、ニール・アームストロングとエドウィン・オルドリンは人類で初めて月に降り立ったが、全世界が見守ったこの歴史的偉業の陰で、NASAとアメリカ政府は、ある事実をひた隠しにしてきた。

実は月の裏側には、彼らよりも先に未知の宇宙船が不時着しており……。

シネマトゥデイより。

3部作の完結編となる作品で、月の裏側にオプティマスの師であるセンチネル・プライムが乗っていた宇宙船が墜落していることを知り、回収することに。

トランスフォーマーたちって宇宙に余裕で行けるんですね。思い立ったら吉日とばかりに、計画を立てて数ヶ月後とかでなく、速攻月の裏側に行ってセンチネルと、スペースブリッジという転送装置の柱を5本回収することに成功。

しかし、前作【トランスフォーマー/リベンジ】でオプティマスの物になった『マトリックス』でセンチネルを蘇えらせると、柱が5本しか残っていないことにショックを受けます。

その頃、サムはあれだけ愛してるとか言っていたミカエラと別れ、新しい恋人カーリーとつきあいながら職探し中。政府関係者にマークされていた過去を問い質されるんですが、極秘事項のために説明出来ず、就職が全然うまくいかない様子。

本人もぼやいてますが、家が壊れたりしても政府が面倒見てくれるくらいなんだから、就職先くらい世話してやればいいのにと思います。むしろ、監視出来る状況の方がいいんじゃないですかね?

結局、カーリーの上司ディランに紹介された会社に就職するんですが、ディセプティコンの手下がいたため、やっぱり襲われる羽目に。

再びシモンズに協力してもらい、アポロ計画について調べていたサムは、実はオートボットたちより先にディセプティコンが月面に墜落した宇宙船を見つけていたことを知ります。

その後、色々あって月から転送されてきた大量のディセプティコンが世界を占拠してしまい、侵略を行わない代わりにオートボットたちが追放され、乗せられたロケットが破壊するという徹底ぶり。

そんな中、サムとNESTの一部のメンバーは、誘拐されたカーリーを救出し、転送装置の破壊するため、人間だけで行動に出るんですが、そのくだりがかっこいい。

まるで日本の戦争映画の特攻隊みたいな感じです。ウイングスーツで飛び回るシーンも良い感じです。

案の上、実は難を逃れていたオートボットたちが人間と合流し、オートボットと人間VSディセプティコンという図式になり、転送が完了する前に装置を止められるかが焦点に。

どちらの陣営も必死で、それこそ総力戦の様相で、オートボット、ディセプティコンともに破壊されるものが出る始末。

若い頃に見たアニメのトランスフォーマーってなんだかんだ言っても、敵も味方も死なない印象だったのでビックリです。

メジャーなキャラでも容赦なく殺されてました。しかも、

かなりエグい状態で死ぬ

ので、復活出来そうな気がしません。

3部作のため、次作は仕切り直しになるとはいえ、ちょっと思い切りが良過ぎな気がしますけどね。

ネットではかなり酷評されていますが、個人的には2作目より全然面白いと思います。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(前2作を観なくても問題ない完結編)

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【トランスフォーマー/リベンジ】

オートボットとの壮絶な戦いの末に敗北したディセプティコンが、新たな仲間を率い、より凶悪になって復活。

ディセプティコンの新たな侵略計画は、現存するオートボットたちの総力をはるかに上回る巨大なトランスフォーマー、“デヴァステーター”やメガトロン以上に凶悪な“フォールン”を擁するものだった……。

シネマトゥデイより。

前作がヒットして、3部作となった2作目。興行的には成功したみたいですが、正直疑問符がつく感じ。

前作同様CGは凄くかっこいいんですが、なんか

ストーリーが微妙。

【トランスフォーマー】の見どころって極端なことを言えば、オートボットたちの戦いだと思うんですよ。

それがメインである『オプティマスプライム』がやられてしまい、キューブの欠片に触ってしまったことで膨大な情報が頭に入ってしまったサムの行動がメインに。

おかげでディセプティコンたちが攻撃するのがサムになってしまい、オートボットとディセプティコンのバトルが少ないんですよね。

それはそれで面白いとは思うんですが、話がサスペンスみたいなことになってしまい、なんか乗り切れない感じ。

ある人物の正体にはさすがにビックリしましたけどね。

一応、前作にも登場していたシモンズの協力を得たり、実はトランスフォーマーは古代から地球へ来ていたとか色々盛り込んであるんですが、逆に詰め込み過ぎという結果に。

3部作の中継ぎな上、脚本家組合のストライキの影響で撮影期間が短かったことを考えると、アクションシーンや映像が良いだけでも儲けものかもしれません。

実際、ラズベリー賞の最低作品賞、最低監督賞、最低脚本賞の3部門を受賞しちゃってますしね。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(本当にダメな作品は、ラズベリー賞を受賞することすらありません)

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【トランスフォーマー】

2003年、火星にビークル2号探知機を打ち上げるが、火星に到着後NASAとの交信が途絶えてしまう。その後、アメリカ、パリ、東京、さらにはアメリカ大統領の乗るエアフォース・ワンの機内など、世界中の至るところで同時期に奇妙な現象が起きる。人間たちは、それが地球上のあらゆるテクノロジーをスキャンする知能を持つ“金属生命体”のしわざだとは知らず……。

シネマトゥデイより。

劇場公開当時、予告を観てかっこいい映画だけど、なんか見覚えあるよなあ……トランスフォーマーっぽいよなあ。あのロボ。っていうか、コンボイ司令官?

製作していたのは知っていたものの、出来ていると思っていなくてビックリした作品。ちなみに昔、リカちゃん電話の亜種で、トランスフォーマーテレホンサービスというのがあったんですが、電話がかけてこられなくなるから電話局は残すとか世俗にまみれている感じが大好きでしたw

で、実際に観た感想ですが、CGカッコいい! ヒーローとしての人間必要か? っていうのが正直なところ。アニメ版にも人間はいるんですが、無理にヒーロー化させず、トランスフォーマー同士の戦いを傍観する役目の方がしっくりきたかも。どうしても、欧米のロボット系作品は主点を人間に置き換える感があるので、たまに本来の作風と異なってしまうんですよね。それも楽しみのひとつではありますが。

変わるといえば、アメリカ版アニメと日本版アニメでキャラクターの名称が変わっているのですが、本作も一部の名称が変わっています。元々ファンだと混乱するかもしれません。

ところどころ、シュールな笑いがあるものの、ストーリーとしては平凡なので、誰でも受け入れやすい代わりに本数観る人には物足りない気がします。人間で言うと、器用貧乏な感じ。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(大衆作品としては充分面白いですよ)



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