月別アーカイブ: 11月 2014

【モーテル】

最近のホラーってゴア系、ゾンビ系、不条理な怨霊系ばっかりになってきた気がします。

ヒットが出て量産されちゃうとやっぱりレベルが下がりますね。この作品もリアルさはあるものの、量産感が否めませんでした。

デビッドと妻のエイミーを乗せた車は、高速を降りて、人気のない田舎道を走っていた。

息子を事故で亡くしたふたりの関係は冷め切っており、口を開けば口論が始まる。

それを避けたかったデビッドが、少しでも早く自宅へ帰ろうとしたのだった。

深夜のドライブはアライグマを避けたことで、さらに悪化の道をたどる。エンジンがトラブルを起こし、途中ガソリンスタンドで修理をしたが、ついには動かなくなってしまった。ガソリンスタンドに戻ってみたが、すでに修理工はおらず、ふたりは携帯も通じない山道に取り残されてしまう。

デビッドとエイミーは電話を借りるため、『パインウッド・モーテル』という名のモーテルへと立ち寄るが、フロントには誰もいなかった。やがて、奥の部屋からかすかに女性の悲鳴がしているのに気付くが、まるで何事もないかのように中年の男が現われる。

男はメイソンと名乗り、モーテルの支配人で、悲鳴は暇つぶしに観ていたホラー映画ということだった。電話は表に公衆電話があるが、修理工は先ほどのスタンドだけだから、翌朝やってくる修理工を待った方がいいということだった。

仕方なくモーテルに部屋をとったふたりは、ハネムーンスイートだと言われた部屋に入り、余計に気が滅入ることになる。古めかしい壁紙に、錆びた汚水が流れ出すバスルーム、埃の被った家具、そのどれもが幸せな気持ちとはほど遠かった。

そんな中、突如として凄まじいノックが響き渡る。デビッドがおそるおそる調べるが、廊下には誰もおらず、どうやら隣室の客の仕業のようであった。

だが、メイソンに苦情を言うように告げると、今夜の客はデビッドとエイミーだけだと言う。

やがてノックも収まり、やることもなかったデビッドは何気なしにテレビの横で埃を被っていたビデオをセットしてみる。すると、モニターに映し出されたのは、ホラー映画さながらに覆面の男たちが男女を惨殺するというものだった。

あまりの映像にショックを受けたデビッドが画面に見入っていると、おかしな雰囲気を感じる。殺人シーンは同じ部屋で行われているのだが、何故か見覚えがあるような気がするのだ。

妻の何気ない言葉に周囲を見回したデビッドは驚きの声を上げる。映像はいままさに自分たちのいるこの部屋で撮られたものだったのだ。悪ふざけだと願ったが部屋に隠されたカメラによって、その希望も絶たれる。

ふたりは次の犠牲者となってしまうのか?

真相がスナッフ・ムービーの撮影という作品としては、本当に普通レベルです。深夜にテレ東とか、フジテレビとかで流してそうだよなとか思います。

ただ、

最近のスナッフ系の作品としてはゴアシーンがなく、

サスペンス色が強いので血みどろとか苦手な方でも安心して観れるかと思います。逆に言うと、スプラッタ大好きなゴアゴアな人には勧められません。

内容としてもシチュエーション色が強いので、趣味と実益を兼ねているのはわかるんだけど、なんかモヤッとしたものが残ります。不快とかそういうことでなく、単純に消化不良感があります。

たとえば趣味と実益を兼ねているメンバーがやけにプロっぽく、軍人か特殊部隊なのかと思うような雰囲気なんですが、正体わからずじまいだったり。途中でビデオの買い手が出てくるんですが、捕まる気がしなかったりとか。

もっとも、地方に行くと、この宿ってどうやって生計立ててんだ? っていう宿あるので、そういう不思議さから作られた映画と考えるとリアルだとは思います。

あと、この映画のDVDには『もうひとつのオープニング』がメニューにあるんですが、自分としては、『もうひとつのエンディング』の間違いじゃないかと思うのもモヤモヤの原因かもしれません。その映像がオープニングだと、起きた出来事を後から語る形になるんですが、そういう感じには観えないんですよね。どうなんだろう?

オススメ度(10段階)……★★★
(さすがにここまで地味だと勧めづらい)

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【L change the WorLd】

大ヒットしたサスペンス映画【DEATHNOTE】のスピンオフ作品で、松山ケンイチ演じるLに焦点が当たっています。時期的には後編の事件解決後から、ラストシーンの間の出来事です。

ざっとあらすじ。

知っている人物の名前を書くと、その相手を殺すことが出来るデスノート。それを駆使して新世界の神になろうとしたキラとの頭脳戦に勝利したL。ただ、その代償として、彼の人生は残り23日となっていた。

日本でその戦いが繰り広げられている最中、タイで一つの村が消滅する。村唯一の生き残りである少年が持っていたSDカードの中身を確認すると、そこには人の手で作られた『死神』の力が映されていた。

そこへ今度は少女が訪れる。彼女が非業の死を遂げた父に託されたものが、村一つを消滅させることになった『死神』だと気付いた時には、追っ手がすぐそこまで迫っていた。Lは限られた時間の中、ふたりの子供を守りながら、陰謀を阻止できるのか。

……。スピンオフです。主役はLです。でも、全編通してよく考えると、Lは別に何もしてません。問題の方がやってきて、自分たちで解決。Lは保護者的な立場で行動してますが、そこはLである必要がない感じ。犯人と対峙した際に、言葉に説得力を持たせるという意味では必要だったかもしれませんが、そこも別にLじゃなくてもという感じ。ファン向けにしても、Lというキャラクターを掘り下げてるわけでもないので、すべてが中途半端でした。

まあ、【DEATHNOTE】好きは補完のために観る分にはいいと思う。あと、松山ケンイチファンはどうぞ。

オススメ度(10段階)……★★★
(色々とダメなことが多い)

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【デスノート the Last name】

【デスノート】前後編の後編です。いまさら感もありますが、なんとなく観てみました。原作を読んでいる上、映画版のオチも知った状態で観てたので、正直言ってドキドキ感はありません。

ざっとしたあらすじ。

前作で、顔を思い浮かべながら名前を書くと、その相手が死んでしまう死神のノート『デスノート』を手に入れた夜神月(やがみ・らいと)。彼は『キラ』と名乗り、そのノートを使って犯罪者を殺すことで世界を自分の手で平和にしようとしていた。

一見、天才的な頭脳で自らを新しい時代の神のように思い始めた月の前に、ICPOから派遣された謎の男『L』が立ちはだかる。

その上、『キラ』、『L』の知らないところで『第二のキラ』が誕生。死神レムによって『第二のキラ』となった弥海砂(あまね・みさ)は、過去の出来事によって『キラ』の信奉者となっており、『キラ』を否定する者たちを消していく……。

新たな死神レム、『第二のキラ』弥海砂、ニュースレポーター高田など新しいキャラクターの登場によって、より複雑な駆け引きを展開していきます。

ただ、元々原作のマンガそのものが様々な説明を省いているため、万人に観せる映画にとっては向いていません。どちらかというと、連続ドラマにしてじっくり描く方が楽だったはずです。

そのためか、最終的な決着のつけ方も賛否両論なもので、自分的には良くはないけど、仕方ないんだろうなって印象を受けました。

もっとも、原作の雰囲気が好きだった自分にしてみれば、藤原竜也の演技だけは受け付けませんでした。上手い下手ではなく、彼は天才役に向いていないように思います。古畑でもそうでしたが、天才と思ってるプライドだけ高い馬鹿なら向いてますが……。多分彼の中の天才像が変なんだと思われます。

全体的にどことなく違和感を感じる映画ですが、周りを固めている役者さんたちの演技はちゃんとしてるので、前編約120分、後編約150分を連続して観るとかしなければ、あんまり長さは気にならず観れます。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(とりあえず原作読んでから観た方が楽しめると思います)

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DEATH NOTE デスノート the Last name (スペシャルプライス版) [Blu-ray]

【DEATH NOTE デスノート】

「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」と記されたノートを拾った夜神月(藤原竜也)は、興味本位で他人の名前をノートに書き込んでしまう。

その名前の人間の死を目の当たりにし、最初は恐怖を覚えた月だったが、やがて理想的な世の中を作るべく凶悪犯たちの名前を次々とノートに書き始める。

シネマトゥデイより。

人の死を操れる死神のノート『デスノート』を手に入れた青年が、『正義』のため、法で裁かれない『悪』を『デスノート』で殺していきます。

しかし、凶悪犯たちの不審な死が続いたことで警察も動き出し、『デスノート』を使う『キラ』と、『L』、『警察』、『FBI』の駆け引きが行われていくことに。

原作の漫画の方がわかりやすいんですが、『キラ』である夜神月は『デスノート』が本物であることに恐怖を感じながらも、凶悪犯の名前を書き続けることに快感のようなものを覚えて行きます。

ただ、警察が事件に気がつき、『L』が介入する頃には顔つきが変わる程に慢心して、自分が『正義』のように思い込んでいくんですよね。

自分の邪魔をする人間は『悪』であるかのように、自分の目的のためなら凶悪犯ではない人間まで殺していくようになってしまいます。

原作漫画では流れがあるのでまだいいんですが、実写映像だと、どうしても漫画の数話分が1つのチャプターくらいになってしまうため、凶悪犯を裁く時間が凄く短いです。

駆け引きがメインとなる作品なのでしょうがないんですけど、理想のために始めたはずが、気がついたら悪になっていたという印象ではなく、ただのサイコキラーという印象しかありません。

自分の目的のためなら、警察の幹部である父親や、彼女をも利用するし。

また、実写になったことでのデメリットとして、

駆け引きの内面描写がほとんどなくなってしまっている

のが厳しい。

登場人物同士がモノローグのように思考を語ってしまうと、実写の場合はかなりうっとうしいせいがあるんでしょうが、この作品の場合、相手の思考が描かれないと実質的に内容が半分になってしまうので。

結果として、ギリギリの綱渡りを月が悪魔的な頭脳で乗り切っているというより、相手が間抜け過ぎるだけに見えてしまっています。

特に原作漫画ではかなり苦労することになるナオミ戦。FBIの捜査官だった婚約者ベンバーを殺されて、『キラ』への復讐に走ります。頭脳だけで言えば、『L』を上回るかもしれない人物で、実際、『L』より先に『キラ』の正体に近づいてました。

原作漫画では繊細な駆け引きの結果、月に心を許してしまい、本名を知った月に操られてしまいます。

それが実写版では前半の区切りとなったせいか、攻撃的な人物となり、「なんだ、それ」という方法で本名を手に入れられてしまうという残念な人に。

【デスノート】らしい頭脳戦というよりは、【カイジ】のような力技としか言いようがありません。

まあ、そうは言っても【デスノート】の映画としては良く出きていて、死神のリュークはバリバリのCGですが、なんか可愛いし。声をあててるのが中村獅堂というのも面白い。

主な出番は後編の戸田エリカの若い頃の闇歴史みたいな料理番組や、痛車かと言わんばかりのラッピングバスなんていうのも、ある意味見どころです。

ちなみに、このラッピングバスがバスジャックされるんですが、その運転手が田中要次。このバスジャックが原因でタクシーの運転手になって、スピンオフの【L change the WorLd】に登場しています。

全体的にやっつけ感が否めないですが、意外といま観ても楽しめるんじゃないかと思います。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(前編では松山ケンイチ演じる『L』の見せ場はほとんどありません)

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DEATH NOTE デスノート [Blu-ray]

【エスケイプ・フロム・リビングデッド】

【ブレア・ウィッチ・プロジェクト】や【クローバーフィールド】のようにカメラ視点がメインの作品。わかりづらくて、2回観てわかったとおもったものの、このレビューを書くのに「あれ?」となって3回観ました。

そんなわかりづらい作品のざっとしたあらすじ。

アジアから発生したといわれる謎のウイルスがイギリスにも上陸。政府の対応が遅れ、情報が錯綜していた。

記者(※1)のヴァネッサ、プロデューサー(※1)のアンディ、リポーターのリアン、カメラマンのマットの4人は正確な情報を伝えようと、取材先であるサウスゲートへと赴く。しかし、取材対象の人物どころか、村中のどこにも人の気配はなかった。

ロンドンでも感染が拡大し、交通が寸断されてしまい、身動きの出来なくなった4人は、取材対象の農家に泊まらせてもらおうと中へと入る。やはり中には誰もおらず、先ほどまでは何とか通じた携帯電話も通じなくなり、固定電話すらも使えなくなっていた。

状況の突然の悪化に戸惑っていると、突然停電が起こり、村中に歩く屍が現われる。

その1ヶ月後、ジョン、グレッグ、エリザベスの3人は、逃げ場を求めてさまよっていた。途中、先ほどまで死んでいたはずの死体に襲われたが、なんとかそれを倒す。

工具や無線の部品をとりに立ち寄った街で、どうやら他にも生存者がいて、無線を流していることを知り、食料を調達して更なる逃避行を続けていく。

同じ頃、ジョンたちは知らないが、無線を流しているグループはサウスゲートの北にある農場に立てこもっていた。

スー、アナ、ジェフ、ゴーク、ジェームズたちは立てこもりを続けていたが、食料もあと数日分、燃料も底を尽きかけている。

その上、感染者たちは高速道路側から次々とやってくる。先の見えない状況に苛立ちを募らせていた。

そこへ周囲の探索に出ていたアーミンが食料のある地域を見つけてくる。しかし、そのアーミン自身がすでに感染してしまっており、縛りつけるしかなくなっていた。

それぞれのグループが状況に追い詰められていたが、本当の恐怖は別なところにあった……。

近々公開のジョージ・A・ロメロの【ダイアリー・オブ・ザ・デッド】のローカル版のような感じ。というか、原題なんてTHE ZOMBIE DIARIESだしw もっとも臭い的には【食人族】ですが。

時系列が正しい順序じゃないのと、登場人物が明確に見分けがつかない上、洋画の場合は呼び名が固定じゃないことがあるので、ちゃんと観ないと勘違いするかも。自分はてっきり2グループの話だと思って観てました。

ただ、ゾンビ映画としては割と正統派と言うか、古典に近い作風に仕上がっています。少ない人数でうまく撮ってる印象ですね。

気になる点は、ジャーナリストグループの夜あふれ出す感染者たちが日中ひとりも見つからないこと。夜活性化するんだと、他のグループのシーンで日中出歩いてるのがおかしくなるし。

もう1点、どうやって生き残ったのか不明な人物がいるんですが、それが不思議でたまりません(ここも時系列違うのか?)。

※1:たぶん。明確には書かれてないので、言動から推測。

オススメ度(10段階)……★★★★
(劇場未公開としては出来が良いけど、メジャーレベルではないので)


3年絵日記
↑真相とかでなくても、3年もつけてたらそれはそれで凄いと思う

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