月別アーカイブ: 9月 2014

【ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔】

ミドル・アースでは闇の勢力がますます力を増大させている。そんな中、離ればなれとなってしまった旅の仲間たちは三方に分かれたまま旅を続けるのだった。2人だけで滅びの山を目指していたフロドとサム。そんな彼らの後を怪しげな人影が付け回す…。サルマンの手下に連れ去られたメリーとピピンは隙を見つけて逃げ出し、幻想的なファンゴルンの森でエント族の長老“木の髭”と出会う…。一方、アラゴルン、レゴラス、ギムリの3人は、メリーとピピンを追う途中で、国王がサルマンの呪いに苦しめられているローハン王国へとやって来る…。

allcinema ONLINEより。

【ロード・オブ・ザ・リング】3部作の中間作。前作のクライマックスで散り散りになってしまった『旅の仲間』。

フロド&サム、ピピン&メリー、アラゴルン&レゴラス&ギムリというチーム分け。

フロドたちは『指輪』破壊のために滅びの山へ、ピピンたちは怪物たちに拉致され、アラゴルンたちはサウロンとサルマンとの戦いに備えることに。ただし、お互いがどうなっているのか全然わかりません。

原作である【指輪物語】自体がRPGの元ネタにされることが多かったんですが、昔のRPGって1村人が実は勇者の血筋で魔王と戦うことになるっていうパターンが多かったと思います。

場合によってはドラゴンクエストのように勇者が突出して強く、10000匹の怪物相手でもひとりで倒すなんていうのもありますが、基本的には少しずつ戦いの規模が大きくなっていくのが一般的ではないでしょうか?

小説とかの英雄譚でも似たような感じだと思いますが。

この【ロード・オブ・ザ・リング】でもそれは一緒で、立候補したたった9人だった『旅の仲間』ですが、散り散りになった先で新たな助けを得て、大きな存在になっていきます。

戦いの規模にいたっては、砦での攻防戦を行う戦のレベルにまで発展。前作でガンダルフと魔法使いバトルを繰り広げたサルマンの軍勢と戦う事に。

人間、エルフ、ドワーフたちは過去の確執からなかなか一つにまとまることが出来ず、アラゴルンが奔走する羽目になるんですが、どこに行っても文句を言われ、まるで中間管理職のようです。

その間、主人公のフロドとサムは、道案内させている昔の『指輪』所有者のゴラムと「旦那(フロド)はいいシト、デブ(サム)は嘘つき」、サム怒る、フロドがなだめる、はじめに戻るの繰り返しばかりしています。ちなみにその流れ、3作目まで続きます。

戦いの影に隠れてしまうので、主人公たちの印象かなり薄いです。

第2作で本当に活躍するのはピピンとメリーたちなんですが、ネタバレにしかならないので控えます。

ネタバレと言えば、あえてネタバレしますが、ガンダルフが別の存在となって復活。その際に前作の状況からどうやって助かったのかが語られるんですが、これが酷い。

ダメという意味の酷いではなく、老人の魔法使いが巨大で仲間たちがいても逃げるしかなかった怪物とタイマン張って勝利したという内容。本当にこの

じいさんだけは無茶し過ぎ

です。ちなみにガンダルフって3作目まで見ても、とても賢者とは思えない武闘派振りを見せてくれるので、魔法使いに対するイメージが変わるかもしれません。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(本作は冒険ものというより戦記もの)

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【ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間】

はるか昔。闇の冥王サウロンは世界を滅ぼす魔力を秘めたひとつの指輪を作り出した。指輪の力に支配された中つ国では一人の勇者がサウロンの指を切り落とし、国を悪から救った。それから数千年の時を経た中つ国第3世紀。ある時、指輪がホビット族の青年フロドの手に渡る。しかし、指輪を取り戻そうとするサウロンの部下が迫っていた。世界を守るためには指輪をオロドルイン山の火口、“滅びの亀裂”に投げ込み破壊するしか方法はない。そこでフロドを中心とする9人の仲間が結成され、彼らは“滅びの亀裂”目指し、遥かなる冒険の旅に出るのだった……。

allcinema ONLINEより。

以降のファンタジー作品のほとんどに影響を与えたと言っても言い過ぎではない児童向けファンタジー小説を原作にした作品。

原作小説は日本ではそれぞれが上下巻で構成された3部作になっていて、全6冊+追補版で発行されています。

自分が読んだのは高校生の頃で、翻訳が児童向けにありがちな『~でした』、『~ました』が続くという口に出したら読みにくい文章だった印象が強く残っています。もっとも、そういう形式で書かれた作品なので、しょうがないんですけどね。

版を重ねて直っているかは謎ですが、現代なら翻訳しないような部分も作者の意向を変な尊重の仕方をしているため、無理やり翻訳していたり、翻訳者が勝手に内容を変えてたりするので意味がわからない部分があると思います。

よく話題になるアラゴルンを『ストライダー』のままにするのではなく、『馳夫』にしたという話ではなく、岩波版のゴラムの言葉『いとしいしと』が、『僕チン』や『愛シ子ちゃん』になってるとか、前日譚の【ホビットの冒険】の『ナンタルチア』とか、『サーラバイバイ』てなんなんだって話です。

そういう意味では小説を読むより、映画を観た方が本来の内容に近い意味合いで内容を理解出来るというレアケースな作品に仕上がっています。

ただし、劇場版で誤訳女王の戸田翻訳で観た人は、吹き替え版とは異なり、意味合いが違うものが多かったようで、勘違いしてしまった人も多そうです。特にボロミアに「正気に戻って!」というシーンで、「嘘つき!」っていうのはニュアンスが違い過ぎると思います。

内容に関しては、完全に王道のファンタジー世界で、好奇心旺盛なホビットが凄まじい力を持った指輪を破壊するための旅に出るというもの。

面白いのがホビットは大人でも子供みたいな身長で、考え方も比較的平和な反面、結構やりたい放題と子供のように描かれていること。

助けとなるはずの人間やエルフは指輪の誘惑のせいもあって、欲に負けてしまったり、ドワーフは指輪の誘惑とは関係なく、エルフとの確執や、本来の気質らしい頑固さで面倒くさい。

まるで、

大人の事情に巻き込まれた子供

を描いた作品のようです。この辺り、児童文学らしいですね。子供っぽいキャラクターが主人公になってることで、共感しやすくなってるんでしょう。

しかも、重責を背負わされたフロドを可哀想というか、申し訳ないという表情で見つめる旅の仲間たちの演技も素晴らしい。

そういった視点でも描かれていることで、大人も十分に楽しめる作品だと思います。ただ、問題は収録時間の長さ。

約3時間あり、DVDでは2枚組。途中でディスク交換です。さすがに子供の集中は続かないでしょうね。ビックリしたのがエンドロール。なんと20分。さすがに笑いが込み上げました。

見どころとしては、ガンダルフとサルマンの決別シーン。59歳VS75歳とかだと思うんですが、結構体張ってます。いまの日本で言えば、小日向文世VSミッキー・カーチスみたいなもんです。

そんなふたりが【ハリー・ポッター】の魔法使いバトル同様、吹っ飛ばし合うという荒っぽさ。海外の俳優さんは頑張りますね。こういうのってわざわざ代役使ってたりするんですかね?

他にも坑道を進んでいる最中や、山の中での襲撃シーンは、たった数人に何十、何百もの怪物が襲ってくるんですが、それを迎え撃とうとするアラゴルンやレゴラスがかっこいい。

特にエルフで弓の達人なレゴラスが矢で敵を刺すシーンを観ていると、【ウォーキング・デッド】でダリルがクロスボウの矢でゾンビを倒すのはこれの影響かと思わされます。

それまで普通に戦っていて、矢で敵を刺すというシーンを観た覚えがないんですよね。普通にすることなんだか。

3部作の1作目なので状況説明がメインですが、出会いから別れまでが描かれているので、1つの作品としても充分楽しめるんじゃないかと思います。

ファンタジー好きなら押さえておくべき作品でしょう。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★★
(難点は時間の長さ)

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【猿の惑星:創世記】

現代のサンフランシスコ。高い知能を持つ猿のシーザーは人類に裏切られ、自分の仲間である猿を率い、自由のために人類との戦いに向けて立ち上がることに。人類のごう慢さが、猿の知能を発達させてしまう要因となり、人類にとって最大の危機を巻き起こしていく。

シネマトゥデイより。

タイトルとしてもビギニングものだし、オリジナルシリーズを見ていなければ、間違いなくライジングなんですが……。

【PLANET OF THE APES 猿の惑星】をリメイクと認めるなら、これも

【猿の惑星 征服】のリメイク

ですよね。もっとも【PLANET OF THE APES 猿の惑星】は全体的にリメイク感が強かったですが、こちらは流れが同じ流れなだけでかなりアレンジされています。

【猿の惑星 征服】を観ていればニヤリとするような設定もあったりします。ちなみにシーザーに関しては、同じジュリアス・シーザーが元になっていますが、【猿の惑星 征服】は歴史上の人物で、本作はシェイクスピアの戯曲からで微妙に違ったり。

あらすじではまるで人類にひどい扱いを受けた猿が反乱を起こしているようですが、実際にそうなのは後半で、序盤から中盤まではどちらかと言えばヒューマンドラマ。

アルツハイマーの特効薬を研究していたウィルは、実験動物だった高い知能を持った猿の忘れ形見となった赤ん坊猿を処分することが出来ず、会社に隠れて一緒に住むことに。

子猿が高い知能を持っていることに気づいたウィルは、子猿にシーザーと名付け、老いてアルツハイマーが進行していた父親とともに、愛情いっぱいに育て始めるというのが前半のヒューマンドラマ。

数年が過ぎ、同い年の子供以上の知能を持ったシーザーは、ある事件のせいで保護施設に収容され、そこで飼育員に虐待を受けたことで、戦いを決意するのが後半のSFアクション。

ただ流して観ているとわかりにくいんですが、保護施設の壁に『窓』を描いたり、それを消すシーン、本当は収容施設に迎えに来てくれたウィルと帰りたいのに、仲間の猿たちのために決別するシーンは、セリフがないことが余計に心に響きます。

そういう深い演技や、オリジナルシリーズを観たことがある人なら楽しめますが、話題だからなんとなくで観ると、もしかしたら凄くつまらないかも。

【PLANET OF THE APES 猿の惑星】のレビューでも触れましたが、猿のリアルさはより人間っぽくなっているんですが、本作ではそれが良い方向に働いているように感じます。

特にシーザーは基本的に話さないので、表情と仕草で演じるしかないんですが、目力が本当に凄い。目の表情で喜怒哀楽がわかるような気がします。

扱いが軽いですが、何故人間と猿が逆転してしまうのかや、【猿の惑星】シリーズの発端となるイカルス号のニュースも描かれています。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(シリーズを観ないとモヤモヤするネタがちょっとマイナス要素)

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【G.I.ジョー バック2リベンジ】

国際テロ組織コブラの一員ザルタン(アーノルド・ヴォスルー)がアメリカの大統領(ジョナサン・プライス)に成り済まし、宿敵である機密部隊G.I.ジョーの抹殺命令を下す。パキスタンで任務に就いていたG.I.ジョーの面々は壮絶な襲撃を受け、ロードブロック(ドウェイン・ジョンソン)をはじめとする数名を残して壊滅。彼らが絶体絶命に陥っている中、コブラは世界の主要都市を侵略し、ついには核爆弾をロンドンへと落下させる。コブラと戦いたくとも為すすべのないロードブロックたちは、G.I.ジョー初代長官のジョー(ブルース・ウィリス)の助けを得ることにする。

シネマトゥデイより。

シリーズものの続編でありながら、主人公は『ザ・ロック』ことドウェイン・ジョンソンに変更。にもかかわらず、何故か公開前のプロモーションは、ほとんどブルース・ウィリスか、イ・ビョンホン推しという謎展開。

予告編とか見ても、ブルース・ウィリスがチームリーダーにしか見えません。もしくは完全にイ・ビョンホンが大活躍する映画です。

とてもサイトのトップビジュアルで、

後ろの方にいるドウェインが主役

とは思いもよりません。メディアはメディアで、何故か味方が敵のように映ってるという不思議パッケージです。

実際、映画が始まると、作戦に成功したG.I.ジョーが待機を命じられた砂漠に軍隊が急襲。

逃げ場のないG.I.ジョーたちはミサイルや銃弾の雨に、ロードブロック、レディ・J、フリントの3人を残して壊滅。どうやら本部の施設も全滅してしまったとのこと。

作戦に参加していなかったスネーク・アイズは暗殺犯として追われる羽目になったものの、生きてはいる様子。

と、ここまでアメリカ大統領に成りすましたザルタンによる策略なんですが、G.I.ジョーって各国の精鋭で組織されたチームだったはずなのに、アメリカの大統領が勝手に抹殺とか酷い話です。

ロードブロックたち3人は、大統領が何物かと入れ替わっていることを知り、アメリカへと戻ることに。

同じ頃、ストームシャドーとファイヤーフライによるコブラコマンダー奪還が行われ、タイトル通り、リベンジが開始。自分たちを捕らえたとっくにG.I.ジョーは壊滅してるんですけどね。

可哀想なことに一緒に捕まっていたデストロはいらない子になってしまいます。

奪還の際に大きな怪我を負ったストームシャドーを捕らえるため、スネークアイズと女忍者ジンクスはヒマラヤへと。本当にワールドワイドな作品です。

ザルタンはザルタンで、核廃絶のために国際会議を開いておきながら、核ミサイルを発射して、各国の首脳を脅迫したりとやりたい放題。

コブラコマンダーは必要なのかという疑問が湧くレベルです。

そんなザルタンが色ボケなスケベ親父だったおかげでG.I.ジョーに正体が判明。ブルース・ウィリス演じるジョー・コルトン司令官も重い腰を上げてくれることに。

ちなみにジョー・コルトンがG.I.ジョーの名前の由来です。

ある意味、この件がみどころでもあるんですが、コルトンの家は全体が武器倉庫になっていて、どんだけ隠されてんだというくらい隠されてます。

それこそ、RPGでタンスを開けたら鋼の剣が10本出てくるくらいの勢いなので、完全に笑うところです。

でも、結局大御所のブルース・ウィリスは対して活躍しないままなので、別にブルース・ウィリス使わなくてもよかった気がします。

本来なら主役のはずのドウェインに同情してしまいます。

もっとも、それ以上に前作の主人公デュークを身代わりにしてしまった上、何の見せ場もないG.I.ジョーの生き残りのフリントはもっと必要ないキャラクターだったかもしれません。

ネットでの評価は低いですが、単純にアクション映画として考えたら、そう悪くはない作品だと思います。

アクションシーンも豊富だし。特撮の戦隊ものに近いので、好き嫌いはあるかもしれませんけどね。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(1作目のパワードスーツはどこいった?)

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G.I.ジョー バック2リベンジ 完全制覇ロングバージョン [Blu-ray]

【G.I.ジョー】

世界征服を企む悪の組織“コブラ”が、各地で活動を活発化させる1990年代。あらゆるものを破壊する威力を持つ最強兵器ナノマイトがコブラ一味の手に渡ってしまう。パリのエッフェル塔が破壊されるなど、コブラの脅威が世界各地を襲う中、アメリカ政府は世界各地の精鋭を集めた史上最強の国際機密部隊“G.I.ジョー”に願いを託す。

シネマトゥデイより。

とりあえず、

「スゲー、スゲー!」って言いながら見れば良さそうな

SFアクション映画。

あらすじでは、あらゆるものを破壊すると書かれていますが、あらゆるものを食べてしまうナノマイトというナノマシンを奪い合うストーリー。

あらゆるものを食べてしまうということは人間も食べてしまうわけですが、乗り物や建物のような無機質が侵食される光景ばかりで、特に生き物が殺されるシーンは映りません。

人間が食べられるのは唯一自滅プログラムが作動したシーンくらいなものでした。

現実にあったら、それが一番怖いと思うんですが、元々がテレビアニメなので、そういう方向性ではないのでしょう。

もちろん、だからと言って、服だけ食べられて全裸というようなコメディにありがちなパターンもありません。

黒幕も序盤でマッチポンプだというのが発覚してしまうので、よくあるテロアクションのような黒幕に驚くようなこともないです。

もう単純に近未来的な武器やスーツで戦うエリートたちを楽しむだけの映画と思ってください。

ちなみに『G.I.ジョー』って極秘の組織で、スカウトでしか採用されないエリートチームのはずなんですが、痛みを感じない兵士たちとはいえ、10人程度に基地を壊滅されるろいう体たらくで、司令官も役立たずです。

また、イ・ビョンホンが出演しているんですが、公開当時、小学生たちがイ・ビョンホンっていい身体してるよなって言ってる光景に戦慄を覚えたのを記憶しています。小学生の感想じゃないですよね。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(頭真っ白にして観ればいいド派手なアクション)

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G.I.ジョー スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]