日別アーカイブ: 2014年3月3日

【貞子3D2】

娘の凪を生んだ後、鮎川茜は死亡し、安藤孝則(瀬戸康史)は妹の楓子(瀧本美織)に娘を託して身を潜める。世間では謎の死亡事件が頻発し、捜査が進むうちにそれが5年前の「呪いの動画」事件に関係することが明らかに。やがて楓子はそれらの死が凪の周辺で起きていることに気付き、過去の事件を調べ始めるのだが……。

シネマトゥデイより。

【貞子3D】の完全な続編。期間限定ですが、スマートホンのアプリに連動すれば、さらに効果を楽しめるようになっています。ただ、対応機種がiPhoneはios 5.0以上、Andoroidは 2.3.3なので注意してください。

自分は流し観なので、あえて連動せずに鑑賞です。こすったりとかしないといけないので。

今回は安藤孝則の娘である凪を演じている子役の演技に救われた感が強く、基本はお化け屋敷型と化してしまった気がします。

貞子の呪いに関しても、殺されるタイプと、貞子になるタイプに分かれるんですが、貞子になるタイプが酷い。

いきなり髪が伸びて、野獣のように大暴れしだします。悪夢オチな場合もあるんですが、男は純粋に化物顔になる感じみたいでした。

この辺はリングシリーズの小説【ループ】を読んでいると、【リング】よりも【ループ】のイメージに近いと感じるかも。

ストーリー的には安藤の娘『凪』の正体は何なのか、『凪』の周りで起こる怪死は『凪』が起こしているのかを探るのがメイン。

ただ、本作のヒロインである楓子にもトラウマがあり、そちらもストーリーに影響してきます。

もっとも、その楓子のトラウマのおかげで話の幅が広がった代わりに、ヒューマンドラマのいい話みたいになってしまうという悪影響も。

序盤から中盤までは前作程度からB級Jホラー程度のホラーになっているのですが、後半30分はほとんどヒューマンドラマです。しかも、

どこかで観たような。

ラストの流れの意味がわかりづらく、理解出来ない人たちも少なくないようですし。

【リング】シリーズの最新作ではなく、単作の映画として観れば、B級クラスならありがちな映画。文字通り、3D、または4Dのためだけにある映画じゃないかと。

映画版の【リング】、【らせん】を観たから観ようかなと思っている人は、小説の【ループ】を読んでからか、観た後で読まないとわけがわからないと思います。

当然、【貞子3D】を観ていないと、登場人物がわけわかりません。

オススメ度(10段階)……★★★★
(ここまで他のメディアを知らないとわからない作品というのも珍しい)

【貞子3D】

鮎川茜(石原さとみ)は、自分が勤める女子高で流れている奇妙なうわさを耳にする。それは、自殺する様子を生中継する映像が動画サイトに投稿され、それをたまたま目にしていた者も死んでしまったというものだった。そんな中、茜の教え子の一人が不審な死を遂げ、似たような変死事件が各地で続発するように。警察は一連の事件を自殺だと断定するが、死んだ者たち全員がうわさになっていた自殺動画を見ていたことが判明する。

シネマトゥデイより。

Jホラーの金字塔【リング】の新シリーズ。シリーズ完結から12年、新たなシリーズとして現在に舞台を変えています。

オリジナルの【リング】、【らせん】、【リング2】、【リング0】は趣きを変えた恐怖を描いてきましたが、【貞子3D】はやってしまった感がハンパないです。

過去の栄光を記念作品がぶち壊してくれた勢いです。

人気若手俳優を使い、監督も人気監督を起用。ニコニコ動画や様々なコンテンツや企業とコラボ。派手なプロモーション。原作も鈴木光司本人。

素晴らしい素材を使って闇鍋

作ったようなもんです。

もっとも、監督に限って言えば、ホラーではなく、コメディ畑がメインなので、マッチしているとは思えません。多分、若い層をターゲットにしようとした人選なんでしょう。

演技している俳優さんたちは頑張っていると思います。

しかし、演出がまったく怖くない。年齢制限がかからないように配慮した結果という声もありますが、別にショッキングなシーンを映せという話ではありません。

実際問題、過去の【リング】シリーズは、ビックリするようなシーンはあっても、ゴアシーンはほとんどありません。

強いてあげれば、【らせん】の高山竜司の解剖シーンくらいなもの。血が飛び散るとかでもないので、全年齢対象なんて、いくらでも出来ると思います。

問題はむしろ『3D』の部分。タイトルにもつけるくらい『3D』を売りにしている以上、3D描写を持ってこないとしょうがないんですが、これが酷い。

監督のセンスがどうこうとかでなく、本来怖がるべきシーンがほぼ笑えるというのはどうなんでしょう。

正直言って、貞子の恐怖よりも、主人公の能力の方がよっぽど怖いです。

また、メディアは『貞子3D 2Dバージョン』となっていて、2Dです。3D前提の恐怖を2Dで観ても、飛び出す絵本が飛び出さないくらい意味ないです。タイトルも【貞子】でいいじゃんかという話です。

続編では【リング】、【らせん】とのつながりや、貞子の目的、貞子の遺伝子を受け継ぐ少女のことが描かれるんだとか。大丈夫なんですかね?

オススメ度(10段階)……★
(続編が決定したので、シリーズファンだけ観ればいいと思う作品)

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貞子3D 2枚組(本編2D&3D blu-ray・特典DVD付き)

【THE RING2(ザ・リング2)】

あの忌まわしい事件から半年が経った。

レイチェルはオレゴン州アストリアに息子と共に引っ越し、地元の新聞社で働いていた。

ある日、高校生が変死し、その遺体の形相を見たレイチェルはサマラの呪いがまだ存在することを確信する。

シネマトゥデイより。

アメリカにありがちなリメイクを作った後、独自のシナリオで進行していくパターン。とはいえ、監督は中田秀夫なので、問題はなさそうです。

前作から半年後で主役も変わらず、ナオミ・ワッツ。一応、サマラのことは変なトラウマになっているご様子。

どうでもいいことですが、

サマラの吹き替えがかないみか

というのはどうだろうと思ってみたり。いや、わかる人だけわかってください。

ストーリーはどうやら【リング2】の要素をベースに、井戸から連想したのか、【ダーク・ウォーター】が取り入れられているような印象を受けました。

前作【THE RING(ザ・リング)】のようなシアンがかった映像にするという逃げはなくなり、普通にショッキングな描写を緩急つけて差し込んで来るし、音楽もうまく使われています。。

おかげで前作と違って、なかなか怖い作品に仕上がっていました。

ただ、アメリカ作品らしく、白黒つけてしまうラストは【リング】らしくないかなとも思います。

※追記※

こちらも新作公開前に見直したら、新しいパートナーがドラマ【メンタリスト】で主役のパトリック・ジェーンを演じたサイモン・ベイカーだったんですね。

たまに見直した映画でこういう発見をするのも面白いですね。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(【リング】とは別物と思って観れば、それなりに良作だと思います。)

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ザ・リング2 [Blu-ray]

【THE RING(ザ リング)】

悪夢を映したような映像が流れるそのビデオテープを見た人間は誰であれ、ちょうど7日後に必ず死ぬ――まるで、どこかの街で流布されている都市伝説ででもあるかのようなその話を聞いたとき、新聞記者のレイチェルは、にわかには信じることが出来なかった。

そのテープを見た4人の若者が、全員1週間後に謎の死を遂げるまでは…。

レイチェルはテープの謎を突き止めるため独自に調査を開始する。

そして、ついに問題のテープを見つけ出すことに成功する。

が、ふとした隙に、レイチェルの幼い息子がテープの中身を見てしまうのだった…。

allcinema ONLINEより。

1作目から14年も経っているにもかかわらず、いまだ高い認知度を誇るホラー映画【リング】。そのアメリカ版です。

一見すると、オリジナルに沿ったリメイクのようですが、かなり別物。日本版は精神に絡みつくような恐怖を感じますが、アメリカ版は理論立てた恐怖。

どっちに優劣があるとは言いませんが、少なくとも系統が違います。ネット等ではオリジナルを踏襲しているという意見も少なくないですが、流れだけです。

『呪いのビデオ』もわかりやすくなっている反面、意味のない画像も多く、単に不快な気持ちにさせることが目的になっている印象。

一応、そこから『呪い』について探っていきますが、日本版のような困難さはなく、見つけた手がかりからネットで検索なんてお手軽さ。

自分たちも追い詰められているし、息子もビデオを見ているのに、日本版のように真剣に焦っている感じもなく、淡々と進行しています。

多分、その緊張感の無さも手伝って、ほとんど怖くありませんでした。ナオミ・ワッツ演じるレイチェルが、『何か』に襲われても冷静過ぎるせいもあるんでしょうけどね。

怖いというより、

不快という意味で気持ち悪い

映画でした。

※追記※

新作公開の予習的に久々に見直したんですが、別れた夫の恋人役って、ドラマ【NCIS】のアビーを演じてるポーリー・ペレットだったんですね。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(日本版が怖すぎる人にはいいかもしれません。)

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ザ・リング [Blu-ray]

【リング0 バースデイ】

劇団・飛翔に、妖艶な美しさを持つ山村貞子が入団してくる。看板女優の葉月愛子は、貞子のただならぬ気配を察知し、彼女を敵対視するが、その日から何故か毎晩悪夢にうなされていた。そんな中、劇団内にも次々と恐ろしい出来事が起こりはじめる・・・。

allcinema ONLINEより。

ジャパニーズホラーのキャラクターとして認知された『貞子』の生前の物語。

生前の貞子を演じるのは、いまでは人気女優となっている仲間由紀恵。この映画で堤幸彦監督に見初められ、【TRICK】に起用されたんだとか。

ただ、そんな仲間由紀恵演じる貞子の話し方がなんか変。そういう役作りなのかもしれないんですが、作られた感のある話し方。

イメージがある程度ついてしまうと、こういう弊害もあるんですね。普通かもしれないのに、違和感感じるとか。

それにしてもこの作品、本来はホラー映画でショッキングなシーンの多いシリーズなはずですが、そういったシーンはほとんど排除されています。

そのため、ただの悲しい話になっているんですが、怖い作品だと思って観たら、

怖いシーンが無く、悲劇的な展開が続く

というおかしな状況になるような気がします。

本来の完結編である『ループ』が映像化すると出オチになるため、代わりに作られたとはいえ、ちょっと狙ってる層がはっきりしませんね。

上映当時は併映が【死国】だったこともあり、どっちも悲劇的なホラーとなってしまい、余計に被った感が強かったんじゃないかと思います。

もっとも、個人的には田辺誠一演じる遠山博の男っぷりが上がったのと、一番可愛そうなの実は遠山じゃ? という印象が一番強いんですけどね。

貞子は可哀想ではあっても、その後に呪いで大量虐殺することになるので。ただ、この映画を観てから【リング2】を観ると、「なんであなただけ助かるの」のセリフに重みが出てきますね。

よく考えたら自分のせいじゃないのに踏んだり蹴ったりな状況に追い込まれて、酷い目に合わされて、最終的には井戸の中ですからね。

助けられて生き残るとか許せなくもなるのも仕方ないかも。

ん? これがこの映画の狙いか……。

オススメ度(10段階)……★★★
(基本的に補完するストーリーなので、シリーズ観た人用)

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リング0 ~バースデイ~ [Blu-ray]