【ジーサンズ はじめての強盗】

ウィリー(モーガン・フリーマン)、ジョー(マイケル・ケイン)、アルバート(アラン・アーキン)は、平穏な余生を過ごしていた。

ところが長年勤めた会社の合併により年金をカットされてしまい、平均年齢80歳以上の彼らの生活はお先真っ暗の状態に。

追い詰められた彼らは、思いがけない行動に出る。

シネマトゥデイより。

3人のおじいちゃんたちがクライムコメディ。

と思ったら、意外なことに

知的な銀行強盗もの。

住宅ローンの金額が跳ね上がり、このままでは孫を連れた娘ともども家を追い出されることになるウィリー。

銀行に相談に行くと、自分に融資の契約をした男は契約した相手であるウィリーのことを覚えてもおらず、完全に他人ごと。

そこへ銀行強盗がやってきて、誰も傷つけず、警察にも捕まらず、颯爽と去っていきます。

そのことを興奮気味に仲間に話すウィリーに追い打ちが。

働いている会社が合併するため、年金がなくなることになった上、それぞれの事情で金が必要になります。

そこでジョーはウィリーが巻き込まれた銀行強盗をしようということになる流れ。

邦題からイメージするような老人たち特有の言動で、銀行強盗中に計画がどんどん破たんしていって、大ごとになっていく展開かと思ったんですが、そういう感じではありませんでした。

さすがに主演のモーガン・フリーマンをはじめ、マイケル・ケイン、アラン・アーキンといったレジェンドを集めてしまっては無茶もさせられないんでしょうね。

他にもアン・マーグレットやクリストファー・ロイド等も出てますし。

喜劇ではあるけど、弾けたコメディではないので、無難に収まっている印象なので、最近のコメディに慣れていると、物足りないと感じるかもしれません。

ただ、その反面、おじいちゃんたちの計画はアリバイが肝になっていて、どうやってアリバイを作ったのかが秀逸。

素人強盗なんだから、もっとザルな計画と思っていたら、すごい綿密で驚かされます。

いろんなシーンで伏線があるので、映画としても面白い作品でした。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★★
(コメディ好きよりも推理もの好きにおすすめ。)

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【コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~】

授業もバイトもやる気のないヨガが好きな高校生、コリーン・コレット(リリー=ローズ・メロディ・デップ)とコリーン・マッケンジー(ハーリー・クィン・スミス)はバイト先のコンビニでパーティーを開こうとするが、誤って地下に眠っていた謎のミニナチス軍団を呼び覚ましてしまう。

巨大な怪物を解き放ち、世界を手中に収めようとする軍団から地球を守るべく、彼女たちはコンビニで死闘を繰り広げる。

シネマトゥデイより。

この作品にも出演しているジョニー・デップの娘でモデルのリリー=ローズ・メロディ・デップと、監督のケヴィン・スミスの娘で女優のハーレイ・クイン・スミスの主演作。

ちなみにハーレイ・クイン・スミスの名前の由来は、【スーサイド・スクワッド】のハーレイ・クインからだったりします。

そんな本当にかわいらしいふたりが、携帯依存でバンド活動をしようとしている素行不良な女子高生コンビを演じていているんですが、

見事なまでの親バカ映画。

近年稀に見るレベルのつまらなさです。

ちなみにこの作品、【Mr.タスク】のスピンオフで、ふたりのコリーンたちや、ジョニー・デップ演じる探偵ギー・ラポワンテは【Mr.タスク】の登場人物なので、気になる人はそちらもどうぞ。

ストーリーは、女子高生たちが何かの呪いのアイテムを壊したとかでもなく、くだらない理由でナチスを起こしてしまい、そのせいでミニナチに襲われるという展開。

そもそもミニナチの襲い方もウケを狙い過ぎてて、失笑しか浮かびません。

コンビニの商品をうまく使って撃退とかなら面白かったのかもしれませんが、ミニナチが弱過ぎて、怖くもないし。

これって何かを見た感覚に似ているよなと思ったら、【学校の怪談】とか、その辺りに近い気がします。

まあ、モデルのリリー=ローズ・メロディ・デップ目当てで観る層を考えたら、これくらいがちょうどいいのかもしれませんが。

笑えるシーンもなくはないですが、見どころを訪ねられたら、主演コンビのかわいさと、ジョニー・デップの相変わらずのコスプレみたいな姿くらいとしか答えられない作品でした。

クライマックスのバトルも盛り上がらないって、逆にすごいかも。

オススメ度(10段階)……★★
(邦画でもここまで学芸会のような作品はそうそうないと思う。)

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【ベルリン・オブ・ザ・デッド】

ガールフレンドのガビに会うため、久しぶりにベルリンに戻ってきたミヒャエル。

彼が、ガビのアパートを訪ねると、彼女は不在で、代わりに中年の配管工が部屋にいた。

ガビのことを尋ねるミヒャエル。しかし配管工の様子がどこかおかしい・・・。

何を聞いても返事はなく、時折獣のような叫び声をあげている。

仕方なくガビの部屋を後にしようとするミヒャエルだったが、次の瞬間、配管工が暴徒化し、側にいた配管工見習いの青年に襲いかかってきた!

この時ベルリンは、殺人ゾンビウィルスが蔓延していたのだ!

シネマトゥデイより。

タイトルにオブ・ザ・デッドとついてますが、ゾンビではないんじゃないかと思います。

公式的にはゾンビとなっているようですが、ウイルス系のパニックホラー。

ゾンビじゃないと感じるのは、どうやら死んだわけじゃなく、ウイルスに感染して、アドレナリンが出ると、狂暴になるということのため。

まあ、死んでないとは言っても白目剥いて襲いかかってくるし、社会が壊滅しているため、治療されることがないので、脅威としてはゾンビと変わらないんですけどね。

何故か狂暴になったら人を食うし。

ストーリーは

空気を読めない主人公ミシェル

が一方的に別れられた恋人ガービに鍵を返すため、わざわざベルリンへ来るところから始まります。念のため補足しておくと、あらすじではミヒャエルとガビですが、配信されている動画では、ミシェルとガービでした。

円満に別れたならともかく、遠距離で別れた彼女にアポなしで未練タラタラの彼氏が訪れるって割とホラー。

しかし、アパートのガビの部屋に行くと、ガービの姿はなく、謎の男が明らかに不審な様子で暴れてます。

それでも空気の読めないミシェルは、話の通じない相手が暴れているのを横目に部屋に入っていく始末。

その後、謎の男に襲われているところへ若い青年がやってきて、暴れる男を外に締め出すことに成功。

暴れていたのは青年の上司だったらしいんですが、どうして感染してるのかわかりませんでした。

結局、ガービの部屋に立てこもるんですが、アパートには数人の住人がまばらにいるだけで、外では感染者が動きを感じる度にもうダッシュしています。

あまりにも急なことだったため、食料もほとんどなく、絶望的な状況。そもそも鍵を返すはずのガービも見つかりません。

青年の話だと、ミシェルが来る直前に出ていったとのこと。

ミシェルと青年は協力し合いながら、アパートを移動するんですが、展開が割と独特で面白いんですよね。

隣の部屋に移動する際の方法なんて、他の映画では見た覚えがありません。

ジャケットのような緊迫感のあるシーンはないですが、一般人が感染者を倒す手段もなく、逃げ回る展開なのがリアルです。

また、普通はヒロインと逃げ回るのが一般的なのに対し、ほとんど青年と一緒だったりと、他にもベタな展開とはズレてる辺り、独特なので意外と楽しめます。

グロいシーンもほとんどないので、スプラッタ―系ゾンビものが苦手な人でも見れると思います。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(不憫な主人公が逃げ回るパニックもの自体珍しいかも。)

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ベルリン・オブ・ザ・デッド[DVD]

【テラフォーマーズ】

21世紀、地球では猛烈な人口増加が起き、人類は火星への移住を計画する。

まずはコケと古来から地球に生息するある生物を火星へと送り込み、地球化への道を探る。

500年後、移住計画の最終段階としてその生物の駆除のため火星に15人の隊員が派遣されるが、小町小吉(伊藤英明)以外は高額の報酬が目当てで……。

シネマトゥデイより。

【このマンガがすごい!】の男性部門1位に輝いたこともある青年コミックを実写映画化した作品。

公開当時、【超映画批評】で100点中5点を叩き出し、【超映画批評】の著者である前田有一のツイートも話題になりました。

観てない人たちにまでゴミ映画呼ばわりされた作品なんですが、ある条件下のもとならそこまで酷くないかなと思います。

その条件は『原作を読んでいるけど、こだわりはない』、『子供向け特撮が好き』。

この2つに当てはまらないと、楽しめないと思います。

『子供向け特撮が好き』というのは言うまでもなく、最近のMARVEL作品に慣れていると、苦笑いするレベルの映像。

原作通りに映像化するのが難しいのか、豪華なキャストに資金を使い過ぎて、そちらに資金が回らなかったのか、別の理由なのかはわかりません。

ただ、映像化するのが難しいという点については、雨宮慶太作品はすごいことを考えると技術的な問題ではない気がします。

キャラクターデザインがかなりダサく改悪されていて、特に変態は原作からかけ離れていて、何これレベル。。

とはいえ、

子供向け特撮だったらこれくらいがちょうどいいんじゃないか

とも思います。

ですが、致命的なのは『原作を読んでいるけど、こだわりはない』という部分。

原作では乗組員がいろんな国から派遣されていて、それがストーリー展開に影響を与えます。

原作では次のグループが再来するんですが、そこでは完全に代理戦争化するほどなんですけどね。

また、原作では活躍するか、死ぬかする前にキャラクターの掘り下げが描かれるんですが、その辺りもかなり適当な感じ。

小栗旬演じる本田博士のキャラクターがすごく寒くなっているあたりも、三池崇史の悪い部分が出ていました。

三池崇史って原作を改変すると、変なパロディみたいになるので向いてないような気がします。

他にもわけのわからない改変や省略を行っているため、原作を読んでいないと意味がわかりません。

かと言って、原作を読んで面白いと思った場合、映画がかなり酷い出来に感じると思うので、こだわりがあると耐えられないでしょう。

キャストに関しても、伊藤英明と小池栄子のファンくらいしか満足できないかも。

そう考えると、SFアクションファンより、子供向け特撮好き向けの作品ですね。

オススメ度(10段階)……★★★
(ターゲットにする層と、実際の作品のミスマッチが爆死の原因。)

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【キングコング: 髑髏島の巨神】

コンラッド(トム・ヒドルストン)率いる調査遠征隊が、未知の生物を探すべく、神話上の存在とされてきた謎の島に潜入する。

しかし、その島は人間が足を踏み入れるべきではない“髑髏島”だった。

島には骸骨が散乱しており、さらに岩壁には巨大な手の形をした血の跡を目撃する。

そして彼らの前に、神なる存在であるキングコングが出現。

人間は、凶暴なキングコングに立ち向かうすべがなく……。

シネマトゥデイより。

オリジナルの【キングコング】を見たことないなと思って調べてみたら、3度も作られていて、それぞれ設定が違うんですね。

続編や便乗タイトルを合わせたら、もっと多いみたいですし。

本作では、ベトナム戦争からの撤退が宣言された時代、他国に先んじて調査をするため、護衛の部隊を伴い、ある島に向かうことに。

しかし、島に地質調査の名目で爆弾を投下していると、キングコングが出現。次々とヘリを落とし、部隊を壊滅させます。

なんとか生き残ったものの、ヘリはすべて落とされてしまったため、調査隊のメンバーは助けがくるはずの北へ、復讐に燃える護衛部隊のバッカードは部下たちとともに、武器が残っているチャップマンがいる西を目指すことに。

この辺、なんとなく

【JAWS】を連想させる

んですが、軍人であるデッカードはコングへの復讐しか考えておらず、調査隊の責任者ランダは自分の研究欲のため、他人も危険に陥るとわかっていても平気で欺きます。

ランダの何が恐ろしいって、一般的なクズ研究者って自分は危険を犯さず、安全なところで策をめぐらすものですが、自分もろともなので周りに疑われないんですよね。

結局、やっぱりほぼ一般人が解決の道をたどっていくという定番な展開に。

予告編では、【ジュラシックパーク】を彷彿とさせる巨大生物や、危険生物に襲われまくる印象を受けますが、実際はそこまで終始襲われるという印象ではありませんでした。

それなりに襲われるので、期待外れということもないですが。

というのも、途中で出会う島民たちにとってはコングは守り神で、天敵である別の怪物を除けば、戦意がない限り、襲ってこないんですよね。

他の生物も巨大なだけで基本的には普通の生物なので、捕食のためか、なわばりに入ったために襲ってるだけなんでしょうね。

例外がコングの天敵の怪物で、そいつだけは殺すためだけに襲ってくる感じです。

結局のところ、コングと天敵の怪物に、人間が勝手にちょっかいかけて、勝手にやられるだけのストーリー。

天敵の怪物は、【エヴァンゲリオン】に出てきそうなデザインで、スカル・クローラーという名前なんですが、正直、タイトルも【キングコング VS スカル・クローラー】でもよかったんじゃないかと思います。

ちなみに2020年にはゴジラとの対決が予定されています。

オススメ度(10段階)……★★★★★★★
(怪獣に追いかけまわされる作品を期待しなければ、わかりやすいし、面白いと思います。)

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