【ゴースト・ハウス2】

米ノース・ダコタ州のしがない農家、ジョン・ロリンズのとうもろこし畑は、度重なる干ばつやカラスの被害で不作続き。

借金は膨らむ一方で、一家は窮地に立たされていた。ある日、引っ越してきた隣人の薦めで、納屋に眠っていたスケアクロウを畑に立てたジョン。

好方に向かうかに見えた彼の運気だったが、一方で周囲の人間が次々と謎の死を遂げる。

その嫌疑が自分に掛かる中、次第にジョンはスケアクロウの呪いが原因ではないかと信じ始める…。

公式より。

ゾンビドラマの【ウォーキング・デッド】の人気登場人物ダリルを演じているノーマン・リーダス主演、サム・ライミ製作総指揮のホラー。

タイトルは【ゴースト・ハウス2】となっていますが、

屋敷系ホラーではなく、殺人案山子もの

です。

そして、前作【ゴースト・ハウス】のビギニングものという予告になっていますが、なんとなくかすってる程度。

ストーリーが変わっているので気づいていない人たちも多いようですが、本作の主人公は前作の元凶ジョン。

家族もちゃんと、メアリー、リンジー、マイケルになっています。

家族構成とエピソードだけ使ったifストーリーのような展開ですが、【ゴースト・ハウス】を観ていれば、この一家がどうなるかわかります。

そんなわけで一応のビギニングものなんですが、前作より過去の話なので、屋敷に幽霊は出てこず、出てくるのは案山子。

カラスのせいで作物が育たず、仕入れ先の店にもツケを断られたジョン。

納屋で見つけた案山子を立てたら、カラスは大量死、作物が1日で育つという超常的な状況に。

それでもメアリーは喜び、ジョンも不審がりながらも受け入れちゃいます。

これでうまくいくかと思ったら、ジョンに不都合な人たちが死に、その持ち物をジョンが畑で拾っていたことで疑われたり、浮気を疑われたり、アルコール中毒のカウンセリングの予約を忘れて夫婦の危機になったりします。

隣人は隣人で不審な上に、隣人の奥さんはすぐオッパイ出したり、ビッチ化するので隣人づきあいが面倒臭そう。

前作は忍び寄る狂気的な展開でしたが、今回はエロ有の典型的なB級物理的恐怖といった内容なので、ホラー全般が好きでないと、両方は楽しめないかも。

未消化の部分もあり、本作のラストから前作の状況につながることに納得いかない人もいるでしょうし。

同じ案山子モンスターものと考えたら、【案山子男】の方がオススメしやすい。

全般的に、なんかどこかで見たものの劣化版という印象はぬぐえませんでした。

オススメ度(10段階)……★★★★
(B級ホラー好きと、ノーマン好きにはオススメできるかな)

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【ゴースト・ハウス】

大都会シカゴを離れ、ノース・ダコタの人里離れた農場に引っ越してきたソロモン一家。

失業中の父ロイ(ディラン・マクダーモット)はここでのヒマワリ栽培に賭ける一方、家族の心をバラバラにした問題児の長女ジェス(クリステン・スチュワート)の存在に頭を痛めていた。

そんな中、ジェスは家の中で怪現象の数々に遭遇し始める。

シネマトゥデイより。

B級の割にしっかりした作りだと思ったら、製作サム・ライミだし、監督も【The EYE】等で知られるパン兄弟でした。

娘が何かしでかしたため、引越しして心機一転を図ろうとしているらしい一家。

郊外に買った家でひまわり農場を始めるんですが、ひまわりの種を狙っているカラスに襲われます。

そこを通りがかったジョンに助けられ、仕事を探していた彼を住み込みで雇うことに。

一方、その頃、問題児の娘ジェスは一人だけ気味の悪い出来事に襲われるんですが、問題児なので誰にも信じてもらえません。

弟のベンも何か見えてるようですが、ジェスのやらかしのせいで喋れなくなっているので、孤立していきます。

ヤケを起こしたジェスは仲良くなった青年のボビーと幽霊の正体を調べ始めるという展開。

本当に安定したB級ホラーという印象なんですが、どこかで見たようなシーンが多いので、目新しさはありません。

クライマックスはほとんど【シャイニング】だし。

グロいと思うシーンもないですし、怖いのが苦手な人でも見れると思います。

問題は、

タイトルほど屋敷ものではない

ことですね。

オススメ度(10段階)……★★★★★
(定額とか、旧作料金、無料等で観る分には良い作品。)

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ゴースト・ハウス [DVD]

【ネイバーズ】

ミシシッピの山奥の田舎町。ジョンとロージーはメキシコへ移住しようと違法な仕事で金を稼いでいた。

ある日移住のための金が貯まり、最後の仕事日を迎えたジョンは、ロージーを自宅に残し出かけていく。

ロージーはワクワクしながら望遠鏡を覗き込むと、衝撃の場面が目に飛び込む。

血まみれの男が走り、その後ろから猟銃を持った隣人のトロイが現れ銃声が鳴るのであった…。

「Oricon」データベースより。

ジャケットを見ると、檻に閉じ込められた女性と、サイコパスか何かのような集団のやりとりを描いた作品に見えますが、そんなことはありません。

ひと昔どころか、3昔くらい前のB級ホラーとかこんな感じだったと思い返す感じの作品。

ちなみにコメディの【ネイバーズ】とは別物です。

すごい田舎町に住む若者たちが金を貯めて、メキシコに移住しようとしています。

その仕事をこなせば最後というところで、あるトラブルでロージーが隣人に拉致。

ここで監禁、拷問かと思ったら、普通に地下室に監禁されるだけ。

事態を察したジョンが救出に向かうという展開です。

結論から言うと、町の住人たちはなんらかの犯罪に関わっていて、

よその犯罪を見てしまったので襲われた

というだけの話。

快楽殺人集団とか、バカンス先が食人一族の村だったとかいう類でもないので、本当に普通のクライムもの。

ジャンルもB級クライムアクションと言われたら、特に否定することもなく、納得するレベル。

念のため、誤解のないように補足しておくと、アクションが素晴らしいという意味ではありません。

また、坦々とした展開で、特に目を見張るようなシーンもないので、好みによってはつまらないとしか感じないかも。

オーソドックスな作りなので、決してひどい作品ではないんですけどね。

オススメ度(10段階)……★★★★
(【SAW】の脚本家だからって、いつも【SAW】好きな人向けの作品とは限らない。)

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【封印映像27 結婚呪い コープスブライド】

【封印映像】と呼ぶほどの衝撃は減ってきた気がする27作目。

『地下施設』

あるオカルト研究家の方から送られてきた映像。とある研究施設内に映り込んだ奇怪なモノに驚愕する・・・

公式より。

珍しくスタッフの語りから入るパターン。

人体実験等の噂がある施設の地下らしい場所で、撮影者が誰かを探しながらさまよっている様子。

しばらく暗闇の中を歩いていると、異形の者に襲われるというもの。

ちなみに投稿者は撮影者の友人。

スタッフが施設に行ってみると、研究員らしき人物に止められ、その後の交渉も断られたらしい。

数か月後、施設で働いていたという人物から話を聞けることに。

その人物も体に異変が起こっており、腕がすごいことになっているんですが、お笑い芸人のモンスターエンジンのネタ『ゴッドハンド洋一』が頭に浮かび、気持ち悪いとも思えませんでした。

『川釣り』

大学の夏休みで川釣りに行った時に撮影した映像。釣り上げた魚の中から出てきたモノとは・・・

公式より。

釣りに行った先の林で子供が現われ、川の方を指さすんですが、近づくと消えてしまいます。

その後、撮影者が友人たちのもとへ戻ると、調理していた魚から大量の髪の毛が。

食事を済ませ、再び釣りに行くんですが、とんでもないものが引っかかります。

とりあえず雑。

『差出人不明』

差出人不明の映像。2人組が民家に押入るのを記録した映像には衝撃映像の数々が映り込んでいた!

公式より。

撮影しながら空き巣に入る2人組。

物音がしたため、バールを持ってバスルームに様子を見に行くと、電気はついているのに誰もいない。

階段付近で上の階から女性の声がし、見つかってしまい、捕まえます。

しかし、ひとりが物色して戻ってくると、相棒が死んでいて、女がバールで襲いかかってきます。

それを返り討ちにして殺すんですが、何故か死なず、逃げようとしてもドアが開きません。

映像にノイズが走りながら這いずりながら追ってくる姿が。

『リング』と『呪怨』の合わせ技みたいな感じですが、その後、捕まって終了するものの、映像は続きます。

最後に不動産屋の内覧みたいな人たちが映るんですが、詳細不明なのでよくわかりません。

『SNS』

友人の引越し祝いで遊びに行った時に撮影した映像。

家に来る途中にあった廃屋の写真をSNSで共有すると、不可解な現象が起こる!

公式より。

廃屋の写真とありますが、その廃屋で石を崩していて、撮影した映像には顔らしきものが映り込んでいます。

そして、3人のグループにもかかわらず、その共有した映像に何故か3件の既読が。

はじめはアプリの誤作動かと思ったようですが、挙動がおかしくなり、仲間の一人が苦しみ出します。

そして、石を吐いて意識を失って終了。

石以外にも色々と吐いているので、ちょっと汚いです。心霊は平気だけど、汚いのは嫌という人は飛ばして方がいいかも。

リアルな吐しゃ物ではないので、もらうことはないでしょうけど。

『結婚呪い コープスブライド』

友人の結婚祝いの為に集めたお祝いメッセージの中に、お祝いではなく戦慄の呪術が記録されていた!

公式より。

結婚祝いのビデメッセージかと思ったら、だんだん様子がおかしくなり、憎悪と呪いの言葉のオンパレード。

そして、呪いの儀式らしきものを始めます。

その間、ずっと撮影しているんですが、途中で部屋に戻ったタイミングで一瞬黒い影が映り込むというもの。

ずっと映像をとっているため、呪いの儀式で埋めた場所が調べることが出来、除霊されるという間抜けな感じ。

イカレてるので理屈なんてないんでしょうけどね。

最後にもう一度衝撃映像がありますが、埋められていたものにミミズがいっぱいということの方が怖いかもしれません。

映像的な怖さはないですが、

動画の女性の精神状態が怖い

ので、これはこれでありだと思います。

ただ、最近の【封印映像】シリーズって劇場版だったと思うので、オムニバスでまあまあのが1~2本って大丈夫なんですかね。

固定ファンが多いので、割となんとかなるとは思いますが。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(なんとなく、これくらいやればいいだろうという印象)

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【スプリット】

高校生のケイシー(アニャ・テイラー=ジョイ)は、クラスメートのクレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)の誕生パーティーに招待される。

帰りは、彼女とクレアの親友マルシア(ジェシカ・スーラ)をクレアが車で送ってくれるが、途中で見ず知らずの男性(ジェームズ・マカヴォイ)が車に乗り込んでくる。

彼に拉致された三人は、密室で目を覚まし……。

シネマトゥデイより。

ストーリーのオチとかではありませんが、作品のネタバレあります。注意してください。

予告と事前情報を見た限りでは、23の人格を持った誘拐犯のもとから女子高生3人が脱出しようとする話という印象。

誘拐犯の多数ある人格と駆け引きするような頭脳戦で脱出する展開だと思ってました。

結論から書くと、まったく違います。

大きい流れとしては誘拐犯に閉じ込められた空間から逃げだそうとすることに間違いはありません。

ただ、23の人格があるにはあるんですが、女子高生たちの前に現われるのは基本的に3人だけ。

全編通しても、現われるのは

主人格を合わせて8人くらい

だったはず。名前は全員分決まってましたけど。

現われる3人も犯人A、犯人B、犯人と協力している子供という感じなので、ほとんど駆け引きの余地がありません。

加えて、誘拐された側も親友同士ではなく、クレアとマルシアは仲が良いですが、ケイシーは周囲からの評価を気にしたクレアが仕方なく呼ぶくらいの仲。

ある事情からトラブルメイカーとなっているケイシーは、どちらかと言えば関わりたくないタイプ。

脱出に関しても、クレアは積極的、マルシアは従属的、ケイシーにいたっては諦めがちで生きることが最優先っぽい。

そんな状況な上、犯人の目的もよくわからないため、話が進むはずもなく、ケイシーの身の上が観客に提示されていくくらい。

一方で犯人の別の顔である患者としてやりとりするフレッチャーのパートはよく進みます。

フレッチャーはおばさんの精神科医のようですが、鑑識眼がすばらしく、勘が鋭い。そして、ここが大事なんですが、どこか盲目。

見事なまでに観客に情報提示しつつ、ストーリーは完結させません。

むしろ、このおばさんの方が女子高生たちよりも頭脳戦を繰り広げています。

誘拐事件とはまったく別の視点から、犯人の目的を究明していき、ケイシーたちのストーリーと合流していく展開。

ジェームズ・マカヴォイの演技もみどころではあるんですが、さすがに23とアピールされた後では物足りない。

予告編を見て、ギリギリの駆け引きを期待していくと、かなりの肩透かしだし。

ネタバレというのは微妙だと思いますが、ラストに【アンブレイカブル】の主人公ダンが登場して、【アンブレイカブル】の犯人の名をつぶやき、実はこの作品が【アンブレイカブル】の15年後の世界だとわかります。

その上で、次回作では【アンブレイカブル】と、この【スプリット】が融合すると発表されていました。

ちなみに、【アンブレイカブル】には15年前の犯人の姿が映っています。

そういう事情もあって、この作品自体が次回作の犯人を紹介するための映画という評価が下されているようです。

個人的にはいつものシャマラン映画に比べたらわかりやすい反面、ダラダラしたB級ホラーという印象でした。

実在したビリー・ミリガンという24の人格を持った犯罪者のことを調べてから見れば、多少は楽しめるかもしれません。

それにしても、よく解離性同一性障害の団体とかからのクレームで上映中止とかにならなかったなというのが本音です。

いかにもペドフィリアっぽい人物がやっぱりペドフィリアだったときは苦笑いでしたが。

オススメ度(10段階)……★★★★★★
(シャマラン映画の中では駄作だけど、飽きはしなかったので、ネットの評判ほど酷くないと思います。)

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