【富江 BEGINNING】

転校生・川上富江(松本莉)の魔性に引き込まれたかのように、男子生徒は彼女の虜になってしまった。彼らの富江への愛はやがて殺意に変貌(へんぼう)し、彼女の耳を鋭利な刃物で切り落としてしまう。しかし、その耳は生き物のように動き回り……。

シネマトゥデイより。

ファイナルと来たら、ビギニングを作る流れがいまや定番ですが、この作品も【富江 最終章~禁断の果実~】で終わりかと思ったら、やっぱり作られました。

もっとも、基本的には話がつながっているわけではないので、作っても作らなくても問題ないんですけどね。

現在観た作品では、この作品が1作目の冒頭につながり、1作目の男の正体がわかるくらいな気がします。というか、役者一緒で顔出ししてるので、即バレです。単に同じ及川中監督作品だから、つなげただけかもしれません。

あとは『富江』という存在の設定だけがシリーズを通しての共通点。

美少女で、本人が何もしなくても男たち、場合によっては女性も『富江』に心を奪われてしまい、独占したくなった結果、殺してしまう。

しかし、殺しても死なないというか、増殖して復活するので、誰も独占は出来てないという存在。

そんな『富江』が何度も殺されることをどう思っているのか、本音と思われることを告白しているのがちょっと面白い。

また、男を馬鹿にして嫌っている割に利用しまくったり、親友扱いの松原礼子に優しいあたり、なんかレズっぽい雰囲気をかもし出しているのがちょっと謎。

正直、

こんなキャラクターだったっけ

と困惑します。

ストーリーも廃校となった学校にやってきた礼子と山本が『富江』について語りながら、回想が進むという流れなので根源的なショックシーンはなし。

せいぜいが虫入りコーヒーと、『クッキー』が気持ち悪いなって思うくらいです。

一応、『富江』が担任と生徒たちに解体されるシーンがあり、担任と生徒たちが明るく喋っていて、明らかにおかしいのも本来は狂気が怖いシーンなんでしょうけどね。

原作はこんなにチープだったかなあと思ってしまう感じ。

しかし、そこまでの三度笠を被った生徒たちによる襲撃とかがあるため、失笑しか浮かびません。

基本的に襲撃シーンはおかしなことが多く、ドスみたいなのを持って刺しにいったはずなのに振り被って斬りかかろうとしたり、ある人物が座頭市ばりの剣技を見せるんですが、どうやって斬ったのか謎だったり、ここでも失笑。

いまだに抜いた刀で斬った後、何故逆手に持っているのかが理解出来ません。抜いた刀は逆手にならないし、逆手で抜いたら峰撃ちになるような気がします。

BGMも場面にあっている気がせず、【ひきこさんvs口裂け女】をはるかに凌駕する意味不明BGMだったし、なんかいいところがありません。

他にも低予算らしさが垣間見えるシーンが2つあって、一つは『富江』が突き落とされて、生徒たちに解剖されるシーン。

突き落としたのが夕方で、会話をしながら死んでいき、解剖するという流れになると、何故か夜になってます。何時間経ってんだよという話です。

もう一つが言われなければ気づかないんですが、ラスト付近である人物が『富江』の一部を抱えて歩いているシーンでは、右上にガンマイクが映り込んでます。

多分、現場で気づかず、撮り直しがきかなかったんでしょうね。

オススメ度(10段階)……★★★★
(【ひぐらしのなく頃に】といい、及川中は原作ありの作品で、色々と挑戦し過ぎな感があります)

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